燕岳 雨、星空、御来光

2018年08月13日(月) ~ 2018年08月14日(火)

• GPS: 32:00
• 距離: 8.8km
• 登り: 1,375m
• 下り: 1,359m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:10
• 休憩: 1:40
• 合計: 4:50

7:10 中房温泉登山口
7:50 8:00 第１ベンチ
8:20 8:30 第２ベンチ
9:00 9:10 第３ベンチ
9:40 9:50 富士見ベンチ
10:10 11:00 合戦小屋
11:10 11:20 合戦山(合戦沢ノ頭)
12:00 燕山荘

2日目

• 山行: 3:20
• 休憩: 1:40
• 合計: 5:00

6:20 燕山荘
7:00 7:10 燕岳
7:10 7:40 燕山荘
8:10 8:20 合戦山(合戦沢ノ頭)
8:30 8:50 合戦小屋
9:10 9:20 富士見ベンチ
9:40 9:50 第３ベンチ
10:10 10:20 第２ベンチ
10:50 第１ベンチ
11:20 中房温泉登山口

コースとタイムはおおよそ。休憩をとりつつゆっくりと。
人気の山で人がたくさん。すれ違い待ちもかなりあります。
焦らずゆっくりと安全に。

天候

1日目は曇のち雨
2日目は晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

駐車場は6時前で第三まで満車。整理員の方に誘導されて宮城駐車場に駐車。タクシー\5000-を呼んで中房温泉の登山口へ。帰りはバス\1200-で山のたこ平まで。人が多く臨時便で。駐車場については燕山荘さんのHPに載っています。

コース状況／危険箇所等

燕岳まで危険箇所は特になし。人が多くすれ違い時は足場に注意。

その他周辺情報

登山口には湯原の湯があり、下山者の入浴と食事で賑わっています。
中房温泉から穂高駅周辺まで、日帰り入浴可能な温泉はたくさん。
今回は登山口でバスを待ちつつうどんを食べ、宮城駐車場そばの山のたこ平で入浴しました。たこ平さんは\500-と安く、時間が良かったのか空いていてよかったです。

写真

中房温泉登山口。朝6時時点で駐車場は第三までいっぱい。宮城駐車場からタクシーできました。

7時ころ登山口を出発。遅めなのかそれほど混んではいない。

第一ベンチ。ここまでの上りはじめも結構な急坂。

合戦小屋までは似たような植生の登り。

第二ベンチ。

常念方面。雲がかかっている。

第三ベンチ。

燕岳の砂利が固まってできたような岩。ざりざりしている。

これ好き。

合戦小屋に到着。

売店。ここの名物は言わずとしれた西瓜。うどんもおいしそう。

身の詰まった松本ハイランド西瓜。ここで食べる西瓜はほんとに効く。甘くておいしい！

小屋から少し登って合戦沢の頭。雨が少し当たったり止んだりで何も見えない。

常念岳方面。

この後、一気に雨が降り出す。カメラをしまって上下レインウェアを着る。

燕山荘直下のお花畑。いっとき強い雨にうたれるも、燕山荘が（晴れなら）見えるあたりで止んでくれた。

ちょうど正午ころ燕山荘に到着。受付の人でかなり混雑。

山荘前の雨男くん。

燕山荘で受付を済ませ、お昼を頂く。天ぷらうどん。塩分が体にしみておいしい……。汁まで完食。

アルコールを嗜まない分の贅沢。至福の山荘ケーキセット。

一服後、裏手の出入り口から出て燕山荘のまわりをのんびり一周する。

ガスの中のテン場。

ガスが流れて時折女王の姿が。こういうのもいいですよね。

槍方面も雲の中。

燕山荘周辺にはコマクサがたくさん。ロープ外には踏み入らないでください。

入り口と反対側には順天堂大学の診療所、冬期小屋、軽油タンクなど。

本日のおいしい夕食。ごはん味噌汁はおかわり可。家にいるときより健康的かも。

本日の寝床。3畳のスペースに6人で寝ます。9時消灯ですが8時ころに就寝。

0時頃に目が覚めたので外へ。山を覆っていたガスが流れて満点の星空に。

三脚もない素人なので写真は非常に厳しいですが雰囲気だけでも。月のない晴れた夜、今までで一番の星空でした。流れ星も。

翌朝5時前。山頂よりもここから写真を撮りたいと思い山荘前でご来光を待つ。

昨日の雨が嘘のよう。最高の雲海です。

テン場や燕岳山頂にもご来光待ちの人々。槍ヶ岳山頂にもヘッデンの光が見えました。

ご来光。空のグラデーションと朝日に染まる雲が美しい。

燕岳。

大天井〜槍〜穂高方面。

常念山脈。

山荘裏側。

ビューポイント。

富士山。あちらはとんでもない混み具合だそうですね。

ご来光を満喫できました。ほんとに晴れてよかった。

朝ごはん。ごはん味噌汁おかわり可。ゼリーつき。ご飯がすすむ。

食事の券。味のある絵が素敵。

山頂へ出発前に山荘前で記念撮影。撮影ありがとうございました。

山の自然の撮影所。そういえば連休で家族連れが多かったです。

チーズ。燕岳と水晶方面をバックに。

いるか岩と槍。おなじみですが、今回は槍は見られないと思っていました。

白い砂礫と岩の自然美。

めがね岩と大天井、吊尾根。

山荘から山頂までは30分。随所で写真を撮りつつ40分ほどで。

山と私。

その2。

別アングル。憧れの槍を眺めて。

そんなこんなで山頂到着。

山頂から北燕方面。五竜方面が見える？

燕山荘と北アの山々。ずっと縦走していける日本の屋根。

ちょっと黒っぽい雲がかかってきた槍。

常念山脈〜槍・穂高〜水晶方面。ぜんぶ見えた朝。

長野側からもガスが登ってきた。

燕山荘へ戻る。かるく身支度して下山開始。

山荘下のお花畑再び。今日は晴れ。

ミヤマセンキュウ？

ヤマハハコ。

ハクサンフウロ。

ミヤマトリカブト。

スイバ。

カンチコウゾリナ。

ウサギギク。

ミヤマアキノキリンソウ。

オニアザミ。

ナナカマドと燕山荘。燕岳も霞んできた。

ナナカマドの実が部分部分で色づいている。

合戦沢の頭。

鎖場。と言っても現状で鎖は飾り。

合戦小屋付近から花は少なくなりキノコが多く見られるようになる。

合戦小屋到着。悩んだけど西瓜は食べず。

登りのヒトも下りの人も多くすれ違いが多い。譲り合いながら終始ゆっくりペースで。

第一ベンチに帰着。ここから急な下りがまだあります。気を抜かずに。

中房温泉登山口に帰着。無事に帰ってこられました。

大繁盛の湯原の湯で山菜月見そばを頂く。関東風しょっぱめな出汁が運動後においしくつい完飲。この後、山のたこ平までバスに乗って下山し入浴して帰りました。

感想

あぱ SK-II

会社の先輩と燕岳の燕山荘に一泊登山をしてきました。
蝶ヶ岳、常念岳、燕岳。一泊ピストンでどこへ行くか、直前まで迷いましたが燕岳へ。
やはり人気の山、人が多く混雑もありましたが、天気にもそこそこ恵まれ、今年も素晴らしい登山ができました。

■1日目
天気は午後に崩れる予報。降りてくる人に聞いても眺望はなかったとのこと。
雨に降られる前に燕山荘に辿り着けることを祈ってスタート。

中房温泉からの登りは始めから急坂で、合戦小屋まででかなり高度を稼ぎます。
気候は涼しいのですがやはり夏山、かなり汗をかきました。
合戦小屋で有名な西瓜は一切れ800円となかなかの価格でしたが、西瓜自体が甘くて瑞々しく、さらにシチュエーションも加わって格別でした。

合戦の頭付近から雨が時折当たるようになり、やがて激しく降り出しました。
翌朝に一縷の望みを抱いていたのですが、この時点では、もう駄目かな……。
と思っていました。
燕山荘を望むベンチより手前で雨は止み、燕山荘に到着。
お昼ごろはやはり到着する人が多く受付は混雑していました。
昼食にうどんとケーキセットを頂いた後、山荘の周りを写真を撮りつつ一周。雨はその後も降ったり止んだりでした。

夕食後は早々に就寝し、0時ころに自然に目が覚め外へ。
昼間の雨が嘘のような星空。月がないためかなり等級の低い星が見え、天の川ってほんとに帯のように見えるんだと感動。流れ星も見えました。

■2日目
朝4時に外に出ると北アが一望でき、長野側は雲海の広がる最高の天気。
5時頃に雲海から上る御来光を拝むことができました。
その後、朝食を頂き燕岳山頂へ。山荘に戻る頃にはガスが登ってきましたが、それまでは最高の稜線歩きを堪能できました。

下山後はバスの時刻まで少し時間があったので、湯原の湯でうどんを昼食に頂き、下山者で混み合うバスで山のたこ平（すぐそばが宮城駐車場）まで。
バスに並んでいるとき一瞬だけ雨が降り出し少し焦りましたが、その後はすぐに止み、降ってもほんの少しの天気雨という感じでした。

山のたこ平さんは日帰り入浴500円と最近にしてはリーズナブル。
浴槽は広く露天風呂もあり、ついでに自販機の品揃えも豊富でいいお湯でした。

今回は不安定な天気の中の山行でしたが、結果的には素晴らしい景色を見ることができて大満足の山行になりました。
日帰りできる山での一泊だったので、時間に余裕もあり、のんびり山を満喫することができました。