滝子山南稜から大谷ヶ丸・米背負峠を経て天目山温泉へ

2025年03月01日(土) [日帰り]

• GPS: 05:00
• 距離: 15.8km
• 登り: 1,423m
• 下り: 1,044m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:43
• 休憩: 0:57
• 合計: 5:40

距離 15.8km 登り 1,423m 下り 1,044m

8:41 笹子駅
8:44 8:45 笹一酒造
8:54 吉久保入口バス停
9:04 原平橋
9:07 桜森林公園
9:12 9:13 寂惝苑入口分岐
9:21 9:26 高圧線鉄塔No83笛駒線
9:31 大鹿林道横断点（南稜）
10:03 滝子山南稜
10:47 浜立・寂ショウ尾根分岐
11:02 11:41 滝子山
11:46 滝子山・三角点峰
11:50 鎮西ヶ池
12:00 アモウ沢乗越
12:33 12:41 大谷ヶ丸
12:50 12:51 米背負峠
13:20 13:21 米背負峠入口
14:03 14:04 大倉隧道
14:21 やまと天目山温泉

天候

快晴→晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：中央本線笹子駅からスタート
帰り：やまと天目山温泉より甲州市民バス甲州市縦断線にて甲斐大和駅へ
バス時刻表↓
https://www.city.koshu.yamanashi.jp/docs/2021020300053/file_contents/20241105.pdf

コース状況／危険箇所等

①滝子山南稜の寂惝尾根は標高1200～1500mのあたりに岩稜帯が連なり急な岩場を登る場面がある。手がかり・足がかりは多い。痩せ尾根も。
②米背負峠までは北進するが、北斜面は雪が若干残っていた。気温が上がり溶け出した場所は表層が泥になっており、その上に落ち葉が積もった状態で非常に滑りやすい。
③米背負峠から林道大蔵沢大鹿線に出るまでは渡渉箇所が多数ある。渡渉地点のいくつかには古い木製桟橋がかかっていたり、橋がかかっていた痕跡があったりした。ただし橋がなくても飛び石で渡れる程度であった。また、沢は一部凍っていた。
④林道の日陰で路面が凍っている場所。これが一番滑る。注意。

その他周辺情報

やまと天目山温泉
市外3時間まで520円
https://www.daibosatsu-kankou.com/facility/yamato_tenmoku_hotspring.php

写真

3/1 8:37

笹子駅からスタート。特急は止まりません！

3/1 8:40

無人駅です。

3/1 8:42

登山道目指してまずはしばらく国道を歩く。

3/1 8:45

いい感じの橋を発見

3/1 8:45

笹子川橋
笹子川って川なのね。

3/1 8:45

さゝごかわはし

3/1 8:45

昭和三十三年三月竣工
ちょうど67歳だね！

3/1 8:46

現道の新橋は1980年（昭和58）に架けられた模様。

3/1 8:46

笹子川。水キレー！

3/1 8:46

現状は自転車も通行できない人道橋状態か。

3/1 8:49

おにぎり

3/1 8:52

カーブの先の架道橋をくぐる道が行き先っぽい。

3/1 8:54

中央道の構造もすごいな。

3/1 8:57

もはや何がなんだかわからない案内板

3/1 8:59

3/1 9:01

あれな滝子山？

3/1 9:03

原平橋（はらたいらはし）で

3/1 9:04

中央道を渡りました。

3/1 9:05

桜森林公園入口のゲート。どこまでが公園なんだろう？

3/1 9:08

こちらは廃橋っぽいコンクリート橋

3/1 9:08

大鹿橋
現役なのは新大鹿橋。

3/1 9:08

下の沢は大鹿沢と言うようだ。

3/1 9:08

ちょうど滝になっていていい感じ。

3/1 9:12

登山口に到着。

3/1 9:14

これが寂ショウ庵？
看板は違ったようなそうだったような...

3/1 9:22

つづら折りング

3/1 9:25

笛駒線83号鉄塔

3/1 9:25

鉄塔の真下ってなんかいいよね。

3/1 9:26

階段出現。これまでで一番歩きやすかった階段かもしれない。

3/1 9:31

恩の字が転がっている...この辺も恩賜林なのかな。

3/1 9:31

道路に出た。右奥の斜面に古びたお助けロープが張ってあり、そこから登る。
余談だが、県の林道マップによると、左に進むと市町村営林道に入るがこの辺りは林道じゃないらしい。ヤマレコだと大鹿林道横断点となっているがすでにこの区間は管理されていないのかもしれない。

3/1 9:44

広葉樹の森で明るくて気持ちがいい。花粉症の人にも優しいかも？

3/1 10:09

鞍部から白い頂が覗く。このときは八ヶ岳かなーと思っていたけど。
この辺から岩場の登りが続く。

3/1 10:14

三つ峠の向こうにある富士山もよく見えるようになってきた。

3/1 10:26

下の方に靄が立ち込めて幻想的だなぁなんて思ってたら、山火事があったと後で知る。

3/1 10:32

南アルプスだったー！そうかそっちか。

3/1 10:32

富士山もきれいにお目見え。

3/1 10:47

ようやく分岐で一息。

3/1 10:47

下りではあんまり使いたくないね。

3/1 10:48

すぐに山頂かと思いきやそびえる滝子山...

3/1 10:52

見上げる。またも急登である。

3/1 10:52

またぞろへばりついて登り、ご褒美展望台！

3/1 10:57

連なる南アルプスの山々。こんなの見たら行きたくなるよね...

3/1 10:58

こちらは八ヶ岳連峰と、その左手奥に穂高連峰。大キレットが特徴的だ。

3/1 10:58

白峰三山拡大

3/1 10:58

悪沢、赤石、聖

3/1 10:59

甲府盆地でっかいなぁ。その先に鳳凰山や甲斐駒ヶ岳。

3/1 11:03

山頂到着！

3/1 11:03

これから向かう北側には大谷ヶ丸に破魔射場丸、前に行った黒岳や雁ヶ腹摺山。

3/1 11:07

この風景見ながらごはん。贅沢！

3/1 11:24

頭上を爆音で戦闘機が2機飛んでいった。F/A-18かと思ったけど画像を拡大したらF-35だ。初めて見た。

3/1 11:40

場所を貰い受け座布団敷いて椅子にしていた板は昔の山頂標だった。

3/1 11:46

二等三角点「滝子山」
見ての通り北を向いている。

3/1 11:46

原則として文字が彫られている南側はこのようにのっぺら。

3/1 11:47

大谷ヶ丸へ向かい下る北斜面はこんな感じ。雪は「シャクシャク」

3/1 11:53

気持ちの良い良い尾根だなぁ（進む方向ではない）

3/1 11:54

五丈岩っぽいのが見えたので写りそうなところまで...金峰山だよね？

3/1 12:27

ちっちゃなカールみたい。

3/1 12:34

大谷ヶ丸到着！
大和村は2005年（平成17）に合併して甲州市に。ゴールのやまと天目山温泉のやまとってそれかな？

3/1 12:34

三等三角点「大野」
ここも北向きだ。

3/1 12:34

白峰三山が見えますよ。

3/1 12:49

白樺＆岳樺。ちょうど境界になるぐらいの環境なのかな。

3/1 12:51

いつか調べた米背負峠にまさか足を運ぶとは思っていなかった。ここまで交易品運ぶって相当大変だよなぁ。

3/1 12:51

峠から観た東側の遠望。

3/1 12:55

沢凍ってる。

3/1 12:55

氷柱になってる。

3/1 12:56

凍りついた沢が陽を反射してキラキラ光っていた。

3/1 12:57

雪解け水だ。

3/1 12:57

ガッチガチ

3/1 12:58

木橋・・・跡？いや、まだ架かっている！もちろん敢えて渡る。

3/1 13:02

小さな渡渉地点。

3/1 13:02

しっかり凍っていて乗っても大丈夫。さっきの木橋より頑丈。

3/1 13:03

お、右手上方に林道が。
地形図見たら結構な長さのトンネルあるじゃん行ってみてぇ・・・でも新しいから普通かもな。

3/1 13:07

半分凍った沢は今だけの自然美。

3/1 13:10

さっきの橋より寿命が残っていそうな木橋。こっちの方が渡りにくかったけど。

3/1 13:19

ついに林道に到達、長かった！でもこっからがまた長い！
右側にゲートあり。

3/1 13:20

大蔵沢二号橋
つまり一緒に降りてきたこの沢は大蔵沢だったのね。

3/1 13:20

平成二年三月竣工←はいここテストに出ますよ（何のだよ）

3/1 13:20

治山ダムからの落水が氷爆になり、裏側を水が流れている！

3/1 13:22

すぐに舗装路になるが落石多数。

3/1 13:24

そこそこの法面崩壊地。

3/1 13:28

路肩崩落地。

3/1 13:31

きれいに見えた最後の富士山。

3/1 13:37

あの辺歩いてたんかな・・・？

3/1 13:38

白峰三山もう一回

3/1 13:44

これは大規模な治山工だ。昔崩落したんかな？

3/1 13:45

緑のアートみたい。

3/1 13:47

再び大蔵沢を渡る橋。

3/1 13:47

3/1 13:47

大蔵沢橋。つまり一号橋。

3/1 13:47

治山ダムもおそろい。

3/1 13:48

下流側。キラキラ。

3/1 13:48

昭和58年3月竣工。
つまり上流の橋まで7年かかったと。航空写真見るとまだ伸びてるみたいね。

3/1 13:52

この大蔵沢林道は昭和57年度に開設された。つまり開設時には大蔵沢橋から大蔵沢二号橋までのどこかに終端があった？
いや、開設時はここまでで年度末までに橋かけたのかな。

3/1 13:52

というのもこの銘板、拝み勾配のてっぺんに埋め込まれていた。いかにも当初の末端っぽい場所じゃない？しらんけど。
でもその先も片勾配で作ってよ疲れるじゃん...

3/1 13:59

大谷ヶ丸は右奥かな？手前は林道で歩いた山だ。

3/1 14:01

おお、トンネルだ。黒い...

3/1 14:01

大蔵隧道
望月さんの署名は西沢渓谷の音取第一隧道でも見たな。

3/1 14:01

暗い。とにかく暗い。

3/1 14:03

足元に謎のスライムみたいのがたくさん転がってて何だと思ったら氷筍だった。画像だと明るいけど肉眼だとかろうじて見える程度で不気味だしつまずきかねない。

3/1 14:03

トンネル出口に橋、いい風景だ。
100年後の林道好きオブローダーを苦しめそうな配置だな。

3/1 14:04

北側坑口。こっちの方が面積広いな。
ところでヤマレコのマップは大倉隧道になってるね。

3/1 14:05

また橋だ。

3/1 14:05

棚沢2号橋

3/1 14:05

振り返り

3/1 14:07

んで地形図に橋の記号がないこっちは

3/1 14:07

棚沢橋。棚沢が枝分かれしてるってことでいいのか？

3/1 14:10

もうね。たまに見えるこういう景色の他に橋ぐらいしか撮るもの無いんよ。カケスがいっぱいいたけどカメラ向けたら逃げてくし。

3/1 14:13

やっとこさゲート。また橋。

3/1 14:14

どこに向いているんだこの標識...落ちるぞ？

3/1 14:14

水辺の広場があるらしい。

3/1 14:14

橋の下に銘板かと思ったら塗装記録表だった。

3/1 14:15

閉鎖された隧道だ。扁額も取り外されている。

3/1 14:15

かつての道路標識は工事中。そして行き先案内は天目山栖雲寺と天目民宿村。栖雲寺のある木賊集落に民宿があるからそのあたりだろうか。そしてカーブ多し注意。
栖雲寺は帰りに乗るバスの始発停留所なので、つまりは旧道だなこれは。

3/1 14:16

振り返ると大蔵沢林道の起点0キロポスト。かつてはここで県道と林道が別れていたのだろう。じゃあ現県道から林道起点までの道路の現在の扱いは？

3/1 14:18

天目トンネルを歩いて抜け振り返ると

3/1 14:18

傍らにはやはりさっきの隧道が。旧トンネルと見て間違いない。新トンネルの竣工は1993年（平成5）だからそれまでは現役だったのだろう。

3/1 14:18

新旧トンネルが並んでるのっていいよね。線形も直線的に入れるよう改善されているようだ。にしても旧トンネルは高いところにあるな。

3/1 14:19

トンネルの先にあるのがこの擁壁なのだが・・・怪しいね。高さ的に上が旧道の路盤なのでは？電柱もそっちに立ってるし。古い航空写真を見ると現道の場所は森にで、北側に細い道があるように見えるが。

3/1 14:19

さて、進行方向には目的地の天目山温泉。pHが11に近いとはなかなかのアルカリ泉・・・目に入らないように気をつけよう。

3/1 14:20

振り返って旧道路盤偽定地。これ電線の保守作業どうしてんの？

3/1 16:09

こんな画像で申し訳ないがいいお湯だった。んで休憩所から窓の下を見るとエナガちゃんがばたんきゅーしてた...

3/1 16:14

下の焼山沢で遊ぶ親子連れ。温泉まで「つめてー！」の叫びが響いていた。元気なこって、気を付けてな。

3/1 16:15

バスの待合所。椅子を温めてもらっても？

3/1 16:15

バス待ち時間で散策。

3/1 16:15

温泉施設までに架かる橋です。

3/1 16:16

この施設専用の橋なわけだけど、元は取れたのかな？
大菩薩シーズンは人すごそう。

3/1 16:16

焼山沢北側。

3/1 16:18

んでまた旧道（？）の方に歩いてくとあるわけよ、上の斜面に。

3/1 16:18

落ち葉に埋もれた落石注意の看板が。放り投げたんでなければ上に建ってたんでしょう。位置的に上に旧道があったのはほぼ確定だ。
そうそう、バスは結構遅れてきたよ、2つ目なのに。電車には間に合ったけどね。

撮影機器：

Canon PowerShot G7 X Mark III Canon

感想

chokokuro

長かったけどいい山だった！
道も面白いし景色もいいし。林道歩きは長かったけどね。

とにかく暖かい日で念の為持っていったダウンはただの重りだった。
春の花ももう咲きそうなぐらいの蕾具合。まぁ雪降るけど。

猿橋の山火事、早く収まるといいね。