(笹子駅)⇒(寂ショウ尾根)⇒滝子山⇒大谷ヶ丸⇒(やまと天目山温泉)


- GPS
- 06:25
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,356m
- 下り
- 965m
コースタイム
⇒12:05 大谷ヶ丸 12:30⇒13:10 米背負沢登山口 ⇒14:05 やまと天目山温泉
【行動時間 6時間25分】
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
御茶ノ水駅 5:23⇒6:26 八王子駅 6:35⇒7:33 笹子駅 【復路】← やまと天目山温泉(バス) 15:00⇒15:15 甲斐大和駅 5:30⇒15:47 大月駅(特急かいじ) 16:01⇒17:07 新宿駅 バス=栄和交通 http://eiwa-kotsu.com/timetable/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・寂ショウ尾根は上部が非常に急です。ゆっくり登りましょう。 ・北向きの斜面は凍結しているところもありましたが、アイゼンは必要ありませんでした。(軽アイゼンは持参しました) |
写真
感想
【記 録】
御茶ノ水駅、八王子駅で乗り換え、7時33分にここひと月で3度目の笹子駅に到着です。
トイレに寄ってから出発します。
国道を歩いていた時に振り返ると男性1名が後ろから来ます。笹一酒造のところ
まで来ると、気温がマイナス2度との表示がありました。やがて、滝子山への標識
があり、国道から左の細い道に入ります。T字路を右に行き、神社のところは左に
入ります。中央高速にかかった橋からは、朝日に輝く笹子峠方面がとてもきれいです。
公園を通り過ぎ、橋を渡ると「寂しょう庵」の看板があるので、そこを右に入り
ます。4〜5分ほどで「寂しょう庵」に到着(8:10)。駅から30分ほどですね。
ここから、林の中の道になります。急な道を登り切ると尾根に出て、送電線の鉄塔
があり、そこで休憩。天気がよく陽が当たりだしたので、フリースを脱ぎます。
ただし、気温は低めです。歩きやすい尾根道を進むと、いったん林道に出ます。
右に10mほど行くと登山道があります。急な道を登り、ふたたび尾根道になります。
しばらく傾斜の緩い尾根道が続きますが、上に登るに連れて、だんだんと道が急に
なってきます。振り返ると木々の間から富士山が見えてきました。風が強いのでし
ょう。富士山頂の雲が西から東に流れています。道はますます急になってきます。
お腹が空いたので、休息を兼ねてランチパックを食べて、ポットのコーヒーを飲み
ます。予定では、滝子山まで駅から3時間で登り切るつもりでしたが、ちょっとき
ついかなー。再び歩き出すと寂ショウ尾根上部は非常に急傾斜で、岩場も出てきま
す。ただし、危険という感じはしませんでした。難場を急いで通過しようと思って
も、難場だらけなのでゆっくり進むことが必要です。鳥がピーチク鳴いています。
ピーチク…
ようやく浜立山との分岐に出て、一息いれます。小さなアップダウンを少し繰り
返して、滝子山の頂上を目指しますが、途中、富士山や手前の山々の景色がすばら
しく、写真をバチバチと撮ります。富士山は、やはり頂上に少し雲がかかっています。
頂上に着く(10:55)と、中年の男性が一人でカップラーメンを食べていました。
挨拶をして、大菩薩へ続く尾根の写真を撮ります。うーむ、いつかは大菩薩峠まで
歩いてみたいなーと思います。
男性は、私が一般の登山道と反対から現れたので驚いたらしく、「どこから登っ
てきたのか?」と聞き、
「笹子駅から寂しょう尾根を登ってきました。急で疲れましたよ」というと、寂し
ょう尾根についてはご存じないようすでした。
男性は林道に車を置いて、ここまで登ってきたとのこと。
「これかれどちらへ?」と男性。
「あすこに見える大谷ヶ丸まで行って、北側の峠から天目山温泉に下りて、温泉に
入って帰る予定です。15時のバスに乗るつもりなので、ちょっと間に合うかなー?
と思っているんです」と答えました。
大福餅を食べて、大谷ヶ丸を目指して先を急ぎます。初狩駅方面への分岐を左に
下ると北斜面になるため、雪が残っています。道も雪が固まった状態ですが、傾斜
が緩いので、軽アイゼンなしでも大丈夫です。下って行くと、おそらく一緒の電車
で笹子駅に下りたと思われる女性2名とすれ違います。
(今回の登山で会った人は、結局この3名のみでした)
やがて、真っ白な鎮西ヶ池に出ると「社」があり、参拝してからまた進みます。
笹子駅方面との分岐からは、林の中を緩やかなアップダウンを繰り返して大谷ヶ丸
へひと登りして到着(12:05)。少し急いだので1時間弱で到着できました。ここは
南アルプスの景色が良いという情報でしたが、南アルプスの上部は雲の中です。稜
線上は吹雪いていることでしょう。ここで、昼食です。インスタントラーメンを作
って、誰もいない山頂で、フーフーしながら食べます。寒い中なので、おいしく感
じます。
さて、ここから下山です。少し急げば、温泉に入って15時のバスにも間に合い
そうです。12:30に山頂を出発。15分ほどで米背負峠に到着。西側の道に向かいます。
沢筋の登山道は、陽が当たらないので雪で真っ白です。ここもアイゼンを使うほど
ではありません。傾斜も比較的緩く、とても歩きやすい道です。何度か小さな橋を
渡ったり、渡渉をしたりし、急いだので25分ほどで登山口の林道に出ました。ここ
からは、ちんたらと林道歩きです。傾斜が緩いので、とても歩きやすいですが、そ
の分、回り道をしています。途中のトンネルは緩くカーブしているため真っ暗で、
少し怖かったなぁ。でも、トンネルを出て少し行くとハマイバ丸の頂上がきれいに
見えました。
ところで、「ハマイバ」って変わった名前ですが、ネットで調べると「破魔射
場」ということらしいですね。ハマイバ丸の少し南側に眺めの良いところがあり、
そこが破魔射場らしいです。
「はま」はワラやフジ蔓を束ねて作った的で、これを射る弓矢を破魔弓・破魔矢と
称した。
この場合は全山カヤトでそれを行うのに適したところの意と考えられる。
出典:日本山名事典 三省堂 P1121
登山口から約1時間で、やまと天目山温泉に到着しました。まだ、14時過ぎです
から、温泉には余裕を持って入れます。自動販売機で800円の券を買ったら、3時間
以内は500円とのことで、係のおじさんが300円を返してくれました。
(ありがとうございました)
露天風呂も小さいながらあって、心地よく汗を流せました。上がってから、バス
を待つ間に、缶ビールを1缶飲みました。
ここが始発のバスには、地元のおじいさんが一人乗っていただけでした。そのお
じいさんもすぐに降りてしまい、甲斐大和駅まで貸切バスになり、300円の乗車賃で
は申し訳なく思ったのでした。
駅には15:15頃に到着。15時30分発の電車にはまだ時間があるので、近くのセブン
イレブンに行って、F君のことを思いプレモルを買って、電車の中で飲み、大月で
は笹一のワンカップ(熱燗)を買って特急に乗り換えて帰ったのでした。
【感想】
自分で地図を眺めながら考えた計画って、ある意味、自分にとっては「冒険」な
んですよね。ちょっとわくわくします。
今回は、静かで楽しい山登りができました。
そして、やっぱり、山登りのあとの温泉はいいなー!
という次第でした。
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