記録ID: 1574156
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沢登り
丹沢
水無川水系 モミソ沢(沢登り講習)
2018年09月01日(土) [日帰り]
kamog
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 2.1km
- 登り
- 268m
- 下り
- 271m
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・十数台駐車可 ・トイレはないので麓の山岳スポーツセンター入口(諏訪丸駐車場上部)を利用 ・登山届ポストは戸川林道上の滝沢園入口にあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
■モミソ沢 水無川との出合に高さ15mほどのモミソ岩(別称懸垂岩)があり、そこで基本的 ロープワークなどをやってからでも時間的に入渓はできる初級沢。 入ればすぐに小ゴルジュになって小滝が続く。 少し行けば左側から本流よりも水量)の多い支流が入ってくるが、これは湧き水に よるもので、正面の本流は通常水がほとんどなくなってしまう。 また少し登れば正面が崖になった支流で、本流は右(北)に直角に曲がり、 4段12m棚となっている。 下3段は簡単だが、最上段4mはホールド、スタンスが細かく、途中に打ってある 残置ハーケンもボルトもあまり利いてはいないのでテンションは絶対不可。 元蕁5.8)程度。ここを登れない人はクライミング力不足といえる。 高巻きは下段の左手、緩んだ土ザレと浮いていそうな岩の階段状ベルトを トラバース気味に上がり、最上段の落ち口に向かって木の根と幹をホールドに 登る。 小さなcs棚を2つ越えると、本流は左(西)に直角に曲がり、再び狭いゴルジュ となる。ゴルジュ内のトイ状棚などステミング気味に登ると、再び沢は右(北)に 曲がり3mCS。バック&フットで中央から左壁を登って越す。 すぐに上段落ち口に倒木が架かった7m棚。倒木の下を潜るようにクライミングも できるが、ザックが当たって面倒なので、左手の土&岩カンテを登って落ち口横に 巻く。 沢が少し左に曲がると、この沢のハイライト12m大棚が登場。 棚部分の中央より左側をクライミングする。残置支点は5〜6個あり。 核心部は落ち口直下。落ち口左手のガバフレークを取り乗り越す。(元蕁 高巻きは左側だが木を取って少しハイステップするなど悪くはないが良いものでも ない。 これより上流はガレ沢となり、最上部に容易な5mほどの棚があるくらいなので 尾根に這い上がって大倉尾根を目指すか、しっかりした地図読みができるのならば 尾根を下降してもよい。 右岸尾根を下る場合、大棚上部から上がった尾根よりも一本南側の尾根へ乗る。 途中やや急斜面となり尾根の選択を間違わないように下れば、平たい尾根状となり 最後のコルから左手へ尾根を外れれば水無川に下りられる。水無川を渡り少し下流 へ向かうと踏み跡が現れ、ジグザグと登れば新茅荘の脇に出られる。 大棚上流部から左岸尾根に上がると植林の少し太った尾根で、すぐ上の平らな箇所 から東側斜面を50mほど下れば尾根形が明確になり、展望のよいやや痩せた岩稜 混じりの尾根を下っていけばナガレの沢出合近くに下りられ、水無川を徒渉すれば 戸沢キャンプ場でもある駐車スペースに出られる。 なお左岸尾根を末端まで下ると急な植林斜面となり、右手にモミソ沢を垣間見なが ら下りれば、モミソ岩の頂稜部に出る。下にパーティがいるのなら、しっかりと コミュニケーションを取って落石を起こさないよう懸垂下降で下りる。 ロープスケールは下の河原までなら20mは必要。(従ってロープは40m以上) 中段のテラスまでなら半分ほどだ。 遡行グレード 1級上(大棚登る場合) ★細心の詳細情報は『丹沢の谷200ルート』(山と溪谷社2017年発刊)をぜひご購入 ください。kindle版(少々安価)も出ています。 ★マウントファーム登山学校 遭難を少しでも未然に防止するリスク管理登山と、連れて行ってもらう登山から 脱却し主体性を持った登山者の育成を主旨に毎週講習を実施しています。 http://mt-farm.info/ |
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