【散山歩】秩父御岳山
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- GPS
- 05:47
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,238m
- 下り
- 1,252m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復:飯田八幡バス停 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪が積もると下りの難度が格段に上がる。猪狩山方面は踏み跡少なし。猪狩神社へ下る道は??? 下山後の温泉・飲食店:両神温泉薬師の湯 ここで売っている酒あめが美味い。 |
写真
感想
前年に引き続き、小鹿野町飯田八幡の鉄砲祭りに付随した山行を計画。
当初は三峰口〜御岳山〜猪狩山〜四阿屋山〜両神温泉〜飯田八幡と考えていたが、いろいろとアクシデントもあり、三峰口〜御岳山〜猪狩山〜両神温泉〜飯田八幡と簡潔に済ませることとなった。
今回の山行の参考にしたもの:西武鉄道発行秩父ハイキングマップ「三峰口駅から―秩父御岳山」
12月第2週の日曜日は飯田八幡の祭礼日である。それに合わせて手頃な山があるかしらと考えたときにぱっと思い浮かんだのが御岳山と四阿屋山である。
祭りのクライマックスは銃火の中を人馬が駆け抜けるお立ち神事、それが16時で場所取りも考えると遅くとも15時には現地に着いていないといけない。そうした時間的制約と未踏の山ということで御岳山を第一とした。
当日、秩父駅で手に取ったハイキングマップから、当初バスで大滝まで行って、落合登山口から上る予定だったのを三峰口駅から強石まで歩き、そこから登ることにした。三峰口を降りると、予想ほどは寒くなかったものの山肌は白く覆われ、非常に気を付けなければならぬと教えてくれる。
強石から暫くは山道と林道を交互に歩く。完全な山道に入ったと思ったらすぐに注意書きが。さらに積雪が深くなれば危険度も格段と増すのだろう。
ハイキングマップでもわかるが、等高線の間隔の狭い急な山道をぐんぐん上る。しかし、雪が無かったり、あっても小量だったりで歩くのにさほど難儀はしない。杉ノ峰を過ぎた後あたりから積雪量が増えるが、雪道を歩いた先人により道がならされていて歩きやすい。鉄塔付近は展望が開け良い気分である。
林道を過ぎていよいよ山頂も間近というところが序盤の最難関。痩せた尾根で岩場と来ているので慎重に進む必要がある。
それも越えれば山頂は間近。いつの間にか新しい足跡も私と小動物のものだけになっている。誰もいない静かな山頂に到達したのはそれから間もなくのことである。
冬は寒いが、空が澄んで良い。今秋の週末に雲が多かったようなイメージがあるのでなおさら感慨深い。あまりの気持ちの良さにこの歓喜を形で表そうと素っ裸になったりしていたら珍しく長居することとなってしまった。
我に返って次の予定も控えているので再び衣服を身にまとい猪狩山方面へ向かう。
この猪狩山方面への道が曲者だった。まず、踏み跡がそれまでの表正面に比して格段に少ない。しかも岩がゴツゴツ、積雪は深く、所々道は不明瞭、急坂の下りと表正面とは難度が段違いである。
猪狩山と思しきピークを過ぎたあたりに件の標識がある。猪狩山の標高は822mだから標識が誤っていると思うが、手書きの猪狩山は削られているし、どういうことなんだろう?
猪狩山と思しきピークを過ぎてからは急に高度を下げる。雪は無くなったが代わりに落ち葉が堆積して滑りやすく、気は抜けない。道が完全に埋没した落ち葉の中でようやく他の山行者と出会う。表正面では出会い無し。落合からの迂回路を歩くカップルを上から視認したのと町分からの女性グループの声を聞いたのだけだ。
ルート図をよく見ると古池の猪狩神社手前、林道と接する箇所以降迷走しているのがわかる。最初は標識の指す方向を正直に進んだのだが、地面の石ころが踏むとぐにゃっと崩れるような状態でしばらく歩いてみるも道でないことは明らかだった。一旦戻る。地図をよく見てどうも標識の指す方向より右斜め側に下るのだと悟り下りていくと道があり、そこを進む。しかし小ピークを過ぎてオレゴンを見ると登山道を大きく外れている。これはいかんとそれ始めた地点へ駆け戻ってみると、先ほどの標識から下って道があったと思ったところだった。周囲を歩き回って下っていく道を探すも、どこを踏んでもぐにゃっとした感触で道ではなさそうだ。地図上にはあるが実際に目の前に現れてこない道と、地図上には無いがしっかりしていて先にはリボンもついている道。どちらを選ぼうか。オレゴンの地図の登山道も実際と数十mずれる時があるしなあ。むむむ。とりあえず、下山まであとわずかなので、しっかりした道を行けるところまで行くこととした。他のサイトを見ると道がわかりにくいという話はないので、結論からいくと現場検証が足りなかった。時間が気になったせいか。結果として無事だったというのは良い終わり方ではない。
先ほど反転した小ピークを過ぎると道が途切れたように思えた。どうも林業関係者用の道だったのではなかろうか。
強行下山も考えたが、やはり戻ることとした。しかし、また戻るのを面倒くさく感じ、等高線沿いに登山道とされる所までショートカットすることとした。もろく崩れやすい山肌を、気をつかみながら進む。猪狩神社里宮が見えたところで沢が行く手を遮る。7mほど下に小さな沢が流れており、急な傾斜になっている。迂回しながら下りるかと体を傾けた瞬間、胸ポケットに入れていた携帯が谷底に落下。ぬおお〜と思いつつ、急いで斜面を滑り降りる。一瞬絶望的な気持ちになったが、携帯はすぐに見つかった。そして、同時に下山も完了した。
山はちゃんと道を歩かないと駄目である。
いろいろとNGなことをしてしまったので、猪狩神社にてご挨拶とお詫び。しかし、急斜面を土砂と一緒に降りた割には服が大して汚れていなかったのは不幸中の幸いか。もっとも、怪我もなく下山したことが幸いであることは言うまでもない。
猪狩山には心を改め、再訪することを約して辞去する。
時間を大幅にロスしたため四阿屋山は断念。手に土がついたこともあり、入浴を優先。晴れて飯田八幡に詣でることができた。
いろいろと判断の誤りもあったが、来年には、どこを見落としていたのかの確認のためにも再訪したい。
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