記録ID: 1579999
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越
木曽御嶽山(田の原コースピストン:サークル秋合宿スピンオフ山行)
1982年10月17日(日) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 1,056m
- 下り
- 1,051m
コースタイム
天候 | 終日晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・山頂周辺の岩稜帯、落石・スリップ注意 ・頂上直下、結構な噴気活動あり |
写真
感想
2泊3日の中ア縦走(サークル秋合宿)の後、同期一人と連れ立って「お代わり山行」へ。木曽福島で駅寝の後、始発バスで標高2,200m・田ノ原登山口に降り立ち、快晴の中、7→8→9合目と快調に高度を稼ぎます。山頂が近づくと、樹木もほとんど生えず、近くに噴気も上がる荒涼たる雰囲気に。頂上小屋で広大な頂稜の一角に出て、標高3,000m超の絶頂・剣ヶ峯に登り着くと、素晴らしい展望が広がります。眼下に見えてきた二ノ池は、青緑色の水面が“砂漠のオアシス”の趣。展望を楽しんだ後、富士山ばりのプチ「お鉢巡り」で二ノ池の湖面まで下り、昼食の後、再び来た道を田ノ原へと下り、コンパクトな3,000m峰の日帰りツアーを終えました。
この時の御嶽山は、活火山特有の荒々しい山岳景観と対照的な山麓の豊かな緑、広々した頂稜からのゴージャスな眺め、四周に伸びるバラエティに富んだ登山ルートが印象的でした。その後、火山活動そのものは継続していたものの、30年余の時を経て、好天・紅葉真っ盛りの中秋の週末、突然の噴火で多くのハイカーの命が奪われたことには大きなショックを受けました。大自然の大らかさと猛々しさの両面を見せられた思いですが、その後、奥飛騨やアルプスの山々の頂きから未だ噴気を上げる御嶽を眺めるたびに、鎮魂の思いが胸に去来します。楽しいはずの紅葉ハイクで心ならずも被災された方々に、改めて心からのお悔やみとお見舞いを申し上げたく思います。
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