【八王子城の歴史探訪】夏バテ山行
- GPS
- 04:43
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 470m
- 下り
- 494m
コースタイム
- 山行
- 3:29
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 4:44
※2 非常に暑く,無風に近いため,熱中症の前兆をきたし(ふらつき,異常な息切れ,吐き気),歩行困難となったため,かなり休憩を入れている。よって,通常コースタイムより,極めて遅い。この時期では,これくらいのペースが妥当ともいえる。
※3 八王子城山7合目付近の高丸分岐から,通常登山道を外れて,バリエーションコースである八王子神社周回ルート(八王子神社を経由せず北側を巻くルート)を歩いている。
※4 予定では,富士見台から太鼓曲輪尾根ルート(堀切巡り)を下山路としていたが,同伴者も体調不良のため,摺差バス停方面にエスケープした。
天候 | 晴れ(猛暑) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り:摺差(するさし)バス停 → 【バス】 → JR高尾駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1 高丸(「危険」標識以降)からの八王子神社周回ルート(巻き道・バリエーションルート)は,序盤道間違いし易い,概ねガレたトラバース路につき歩行注意。 2 熊笹山は,巻き道あり。 3 そのほか,特記事項なし。 |
その他周辺情報 | JR高尾駅南口(京王線側)に「多摩の里」というそば屋兼居酒屋がある。午前中から営業。 |
写真
装備
MYアイテム |
ハッシー
重量:-kg
|
---|---|
個人装備 |
Tシャツ
半ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料(多め)
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
熊鈴
着替え
|
備考 | 夏バテ注意! |
感想
今回は,八王子城の歴史を感ずる山行として,八王子城跡の観光及び八王子城跡から富士見台,そして,熊笹山経由で,太鼓曲輪尾根ルートを周遊しようとした。しかし,太鼓曲輪尾根ルートは,同伴者の体調不良により見送った。
今回のルートについては,この猛暑において,中々無理があったように思われた。この点については,後述する。
まず,八王子城跡は,落ち着いた散策路としてきれいに整備されており,管理棟には,ボランティアガイドの方々がいる。無料で,この付近のガイドをやってくれるのである。今回は,タイミングが合わなかったため,ガイドをしてもらうことを見送った。
最初に,大手門に向かい,古道を歩く。その後,御主殿に向かった。所々に案内標識があり,これが示すとおり,石垣などの遺跡が見られた。後年,改めて整備したもののようにも見受けられる。
それはさておき,メインの御主殿は,広々とした草原と所々に何かの跡地が点在している。ここに,別の組織のボランティアガイドの方がおられ,声をかけられたので,しばらく雑談をした。掲出写真が示すとおり,サウナの跡地や水洗トイレの跡地があり,まるで,古代ローマの街を彷彿とさせた。戦国時代も,随分近代的な文明を取り入れているのか。歴史に思いを馳せる。
その後,御主殿の滝に向かった。御主殿の滝は,戦国時代,女子供が身投げ(自殺)をした場所として知られ,心霊スポットとして特に有名である。私が2年前にここから夜間登山をした時にも,肝試しグループがいた。しかし,私は,そのような逸話は全く信用せず,単に歴史的な場所として畏敬の念を抱きつつ接している。その範囲においては,こうしたスポットは,実に自然豊かで,清々しく,滝だけに涼しく,何らの違和感もない。一応,慰霊碑とそこに沿える花束があったので,手を合わせてきた。
御主殿の滝から登山口までの間において,沢を見ると,美しく木漏れ日が差していた。そして,驚くことに,その付近のある樹木から,湯気(蒸気)が出ていたのである。真冬なら驚きつつも何となく分かるが,この真夏に樹木から蒸気が出ていたので,特に驚いた。同伴者がすかさず動画撮影をしてくれたので,その動画を掲出したい。自然の神秘を八王子で見ることができ,感動した。
さて,いよいよ山行となる。八王子城跡入口からの門をくぐって,まずは富士見台を目指す。序盤は,足取りは軽かったが,熱波にやられ,体がほてりだし,かつ,強い倦怠感に見舞われた。すぐに休憩である。この夏は,一筋縄にはいかない。
同伴者は良いペースで進むが,私は,少し登っては座り込み,また少し登っては座り込みで,かなり足手まといとなってしまった。ふらつき,めまい及び軽い吐き気すら感ずるようになり,これはいよいよ熱中症かと思い,大休止を選択した。凍らせたペットボトルを首などにあて,扇子をばたつかせる。5分位で持ち直した。熱中症対策には,やはり,休憩が極めて重要である。
このような状況であったので,同伴者から,ギブアップを進言されたが,休み休みなら予定コースを歩くことができると考えた。しかし,目の前に,「高丸 危険」の標識がある。「そうだ,せめて,このバリエーションルートを歩こう。」そう思い立ち,八王子神社には行かずに,周回ルートを歩き始めた。
このルートで要注意なのは,(ふもと側・八王子城跡側から見て)入口付近の赤テープである。テープに従うと,下降し過ぎる。入口から,左手を注意し,すぐにある踏み跡を左に進むのが正解である。我々は,(私にとっては過去にも)テープまで行き左折したため,一部藪漕ぎ状態となった。その後,直登して踏み跡に復帰。それでも,トラバース路ゆえの崩落,踏み跡消失により,ルート選択があいまいとなり,また復帰。どうにかして,富士見台付近の一般道に到達した。ルートを逸脱しなければ,それほど困難な道ではない。
この一般道に到達した場所は,南北風のとおりが良く,心地よい風が吹いていた。しばらく休憩。ここで,八王子神社方面に戻るか,富士見台に行くかを考えたが,どの道,登り坂をこなさなければならないので,富士見台に行くこととした。体調は,かなり回復した。
その後,富士見台に到着。相変わらず,人はいない。この暑さで,茶屋もないルートは歩かないのだろうか。富士見台からは,太鼓曲輪尾根を断念し,摺差バス停方面にエスケープすることとした。
熊笹山ピークの手前には,明瞭な巻き道がある。今回は,巻き道を利用した。その後,やや急傾斜で滑り易いが一般道をひたすら下降していく。以前,御主殿の滝方面の林道に出るルートが「危険 立入禁止」と標識があったが,現在はなくなっていた。このルートに気付く人もまた少ないだろう。そう思いながら,太鼓曲輪尾根分岐を過ぎ,バス停方面に下降する。あっという間に中央道の手前に着いた。それにしても暑い。コンクリートの道に出ると,思考が停止するような暑さである。
途中,全身着替えをして,摺差バス停に到着。バス待ち時間が約15分あったので,目の前の豆腐屋で飲み物を購入した。ここは,地元で有名な豆腐屋である。「おからドーナツ」などがお土産で親しまれているようである。
反省会は,JR高尾駅前(京王線側)の居酒屋で行った。
暑さでバテバテ山行であったが,一応充実した山行となった。
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