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記録ID: 1555276
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ハイキング
奥多摩・高尾

【八王子城の歴史探訪】夏バテ山行

2018年08月14日(火) [日帰り]
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ハッシー その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:43
距離
7.2km
登り
470m
下り
494m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:29
休憩
1:15
合計
4:44
距離 7.2km 登り 470m 下り 497m
8:43
15
スタート地点
8:58
9:21
63
10:24
10:38
15
10:53
10:55
26
11:21
11:33
24
11:57
12:20
10
12:30
12:31
56
13:27
ゴール地点
 ※1 前半は,八王子城跡の各跡地を巡る観光をした(約1時間)。その後,山行開始。
 ※2 非常に暑く,無風に近いため,熱中症の前兆をきたし(ふらつき,異常な息切れ,吐き気),歩行困難となったため,かなり休憩を入れている。よって,通常コースタイムより,極めて遅い。この時期では,これくらいのペースが妥当ともいえる。
 ※3 八王子城山7合目付近の高丸分岐から,通常登山道を外れて,バリエーションコースである八王子神社周回ルート(八王子神社を経由せず北側を巻くルート)を歩いている。
 ※4 予定では,富士見台から太鼓曲輪尾根ルート(堀切巡り)を下山路としていたが,同伴者も体調不良のため,摺差バス停方面にエスケープした。
天候 晴れ(猛暑)
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
行き:JR高尾駅 → 【タクシー1200円くらい】 → 八王子城跡前
帰り:摺差(するさし)バス停 → 【バス】 → JR高尾駅
コース状況/
危険箇所等
 1 高丸(「危険」標識以降)からの八王子神社周回ルート(巻き道・バリエーションルート)は,序盤道間違いし易い,概ねガレたトラバース路につき歩行注意。
 2 熊笹山は,巻き道あり。
 3 そのほか,特記事項なし。
その他周辺情報  JR高尾駅南口(京王線側)に「多摩の里」というそば屋兼居酒屋がある。午前中から営業。
起点となるJR高尾駅
小仏バス停や陣馬高原下バス停行きは,相変わらず,乗客がかなりいた。
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起点となるJR高尾駅
小仏バス停や陣馬高原下バス停行きは,相変わらず,乗客がかなりいた。
八王子城跡入口
しばらく,散策。
1
しばらく,散策。
古道の跡地のよう。
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古道の跡地のよう。
御主殿跡地に向かう。
3
御主殿跡地に向かう。
御主殿跡地の入口
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御主殿跡地の入口
御主殿跡地
暑い!
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御主殿跡地
暑い!
地元ボランティアの方が説明してくれた。
ここは,「サウナ」の跡地のよう。
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地元ボランティアの方が説明してくれた。
ここは,「サウナ」の跡地のよう。
ここは,水洗トイレの跡地のよう。
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ここは,水洗トイレの跡地のよう。
下が本物の景徳鎮。上がレプリカ。
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下が本物の景徳鎮。上がレプリカ。
御主殿の滝前にある慰霊碑と花。
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御主殿の滝前にある慰霊碑と花。
御主殿の滝
心霊スポットで有名だが,そのような雰囲気はなく,涼しい爽やかな場所。
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御主殿の滝
心霊スポットで有名だが,そのような雰囲気はなく,涼しい爽やかな場所。
御主殿の滝
心霊スポットで有名だが,そのような雰囲気はなく,涼しい爽やかな場所。
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御主殿の滝
心霊スポットで有名だが,そのような雰囲気はなく,涼しい爽やかな場所。
木の幹から蒸気が出ている!
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木の幹から蒸気が出ている!
美しい木漏れ日
マンホールも一工夫ある。
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マンホールも一工夫ある。
さて,これから山行。
3
さて,これから山行。
激暑に四苦八苦しながら高丸分岐に到着。もうヘトヘト・・・。
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激暑に四苦八苦しながら高丸分岐に到着。もうヘトヘト・・・。
倒木に人工的な切れ込みがあり,そこに足をかけると,難なく通過できるようになっている。よく考えたものだ。
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倒木に人工的な切れ込みがあり,そこに足をかけると,難なく通過できるようになっている。よく考えたものだ。
写真では分かり難いが,細いトラバース路であり,片側は谷に一直線。
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写真では分かり難いが,細いトラバース路であり,片側は谷に一直線。
この上が八王子神社。
この上が八王子神社。
一般道との合流地点。「立入禁止」標識がある。一般登山者が入り込まないようにする措置であり,法的に立ち入ってはいけないわけではない。自己責任で。
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一般道との合流地点。「立入禁止」標識がある。一般登山者が入り込まないようにする措置であり,法的に立ち入ってはいけないわけではない。自己責任で。
このような巨大キノコがたくさんはえていた。
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このような巨大キノコがたくさんはえていた。
夏バテ真っ盛りで,詰の城。
夏バテ真っ盛りで,詰の城。
夏バテ真っ盛りで,詰の城。
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夏バテ真っ盛りで,詰の城。
ケルンがある。
ぜーぜーはーはーで,やっとの富士見台。
富士見台がこんなに遠く感じたのは,今回が初めて。
夏バテは恐ろしい。
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ぜーぜーはーはーで,やっとの富士見台。
富士見台がこんなに遠く感じたのは,今回が初めて。
夏バテは恐ろしい。
富士見台からの小仏城山。富士山は見えなかった。
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富士見台からの小仏城山。富士山は見えなかった。
この「悪路」は,個人的には好きなルート。アスレチックな要素があり,楽しめる。そんなに悪路ではない。
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この「悪路」は,個人的には好きなルート。アスレチックな要素があり,楽しめる。そんなに悪路ではない。
木の根が印象的な熊笹山ピークへの登り。
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木の根が印象的な熊笹山ピークへの登り。
選択肢が多過ぎると,逆に迷う。
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選択肢が多過ぎると,逆に迷う。
下山地の摺差バス停前にある豆腐屋で購入した豆腐及び「おから茶」。バスを待つ。
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下山地の摺差バス停前にある豆腐屋で購入した豆腐及び「おから茶」。バスを待つ。

装備

MYアイテム
ハッシー
重量:-kg
個人装備
Tシャツ 半ズボン 靴下 雨具 ザック 昼ご飯 非常食 飲料(多め) 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル カメラ 熊鈴 着替え
備考 夏バテ注意!

感想



 



 今回は,八王子城の歴史を感ずる山行として,八王子城跡の観光及び八王子城跡から富士見台,そして,熊笹山経由で,太鼓曲輪尾根ルートを周遊しようとした。しかし,太鼓曲輪尾根ルートは,同伴者の体調不良により見送った。

 今回のルートについては,この猛暑において,中々無理があったように思われた。この点については,後述する。

 まず,八王子城跡は,落ち着いた散策路としてきれいに整備されており,管理棟には,ボランティアガイドの方々がいる。無料で,この付近のガイドをやってくれるのである。今回は,タイミングが合わなかったため,ガイドをしてもらうことを見送った。

 最初に,大手門に向かい,古道を歩く。その後,御主殿に向かった。所々に案内標識があり,これが示すとおり,石垣などの遺跡が見られた。後年,改めて整備したもののようにも見受けられる。

 それはさておき,メインの御主殿は,広々とした草原と所々に何かの跡地が点在している。ここに,別の組織のボランティアガイドの方がおられ,声をかけられたので,しばらく雑談をした。掲出写真が示すとおり,サウナの跡地や水洗トイレの跡地があり,まるで,古代ローマの街を彷彿とさせた。戦国時代も,随分近代的な文明を取り入れているのか。歴史に思いを馳せる。

 その後,御主殿の滝に向かった。御主殿の滝は,戦国時代,女子供が身投げ(自殺)をした場所として知られ,心霊スポットとして特に有名である。私が2年前にここから夜間登山をした時にも,肝試しグループがいた。しかし,私は,そのような逸話は全く信用せず,単に歴史的な場所として畏敬の念を抱きつつ接している。その範囲においては,こうしたスポットは,実に自然豊かで,清々しく,滝だけに涼しく,何らの違和感もない。一応,慰霊碑とそこに沿える花束があったので,手を合わせてきた。

 御主殿の滝から登山口までの間において,沢を見ると,美しく木漏れ日が差していた。そして,驚くことに,その付近のある樹木から,湯気(蒸気)が出ていたのである。真冬なら驚きつつも何となく分かるが,この真夏に樹木から蒸気が出ていたので,特に驚いた。同伴者がすかさず動画撮影をしてくれたので,その動画を掲出したい。自然の神秘を八王子で見ることができ,感動した。

 さて,いよいよ山行となる。八王子城跡入口からの門をくぐって,まずは富士見台を目指す。序盤は,足取りは軽かったが,熱波にやられ,体がほてりだし,かつ,強い倦怠感に見舞われた。すぐに休憩である。この夏は,一筋縄にはいかない。

 同伴者は良いペースで進むが,私は,少し登っては座り込み,また少し登っては座り込みで,かなり足手まといとなってしまった。ふらつき,めまい及び軽い吐き気すら感ずるようになり,これはいよいよ熱中症かと思い,大休止を選択した。凍らせたペットボトルを首などにあて,扇子をばたつかせる。5分位で持ち直した。熱中症対策には,やはり,休憩が極めて重要である。

 このような状況であったので,同伴者から,ギブアップを進言されたが,休み休みなら予定コースを歩くことができると考えた。しかし,目の前に,「高丸 危険」の標識がある。「そうだ,せめて,このバリエーションルートを歩こう。」そう思い立ち,八王子神社には行かずに,周回ルートを歩き始めた。

 このルートで要注意なのは,(ふもと側・八王子城跡側から見て)入口付近の赤テープである。テープに従うと,下降し過ぎる。入口から,左手を注意し,すぐにある踏み跡を左に進むのが正解である。我々は,(私にとっては過去にも)テープまで行き左折したため,一部藪漕ぎ状態となった。その後,直登して踏み跡に復帰。それでも,トラバース路ゆえの崩落,踏み跡消失により,ルート選択があいまいとなり,また復帰。どうにかして,富士見台付近の一般道に到達した。ルートを逸脱しなければ,それほど困難な道ではない。

 この一般道に到達した場所は,南北風のとおりが良く,心地よい風が吹いていた。しばらく休憩。ここで,八王子神社方面に戻るか,富士見台に行くかを考えたが,どの道,登り坂をこなさなければならないので,富士見台に行くこととした。体調は,かなり回復した。

 その後,富士見台に到着。相変わらず,人はいない。この暑さで,茶屋もないルートは歩かないのだろうか。富士見台からは,太鼓曲輪尾根を断念し,摺差バス停方面にエスケープすることとした。

 熊笹山ピークの手前には,明瞭な巻き道がある。今回は,巻き道を利用した。その後,やや急傾斜で滑り易いが一般道をひたすら下降していく。以前,御主殿の滝方面の林道に出るルートが「危険 立入禁止」と標識があったが,現在はなくなっていた。このルートに気付く人もまた少ないだろう。そう思いながら,太鼓曲輪尾根分岐を過ぎ,バス停方面に下降する。あっという間に中央道の手前に着いた。それにしても暑い。コンクリートの道に出ると,思考が停止するような暑さである。

 途中,全身着替えをして,摺差バス停に到着。バス待ち時間が約15分あったので,目の前の豆腐屋で飲み物を購入した。ここは,地元で有名な豆腐屋である。「おからドーナツ」などがお土産で親しまれているようである。

 反省会は,JR高尾駅前(京王線側)の居酒屋で行った。

 暑さでバテバテ山行であったが,一応充実した山行となった。

※この山行記録は以下の投稿キャンペーンに参加しています。
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