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Yamareco

記録ID: 1580817
全員に公開
沢登り
大峰山脈

熊野川 十津川芦廼瀬川上流〜西白谷

2003年08月16日(土) ~ 2003年08月17日(日)
 - 拍手
ちゅき その他2人
GPS
31:00
距離
13.8km
登り
1,000m
下り
985m
天候 Day1 雨、Day 2 曇時々雨
過去天気図(気象庁) 2003年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
淵を泳ぐ大島さん
2003年08月16日 11:29撮影 by  u20D,S400D,u400D, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
8/16 11:29
淵を泳ぐ大島さん

感想

http://k3.fc2web.com/03/08/16/index.html

15日夜
 蛍池駅前21時前出発で とよのかの車に乗り込み、途中、上北山村の河合で便所休憩の後、24時前に池の平公園に着いてテン泊。小雨が降っていた。
16日
 テントを片付け車出発。国道425号で奥地川沿いを通り白谷トンネルを抜けると間も無く池郷林道と国道の二又地点に着く。駐車し、着替えとると脱糞もよおしモード。ガビチョーン、ビチクソ。虻が寄ってきて袋の裏を狙う。ゲゲー。ケツ丸出しビチクソはみ出しで対虻戦闘モード。俺にとっては この5〜6分間が二日間の沢登りの中の最核心部であった。全エネルギーの250%を使てしまう。こんなことなら池の平公園の便所でシとくんやった…、いやいや、でも あの場所・あの時刻には便意を催さなかった。やはり脱糞は便意を催した時にシたほうがよく出るし、悪いのは虻や!…、なぜかブルー。
 エネルギー空になり脱糞場所からフラフラと車に戻ると 二人は既に用意バッチシになっていた。アヘアヘと沢装束に着替えて、駐車地スグの傾斜の緩いガレを降りて本流へ向かう。本流に至るまでに砂防堰堤が2つあったがアヘアヘと降りれた。
 本流は お水たっぷり。カヤックでも遊べますぅ。上流100m先に見えている高い堰堤は左岸から越えた。上は川幅が狭まって淵になり、低い滝がある。早速泳いで通っていく。泳いで泳いで泳いで泳いで…。なかなか西白谷と東白谷の二又にたどりつけまへんなぁ。一箇所、川が左にカーブしているところに淵があり、左岸は岩棚を歩けたが、流れが無いように見えるので泳いだ。…ら、実は流れていて途中、流木のひっかかってるとこまで泳ぐのにえらい体力を消耗した。もう体力ないっちゅうのに。俺が泳ぎで苦労していたのを見学していた後の二人は「ロープを出せ」とのたまう。とよのかが適当な長さのを持っていたので それを投げ縄してもらうが全然とどかない。鱒二に上の方に登ってもらってから投げてもろて なんとか届いた。とよのかはロープをたぐって泳いで?きたが それでも ごっつぅ大変そやった。ザックが50lくらいありデカイせいで泳ぎ難いということもあるようやった。
 楽しい川原歩きも結構あり。蝶が川原で死んでる魚をついばんでたのにはプチびびり。
 吊橋跡と鉄&コンクリの橋をくぐり、しばらく川原を歩くと新しくて高い堰堤が突如 目の前に現る。これは右岸から高巻く。
 堰堤の上流側は湖のようになっていて西白谷と東白谷との二又。ここで昼食休。再び川原歩きを少しすると、今度はプチゴルジュが出現。ナメと数mの滝が交互に現れる。釜も それなりに深くて楽しい。西白谷に入って最初の大きい二又は右又に ごっつい音のしてる5mくらいの滝が見えたので左又遡行予定やったが目の前まで見に行った。すごい迫力。二人はしばし見とれていた。
 左又に戻りナメや小滝を見ながら歩いていく。途中、プチ嫌らしい箇所ではロープをフィックスして とよのかにプルージックで通過してもらう。
 高さは1mくらいだが水流のプチきつい滝があり、とよのかが手間どっていたのでロープを垂らして登ってもらう…、が、そのロープが水底のどっかに引っかかって抜けまへーん。鱒二様の必死の努力のかいあってロープは回収でけた。鱒二店長ありがとー!
 右岸林道から山ヌケがあったり、トタンみたいなモノが落ちてきたり…、と林道の影響を目にするようになってきた…、と思ったら間もなく土管が見えてきた。この土管のスグ上が林道。完全水線突破にこだわる本チームは土管の中を蜘蛛の巣を払いながら完全遡行?するのであったー。
 この林道横はフラットだし水もあるし焚き木もタップリ、時刻も4時を回り ええ時間になってきたので寝床に決定。
 ツェルトをはり、焚き木を集め、焚き火で ご飯を炊いて なんか他にも色々おかずが山ほどあり、ほんまに満腹になった。寝る時には空も結構明るく「明日の天気は きっといいよねー」「んだんだ」などと今から思うとアホな会話をしていた。適当に寝る。
17日
 目覚めるとツェルト内には とよのか居らず。外で合羽着て何かしてた。「蚊ぁに よぉけ咬まれてもたー」と嘆いている。天気予報では晴れのはずが…結構 雨ふっとる、小雨なんてもんやないでー!虻を払いながら朝飯を またまたどっさり食い、ツェルトを片付けて出発。「このまま林道を帰ろうか」という話も出ていたが、なぜか中八人山まで詰めることになる。雨は降っているが ここはホンマに雰囲気がエエ。なるべく楽そうな枝谷を選んでピークやや南のプチコル付近を目指す。斜面は全体的に立っていて連瀑っぽくなっているがホールドは結構あるので そのまま登れる。だが とよのかが登りやすいようにロープを出した箇所も少しあった。
 雨のせいか稜線直下まで水が流れている。最後は幅が広く傾斜のきついザレ場になっていたので左の潅木に逃げて稜線に出た。そこから1〜2分で中八人山の表札がよぉけかかっとる場所に着く。登山道は立派だったが、コルを過ぎると笹が濃くなり藪漕ぎとまではいかないが それに近い感じになってくる。鱒二は眉間に皺を寄せたまま歩いている。「眉間に皺寄っとんで」と突っ込むと「こんなとこ歩いとったら気ぃ狂うゎ」とオガる。そうか、笹薮が嫌いなんだね。あ゛〜ん きゃわいそ。  中八人山から奥八人山までの稜線には ある赤色のテープがなんとなくついている。1時間で奥八人山の表札があるとこに着き、そこでラーメンライスの昼ごはん。食事時も相変わらず雨…。
 その後、北東へ向かう稜線を辿ってコルから南へ降りるつもりだったが、途中で稜線を外したので そのまま真東のガレをグングン降りる。で、水が出てきたなーと思ったらスグ林道に着いた。ここは西白谷の山腹を走る林道の終点。
 雨のシャワーを浴びながら2時間半ほど歩く。駐車地に着くまでの道中 虻が俺を見放すことはなかった。着替えの時も虻がまとわりつくが なんかどうでもよくなってきた。
 とっとと退散して きなりの湯に入湯。んでもって京橋で鱒二店長を降ろして帰った。皆様ありがとうございました。結構おもろかったやんなー?!
 蛭を結構つかまえたなー。とよのかと俺は吸われんかったけど鱒二店長は吸われてたっぽい。

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