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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
甘くなかった天狗岳
2011年12月10日(土) [日帰り]
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- GPS
- --:--
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 808m
- 下り
- 793m
コースタイム
10:12渋御殿湯駐車場-11:02パノラマコースとの最初の分岐-11:22パノラマコースとの2回目の分岐-12:03黒百合ヒュッテ12:14-12:19中山峠-13:20東天狗岳13:33-14:02天狗の奥庭上-14:40黒百合ヒュッテ14:51-16:20渋御殿湯駐車場
天候 | 快晴後、雪交じりの強風(でも八ッでは序の口のレベルと思います) |
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過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日の降雪により、渋ノ湯手前5勸未ら道路に積雪あり、渋ノ湯の最後の1勸未蓮後輪駆動+スタッドレスの私の車ではちょっと心許なかった。 駐車料は1日千円、渋御殿湯にて支払い。到着時気温-5℃、トイレは駐車場となりにあり、水洗、暖房が入っていた。 復路:16:20駐車場、気温-4.5℃-諏訪南IC経由で帰宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●渋御殿湯駐車場-黒百合ヒュッテ 登山ポストは渋御殿湯駐車場から5分位の川を渡る手前にある。 積雪は5〜10センチ位、黒百合ヒュッテまではアイゼン無しでも全く大丈夫。皆も着けていない。駐車場から黒百合ヒュッテまでは快晴で風もなく、私はシャツ1枚で丁度よかった。 ●黒百合ヒュッテ〜中山峠〜東天狗岳 黒百合ヒュッテでアイゼン装着。お昼を過ぎると風と雪雲が発生し、中山峠を過ぎたあたりから稜線では風が強まる。次第に風が強まり、視界が悪くなる。強風と低温(たぶんマイナス10度以下)で顔が痛い。私はフリース帽子+大きめのネックウオーマーを目出帽のようにして回避。 滑落するような危ないところがなかったのでピッケルは結局使わず、ストックのみを使用。 ●東天狗岳〜天狗の奥庭上〜黒百合ヒュッテ 強風と雪でトレースが分からなくなり、わずかに残るトレースを追っていったら、中山峠の方でなく、天狗の奥庭の方に行ってしまった。どちらからも黒百合ヒュッテに行けたから良かったものの、注意が必要。天狗岳付近は雪&岩で登山道に特徴がなく、トレースがなくなると本当に道が分からなくなる。特に天狗の奥庭あたりは気をつけた方が良い。 この間もピッケルを使うような所はない。 ●黒百合ヒュッテ〜渋御殿湯駐車場 樹林帯で風なくトレースもはっきりしていて全く心配ない。途中でアイゼンを外した。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
所々でトレースがなくなり、やっと探し当てた痕跡をたどってくるとなんと天狗の奥庭に来てしまいました。まあ、ここからでも黒百合ヒュッテに戻れるので良しとします。でもこの後もトレースが消えているところが何カ所もあり、マジで焦りました。
感想
1週間位前から、この土曜日には天狗岳に雪山の練習に行こうと思っていましたが、
金曜日に降った雨は標高が500m位から上は雪となり、甲府でも初雪が観測されたので、まず明日は、渋ノ湯にたどり着けないし、たどり着けたとしても、天気予報では今期一番の寒さで、八ヶ岳の標高2500m付近はマイナス13.5℃との予報だったので、金曜の夜時点では、土曜日の天狗岳は止めとこうと思いました。
ところが翌朝は、快晴、微風。我が家から見える八ヶ岳は、最近にないほどの美しさ。
とにかく行けるところまで行ってみよう。来週の下見でいい・・・と、我が家を8時30分出発。冬山をなめるな!とまずは怒られそうな遅い時間のスタート。
で、渋ノ湯のスタートが10時12分、13時30分を限度として行けるところまで行こうと・・・
結局、東天狗岳の頂上に立つことができましたが、午後あたりから、強風&雪(たぶん風、雪とも、八ヶ岳では序の口程度と思われます)でトレースが消え、来た道を間違えて違うコースに行ってしまうという、一歩間違えれば”遭難”といったケースでした。
強い風は数分でトレースを消してしまうとは思いもよりませんでした。これがもっと悪天候だったらと思うと・・本当に気をつけたいと思います。
今回は恥ずかしながら、良い勉強になりました。
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はじめまして!東天狗山頂でお会いした、オレンジパンツの方です(^_^)寒い中、写真を撮っていただいてありがとうございました。
私たちも中山峠でなく巻き道を選び、途中でルートロスを繰り返した結果、黒百合平にようやく到着したのが15時半近く。。。ヒュッテから私たちが見えていたのですね。ご心配おかけしました!小走りでなんとか日没前に唐沢鉱泉まで下山できました。
改めて振り返って、遭難と紙一重、冬山の怖さを思い知った山行でした。
bekopapaさんも無事に下山されていて安心しました。
私は中山峠に行くつもりが、天狗の奥庭に迷い込んでしまったのです(大汗)
天狗の奥庭上から撮った、東天狗の写真をよく見ると、中程の斜面にケシ粒のようなお二人が写っていますよ。
higさん達を私のトレースで天狗の奥庭に迷い込ませたのではないかと心配してました。
天狗の奥庭は同じような岩がごろごろしていて、登山道は判らないは、風で直ぐにトレースが消えてしまうわで、本当にやばかったですね。
higさん達も、無事に下山されていて安心しました。
今度は、晴天の天狗岳でお会いしたいですね。
東天狗山頂でお会いした、オレンジパンツでは無い方です。
雪山の初心者なんですが、、、いやー山は怖いですね
あれ以上天候が悪いと相当危険でした。
いろんな勉強になった登山でした。
何はともあれ無事で何よりでした
bekopapaさん、どこかの山で又お会いできたらと思います。
あのポーズはわすれませんよ!
冬山の入門コースとしての天狗岳も侮れないですね。
かって春山で一番乗りを2回(金峰山と甲斐駒)経験しましたが、その時はトレースがなくてもルートはおおよそ把握できたのですが、天狗岳のあの周辺は本当に分かりづらいですよね。
強風と雪でアットという間にトレースがなくなる冬山はやはりそれなりの覚悟が必要ですね。
お互い無事でなによりでした。
いつもあのポーズで決めていますので、見かけたらまた声をかけて下さい。
雪山講習ではなく私達です。全くの初心者二名、またロープに慣れる為ハーネスを付けました。
速いですね!我々は東天狗まで3時間かかりました。
しかし、残念でしたね!朝は素晴らしい天気で八ヶ岳連峰がすべて見渡せたのに。
翌朝もガスの中で高見石でやっと展望が開けました。下山すると八ッから南、冨士まで見えて、我々が山中にいる間だけ雲がかかていたようです。
同じ日に八ヶ岳行ってたんですね!
びっくりです
この日、朝は超いい天気だったんですが、昼ごろから崩れましたね。
でも天狗の方がさらに天気悪そうです
強風でトレースはすぐなくなっちゃいますよね。
でも厳冬期に備えて準備は整った感じでしょうか。
またレコ楽しみにしてま〜す。
kaitoさん、はじめまして コメントありがとうございます。
私は、先生役のような人(たぶんがkaitoさん?)が中心となって教えていたので、雪山講習をしていると思ってました
あの日は、黒百合平までは非常に良い天気だったので、残念でした。
だいたい出発時間が10時なんて遅すぎで非常識でした(反省)。
翌日、諏訪方面に用事があって、あちら方面から見た、蓼科山から赤岳までは息をのむほどの美しさでした。是非、次にはそういう日に行ってみたいです。
今度合いましたなら、ご指導のほどよろしくお願い致します。
10日の午前中は最高の天気でしたね。本当に羨ましい。
レンタカーでAM3時現地着とは、殆ど睡眠がとれなかったと思います。その上、先行者がない中、硫黄岳〜横岳〜地蔵の頭〜行者小屋とは、凄い活動量で
tamaoさんの気力、体力とも賞賛に値するもと思いますが、帰りの運転にはくれぐれもお気を付けください。
また、雪が降った翌日にノーマルタイヤのレンタカーであんな山道を行くってのも、無茶というか
昨日は鳳凰三山と白根三山は雲一つない快晴だったものの、八ヶ岳は一日中雪雲に覆われていました。今日は南アルプスにも雪雲がかかっています。
これからの八ヶ岳は天気の読みが難しいですね。
p.s.
正しい雪山の知識と技量を身につけるために、新年早々、赤岳登頂と初級雪山講習という登山教室に行って参ります。噂によると女性指導者の方が厳しいらしいので、怒られないかと今からびびってます(笑)
この講習の様子はヤマレコにレポートしたいと思います。
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