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Yamareco

記録ID: 1564627
全員に公開
沢登り
比良山系

口ノ深谷【比良 安曇川】

2018年08月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:49
距離
9.9km
登り
986m
下り
987m

コースタイム

日帰り
山行
5:57
休憩
0:51
合計
6:48
10:03
10:29
273
15:02
15:27
59
16:26
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き JR堅田駅からバス(江若交通50系統細川行き)にのって坊村へ
帰り 坊村バス停からバス(京都バス10系統京阪出町柳駅行き)で出町柳駅へ
※江若交通50系統→http://www.kojak.co.jp/timetable/Zikoku/00075_03/
※京都バス10系統→http://www.kyotobus.jp/route/timetable/pdf/10.pdf
コース状況/
危険箇所等
坊村から口ノ深谷出合まで
・快適な林道。途中まで車で入れ、駐車スペースもある
・口ノ深谷出合で標識あり

口ノ深谷
・序盤は谷が深く薄暗いが、中盤くらいから徐々に日が差して明るくなる
・巨岩が多く、ごちゃっとした印象
・巻道など踏み跡は比較的ある、というか弱点がわかりやすい

武奈ヶ岳から坊村まで
・急な下り坂、ガレ多め
その他周辺情報 坊村バス停付近にトイレあり(キレイ)
駐車場から明王谷へ流れる側溝は、装備の掃除に最適
坊村バス停から山の方に歩けば明王谷林道。
去年はここから入渓したが、1度やっているしバスの時間もあるので林道で口ノ深谷出合まで歩く。
2018年08月19日 02:38撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 2:38
坊村バス停から山の方に歩けば明王谷林道。
去年はここから入渓したが、1度やっているしバスの時間もあるので林道で口ノ深谷出合まで歩く。
明王谷でボルダリングを楽しむ人々。
2018年08月19日 02:38撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 2:38
明王谷でボルダリングを楽しむ人々。
歩いて30分ほどで口ノ深谷出合に到着、ご丁寧に標識まで。
林道から外れると広場があるので、そこで着替えて入渓。
2018年08月19日 03:03撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 3:03
歩いて30分ほどで口ノ深谷出合に到着、ご丁寧に標識まで。
林道から外れると広場があるので、そこで着替えて入渓。
F3。水温は気持ちの良い冷たさで、シャワークライミング日和。サクッと直登。
2018年08月19日 03:37撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 3:37
F3。水温は気持ちの良い冷たさで、シャワークライミング日和。サクッと直登。
F4。
短いゴルジュに勢いよく落ちる凛々しい滝。
まともに行くのはやめ、左岸から攻める。
2018年08月19日 03:45撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 3:45
F4。
短いゴルジュに勢いよく落ちる凛々しい滝。
まともに行くのはやめ、左岸から攻める。
先行パーティーが左岸壁を登攀していたので、僕は別のラインから行くことに。ゴルジュ手前のボロボロガリーから這い上がる。
倒木が天井のように引っ掛かっていて、なかなか手ごわかった。
5mくらい上がって、左岸壁の上を歩く。
2018年08月19日 04:02撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 4:02
先行パーティーが左岸壁を登攀していたので、僕は別のラインから行くことに。ゴルジュ手前のボロボロガリーから這い上がる。
倒木が天井のように引っ掛かっていて、なかなか手ごわかった。
5mくらい上がって、左岸壁の上を歩く。
先ほどの悪戦苦闘から打って変わって巨岩と穏やかな流れ。
2018年08月19日 04:05撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 4:05
先ほどの悪戦苦闘から打って変わって巨岩と穏やかな流れ。
F5。
直登は避け、右岸から巻く
2018年08月19日 04:09撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 4:09
F5。
直登は避け、右岸から巻く
決してキレイな沢ではないのだが、巨岩の重なりが複雑で特徴的な渓を生んでいる。
2018年08月19日 04:21撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 4:21
決してキレイな沢ではないのだが、巨岩の重なりが複雑で特徴的な渓を生んでいる。
F16。
直登は避け、3段目の弧を描いた水線の裏を通る。
左岸のガリーから巻いて突破。
2018年08月19日 04:33撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 4:33
F16。
直登は避け、3段目の弧を描いた水線の裏を通る。
左岸のガリーから巻いて突破。
まともに受けると痛そうだったので、なるべく壁側へ壁側へ。
2018年08月19日 11:37撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 11:37
まともに受けると痛そうだったので、なるべく壁側へ壁側へ。
F23。
左岸沿いに歩いて行けそうだったが、せっかくなので岩の下に潜って下からずりずり這い上がる。
最後の2mでちょっとめんどくさくなったし、ずっと流水を受けるとさすがに寒い。
2018年08月19日 12:04撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:04
F23。
左岸沿いに歩いて行けそうだったが、せっかくなので岩の下に潜って下からずりずり這い上がる。
最後の2mでちょっとめんどくさくなったし、ずっと流水を受けるとさすがに寒い。
F23を抜けると、日が入るようになってくる。
あったかいので、ここで少し休憩。
2018年08月19日 12:11撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:11
F23を抜けると、日が入るようになってくる。
あったかいので、ここで少し休憩。
地味に大味な岩の階段
2018年08月19日 12:28撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:28
地味に大味な岩の階段
F29。
ここまでゴツゴツした滑滝が続く。
2018年08月19日 12:43撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:43
F29。
ここまでゴツゴツした滑滝が続く。
F30。またもや現れた小さなゴルジュ?
2018年08月19日 12:45撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:45
F30。またもや現れた小さなゴルジュ?
右手のフレークをつたって突破。
ワンポイントで微妙なスメアリングになったので、びびって残置ハーケンにスリングをかけ、足場にする。
2018年08月19日 12:47撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:47
右手のフレークをつたって突破。
ワンポイントで微妙なスメアリングになったので、びびって残置ハーケンにスリングをかけ、足場にする。
F36。
上部がなめっぽいので直登はやめる。右岸から巻き。
2018年08月19日 13:17撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 13:17
F36。
上部がなめっぽいので直登はやめる。右岸から巻き。
F39。
洞穴の奥に落ち口が見える。
左壁の段を歩いて落ち口へアプローチ。
人一人抜けられるくらいの幅なので、ザックを置いて潜り込む。
2018年08月19日 13:24撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/19 13:24
F39。
洞穴の奥に落ち口が見える。
左壁の段を歩いて落ち口へアプローチ。
人一人抜けられるくらいの幅なので、ザックを置いて潜り込む。
木が引っ掛かっているのがまたなんともやらしい。
2018年08月19日 13:25撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/19 13:25
木が引っ掛かっているのがまたなんともやらしい。
F43。
右か左か、左は面白くなさそうなので、右。
背中と足でずりずりと。
2018年08月19日 13:38撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 13:38
F43。
右か左か、左は面白くなさそうなので、右。
背中と足でずりずりと。
F44。
迫力はないが、滑り台のような形の上部がユニーク。
直登はせず、右岸から巻き、滑り台を歩いて落ち口へ。
2018年08月19日 13:43撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/19 13:43
F44。
迫力はないが、滑り台のような形の上部がユニーク。
直登はせず、右岸から巻き、滑り台を歩いて落ち口へ。
綺麗なウォータースライダーに見えて写真だと手強そうだが、左かべが易しいので、それほど怖さはない。
高度感はあるので、緊張する人は緊張すると思う。
2018年08月19日 13:51撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/19 13:51
綺麗なウォータースライダーに見えて写真だと手強そうだが、左かべが易しいので、それほど怖さはない。
高度感はあるので、緊張する人は緊張すると思う。
めぼしい滝は終わって、ここから平凡な沢歩きとなる。
予定では登山道との交点で遡行終了だが...
2018年08月19日 14:06撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 14:06
めぼしい滝は終わって、ここから平凡な沢歩きとなる。
予定では登山道との交点で遡行終了だが...
茂みが鬱蒼としてくる。
遡行終了予定点がちっとも来ず、そろそろ見逃したかもと思い始める。
2018年08月19日 14:24撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 14:24
茂みが鬱蒼としてくる。
遡行終了予定点がちっとも来ず、そろそろ見逃したかもと思い始める。
ガレガレ、ボロボロ、チョロチョロの沢筋を超えて、こりゃもうこのまま詰め上がろうと気持ちを切り替える。
ただバスの時間があるので、とにかく動き続ける。
2018年08月19日 14:42撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 14:42
ガレガレ、ボロボロ、チョロチョロの沢筋を超えて、こりゃもうこのまま詰め上がろうと気持ちを切り替える。
ただバスの時間があるので、とにかく動き続ける。
藪を漕いで漕いで、文句垂れながら行くこと数分。
ようやく稜線へ到着。
2018年08月19日 15:00撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 15:00
藪を漕いで漕いで、文句垂れながら行くこと数分。
ようやく稜線へ到着。
意図せず武奈ヶ岳まで来てしまった。
眺めが良く、のんびりとしていたいのも山々だが、バスの時間が気になって落ち着かない。
頂上に人がいたので、下りの時間を聞くと「2時間くらい」
せっせと着替えなど済まして、気合を入れ直す。
2018年08月19日 15:02撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
8/19 15:02
意図せず武奈ヶ岳まで来てしまった。
眺めが良く、のんびりとしていたいのも山々だが、バスの時間が気になって落ち着かない。
頂上に人がいたので、下りの時間を聞くと「2時間くらい」
せっせと着替えなど済まして、気合を入れ直す。
頂上から坊村まで歩き続け、結局1時間で済んだ。
時間に余裕があるので、のんびりと片付けなどしつつ、今回の山行を振り返る。
2018年08月19日 16:27撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 16:27
頂上から坊村まで歩き続け、結局1時間で済んだ。
時間に余裕があるので、のんびりと片付けなどしつつ、今回の山行を振り返る。

装備

MYアイテム
heshu
重量:-kg
個人装備
行動着 レインウェア 靴下 帽子 手袋 スパッツ 着替え タオル ザック 渓流シューズ ハイキングシューズ 飲料水 行動食 ロールペーパー コンパス ホイッスル 地図 計画書 携帯電話 貴重品 保険証 時計 ヘッドランプ 予備電池 デジタルカメラ ヘルメット ハーネス ロックカラビナ カラビナ スリング 確保機 ファーストエイドキット エマージェーシーキット 忌避ヒル剤 ダブルロープ
備考 ・ヒルはいなかったので、忌避ヒル剤はいらないか?
・カム(最大で#1くらい)が有効っぽいので、初心者いるならあっても良いかも

感想

相変わらず車のない僕は、沢登りに1人で行くなら断然比良である。
明王谷と白滝谷は去年やったので、本を読む限り順序良く行けば口ノ深谷ということにした。

沢登りの時は、めぼしい滝は写真に撮って数を数えるのだが、口ノ深谷では、40程もありかなりの量だった。
形もそれぞれユニークで、難しいところはほとんどないが、進んでいて飽きのこない谷だった。
巻きも直登も洞穴抜けも、遊ぶにちょうど良いアトラクションエリア。

一番の難関は序盤のゴルジュで、滝を巻くためになかなか面倒くさいこととなった。
しっかりとした立木がちょうど良い距離感で坐っているので、この方達にセルフビレイをとりつつ突破を図る。
首を上げると頭上に引っかかった倒木に押し返されるので、なかなかせせこましいのだ。
少々強引に行かなければならなくなると、セルフビレイでもあればかなり余裕が持てるもの。
単独行で変なリスクは背負いたくないので、こういう工夫は体に染み込ませたい。

そういえば、奥のゴルジュでもスリングを足場にして安全をとった。
残置ハーケンを使うことになったので、ハーケンでもカムでも自前で用意した方が良さそうだ。

余裕を持って、最後の山場を抜けたのは良かったが、その後登山道との合流点というのが全然わからなかった。
気づいたらそのまま詰め上がって武奈ヶ岳、今日はサクッと帰ろうと思っていたのに...

下山2時間という、出会ったハイカーの情報に少々焦ったが、結局1時間ほどで降りれて事なきをえる。
次はもっと穏やかに沢の余韻に浸りながら下山したいものだ。

次は奥ノ深谷でもやってみようかな。

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