霧の笠取山〜唐松尾山〜西御殿岩（作場平から周回）

2018年09月09日(日) [日帰り]

• GPS: 08:51
• 距離: 17.9km
• 登り: 1,322m
• 下り: 1,317m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:08
• 休憩: 1:39
• 合計: 8:47

距離 17.9km 登り 1,327m 下り 1,323m

6:11 作場平橋駐車場
6:37 6:39 一休坂分岐
7:42 7:58 笠取小屋
8:07 雁峠分岐
8:10 8:11 小さな分水嶺
8:15 8:16 笠取山西
8:36 8:37 笠取山展望地
8:49 8:50 笠取山
9:02 9:03 水干尾根
9:30 9:31 黒槐山
9:37 9:38 黒槐の頭
10:08 独標2044m
10:48 11:38 唐松尾山
12:12 12:26 西御殿岩
13:12 山ノ神土
13:17 13:20 牛王院平(牛王院北)
14:04 14:08 牛王院下
14:28 将監登山道入口
14:48 14:51 中島川口
14:58 作場平橋駐車場
14:58 ゴール地点

天候

午前中はガスっガスで真っ白け。午後からは雲が上がってきました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

埼玉浦和から下道で片道3時間で作場平駐車場利用。
三ノ瀬に下山してからは車道歩きなんですが、途中車で通りかかった唐松尾山に登られていた方に拾って頂いて駐車場まで乗せていただきました。助かったぁ… ありがとうございました。

コース状況／危険箇所等

■作場平〜笠取山荘
東京都水道局によって綺麗に整備されていてスニーカーハイカーでも大丈夫かも。途中案内地図もありわかりやすく、解説板も面白い。一休坂は急登と指導板にかかれていますが、普段山に登っている方にとってはそれほどでも無いはず。
■笠取山荘〜笠取山
木道が整備されていて歩きやすい。笠取山への取り付きはスキーゲレンデのような急坂。山頂前後は岩の上り下りなので気をつけて。
■笠取山〜黒塊山〜唐松尾山
踏み跡は明瞭ですが、明らかに人通りは少ないのがわかります。足元は濡れた笹なのでズボンの裾はビチョビチョ…。唐松尾山前後は結構根っ子がヌルヌルで滑りやすし。
■唐松尾山〜西御殿岩〜山ノ神土
根っ子道が続きます。西御殿岩への分岐は笹に隠れてるはずの道標を気をつけて探してたんですが見つからないまま気がついたら西御殿岩方面に進んでました。西御殿岩へはところどころザレれてます。直下はプチ・クライミングゾーン。
山ノ神土までは多分濡れてなければ問題ないんですが、岩や根っ子がぬーるヌルで何度か足を取られてしまいました。
■山ノ神土〜牛王院平〜林道
これは気持ちの良い尾根下りです。道はふかふかで歩いていて楽しい尾根道。七ツ石尾根とのこと。雲取の方の山と同じ名前ですね。

その他周辺情報

のめこい湯（900円）でスッキリ。付近の山々からの登山帰りの方や観光でいらっしゃっている方で大盛況で洗い場が空くまでちょっと待つような状態。

写真

9/9 5:44

登山口までの林道で鹿の親子に遭遇。母ジカのキリッとしていることと言ったら。

9/9 6:14

笠取山、水干あたりまでのルート図です。笠取山荘までにも同様な地図板があり、スニーカーハイカーにもわかりやすい。

9/9 6:15

作場平登山口です。登山道は綺麗に整備されていますね。

9/9 6:17

熊に注意！

9/9 6:20

沢沿いの道です。生憎の曇り空ですが、これは癒やされるルートだ。

9/9 6:24

しばらくヒノキとカラ松の混成林。人工林だそうです。

9/9 6:26

こんな解説板が何箇所も設置されています。ふむふむ。

9/9 6:28

水筋には橋がかかっています。

9/9 6:29

9/9 6:40

ヤブ沢との分岐。一休坂は急登とあり、下り推奨らしいのですが、まぁ大丈夫でしょう。

9/9 6:48

一休坂へ進みます。

9/9 7:12

キノコ。今回は花はあんまり見かけませんでしたね。

9/9 7:19

沢筋の道。

9/9 7:22

とにかく水をいっぱい含んだ苔がみずみずしい。

9/9 7:30

このルートはたまりませんね。

9/9 7:39

笠取山荘からちょっと下った処の水場です。冷たい！

9/9 7:41

ヒックリガエル！？起こしてあげるとゆっくりと茂みに消えていきました。

9/9 7:54

笠取山荘へ到着。テントは5張ぐらいいらっしゃいましたね。
ここでクリームパン休憩。

9/9 7:59

では、笠取山へ。

9/9 7:59

この辺からガスというかキリというか、あたりは神秘的な情景に包まれてきます。

9/9 8:03

9/9 8:08

9/9 8:08

花は枯れてますね。マルバダケブキかなぁ。

9/9 8:08

9/9 8:11

東京都印の石柱？

9/9 8:11

小さな分水嶺。なんと荒川、多摩川、富士川へそれぞれつながっているとのこと。毎日荒川と多摩川を越えて通勤してるけど、ここだと一周10秒で3つの川を越えれるのね。

9/9 8:13

水干方面との分岐。笠取山ピークを目指します。

9/9 8:17

打ち捨てられた鉄のナニか。ワイヤーの巻取り機か何かなんでしょうか。

9/9 8:25

アザミが咲いていました。

9/9 8:26

わかりにくいですが笠取山直前の急登。前を2人連れのパーティーが登ってました。

9/9 8:36

笠取山登頂！しかしながら周りは真っ白な上に吹き晒す風。
先行していた方々は多分ここで引き返されたのかな。

9/9 8:46

こちらはもう一つのピーク。環境省の山頂標です。
笠取山って双耳山だったのですね。

9/9 8:55

下ります。道悪いです。台風21号での倒木らしきものでこの先道が塞がれているところが多数。
この写真の木はマシですが、くぐれない・またげない・回り込めないの三重苦がいくつか出現。

9/9 8:55

笠取山荘周辺から打って変わって、奥秩父が本領を発揮するルートになりました。

9/9 9:03

水干方面との分岐。神社でお参りもしたかったのですが、この先長いので先へ進みます。

9/9 9:08

笹ヤブに…

9/9 9:36

キノコ。

9/9 9:39

これはクマじゃないよね、鹿だよね。
皆さんのレコだとサッカーチームができるぐらいシカが出てきてたようですが、今回は登山道では見かけず。10/31迄駆除をされているようなので、姿を消してるのか。

9/9 9:39

完全に神秘の森。ここは黒塊山あたりのはずなのですが、標識はないようです。

9/9 9:53

こんなトコロあるいてて大丈夫なのか…？と不安になる。

9/9 9:54

道標も朽ちてます。

9/9 9:54

9/9 9:58

2044mピーク直前かな。この辺から岩のアップダウンが出てきます。岩が濡れているので注意して進みます。

9/9 10:00

2044mピークの印？も朽ちてるし。

9/9 10:14

おなじみのシャクナゲロード。

9/9 10:35

こういう石柱ってなんなんだろう…？
→ 境界杭ですね。

9/9 10:47

ん？将監峠への分岐？
分岐を右へ行かずちょっとだけ直進すると唐松尾山頂上があります。

9/9 10:48

ついたね。

9/9 10:48

ついた。

9/9 10:48

唐松尾山登頂！
噂通りの地味な山頂です。

9/9 11:13

ここでランチにしました。
用意をしてると西に晴れ間が！

9/9 11:38

えーっとこれはなんだ？大菩薩嶺ですね。
日も出てきてヤマテンの予報を信じて登った甲斐があったというもの。

9/9 11:43

次なる目的地へ進みます。西御殿岩への分岐があるはずなんだが…

9/9 12:12

…と思ったら着いちゃいました。分岐はどこにあったんだ？ある意味道迷い状態だけど (-1)×(-1)=1みたいな。

ちがうか。

9/9 12:17

雲があるので富士山やアルプスまでは見渡せないが、奥秩父一望！
北方面は両神山！

9/9 12:18

右へ回っていきます。
手前のは和名倉山（未踏）。

9/9 12:18

ちょっとだけ武甲山。右奥は芋の木ドッケに雲取山。

9/9 12:18

こちらの尾根は竜喰山（未踏）とか？

9/9 12:18

大菩薩嶺方面。

9/9 12:19

9/9 12:19

9/9 12:19

向こうは国師ヶ岳。手前はさっきまでいた唐松尾山。

9/9 12:19

9/9 12:19

以上、奥秩父オールスターズでした！

9/9 12:42

もどると分岐の道標を発見。これはわからん。
このすぐ近くに赤白の棒が立ってるんですが、そっちが西御殿岩です。

9/9 12:42

左が西御殿岩、右が将監峠方面…

9/9 13:06

途中崩落した谷筋(?)の復旧工事の現場がありました。

9/9 13:20

牛王院平（ごおういんだいら）分岐の道標はご覧の通り。
将監小屋も見てみたかったんですが、あっちは林道歩きが長いらしいので右の七ツ石尾根から下っていきます。

9/9 13:26

なんとここはスキップして降りたいぐらいの快適な下山道。こんなの奥秩父で初めてかも。

9/9 13:27

これは馬酔木？葉っぱの先っぽがピンクになって花が咲いたようになっています。

9/9 13:29

雲がだいぶ取れてきた。今更だけど。

9/9 13:36

まっしろいキノコ。
→ ド…ドクツルタケ!? だとすると、殺人キノコ！！！

9/9 14:05

林道に出ました。

9/9 14:23

林道はこの辺から車両通行禁止。

9/9 14:30

そしてゲザンヌ。ここから地獄の車道歩き。ここに来て太陽がカンカン照りにならなくてもいいモノを…

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

ザック 登山靴 シェル フリース 長袖シャツ ズボン Tシャツ タオル ソックス グローブ 帽子 コッヘル バーナー 水筒 お尻マット コンパス ファーストエイドキット 雨具 ツェルト ヘッドランプ トイレットペーパー ナイフ 簡易トイレ ライター ストック 熊ベル モバイルバッテリー リップ 目薬 日焼け止め 手帳 筆記用具 時計 地図（地形図） サングラス 老眼鏡 鏡 スペアコンタクト 財布 昼ご飯 飲料 行動食 予備食 携帯

感想

ミハラシ

　お盆の常念岳以来、台風とかで土日はお天気に恵まれず、世間の登山ブログもやたらギアのレビューや夏山の回想がつづく日々。毎日ヤマテンとにらめっこして、ようやくピンポイントで登山日和の予報となった日曜に行ってきました。
　唐松尾山はヤマケイオンラインでは"一泊必要な遠い山"みたいな解説もあるんですが、十分日帰りでも回れます。特に笠取山荘付近から笠取山はオススメですね。奥秩父で歩いていてこんなに綺麗だと思ったのは初めてなぐらい。
　笠取山〜唐松尾山は渋〜い奥秩父。途中人の気配なく、西御殿岩からの下りで初めてペアのパーティ二組にあったぐらい。ここはソロで心静かに歩くのが好きな人にはたまらないと思います。