燕岳


- GPS
- 30:54
- 距離
- 34.0km
- 登り
- 2,392m
- 下り
- 2,392m
コースタイム
05:05宮城ゲート駐車場〜08:13中房温泉08:45〜09:23第1ベンチ09:23〜09:55第2ベンチ09:55〜10:39第3ベンチ10:39〜11:43富士見ベンチ11:53〜12:38合戦小屋12:38〜13:11合戦沢ノ頭(昼食)13:55〜14:52燕山荘(宿泊手続き)15:10〜15:45燕岳16:02〜16:25燕山荘
●12/29
07:27燕山荘〜07:55合戦沢ノ頭07:55〜08:03合戦小屋08:10〜08:22富士見ベンチ08:22〜08:35第3ベンチ08:35〜08:49第2ベンチ08:49〜09:01第1ベンチ09:01〜09:20中房温泉09:33〜11:59宮城ゲート駐車場
天候 | 12/28:ガス→快晴! 12/29:雪→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
到着時は10台程度だったが、下山時は満車に。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 宮城ゲート、中房温泉 【コース状況】 ●宮城ゲート〜中房温泉 約12kmの車道歩き。 中房温泉までの距離が書かれた標識が頻繁にあるので どれだけ歩いたか、あとどれだけ歩かなければならないかがよくわかる。 宮城ゲートから3〜4kmは凍結していて転倒に注意。 それを過ぎると10〜20cm程度で適度に雪が積もっていてい歩きやすくなる。 スタートしてからしばらくは、真っ暗な中、雪もちらついていたが、 日が昇るにつれて青空が現れる。 ●中房温泉〜合戦小屋 北アルプス三大急急登と呼ばれている合戦尾根。 夏に登ったときは大変登りやすく快調に歩を進めることができたが、 雪道でも同様に登りやすかった。積雪量は50〜60cmくらい。 このペースで登れれば13時前には燕山荘に到着できると考えていたが、 第2ベンチを過ぎた辺りから突然komemameが蟻の足になり、 かなりゆっくりペースにスローダウン。komemameのリュックの中の重い荷物を交換し、 何とか頑張ってもらう。 気温は中房温泉で気温はマイナス9度。合戦尾根ノ頭では0度まで気温が上がっていた。 危険箇所なし。 ●合戦小屋〜燕山荘 風が穏やかだったため、お昼は合戦沢ノ頭で槍を見ながら食べる。 バテ気味のkomemameも暖かい味噌汁と絶景で復活。 登りはトレースあり。下山時は軽く吹雪いていて、トレースが消えかかっているところもあったが、 20mおきに目印の旗があるので不安を感じる箇所はありません。 積雪量は70〜80cm程度。トレースをちょっと外すと太ももくらいまでズボッといきます。 合戦沢ノ頭から稜線歩きになるため、念のためアイゼン着用。 頂上直下は冬道になっており、途中から南寄りにルートをとり、燕山荘の裏から周り込むルートに。 ●燕山荘〜燕岳 表銀座の稜線に乗ると、今までとは違う冷たい風が吹き付ける。 稜線の雪は西側は吹き飛んでいる箇所も。東側や岩場の陰は20〜30cm程度。 ここからは目出帽を着用し、完全冬山装備で。念のため、ピッケル使用。 ※ワカンは使用せず。 【温泉】 穂高温泉郷 温泉健康館穂高ヘルスハウス |
写真
感想
●当初12月23日〜24日で行く予定だった燕岳。しかしクリスマス寒波の襲来のために強い冬型のため、
北アルプスは間違いなく荒れそうだったので、急遽権現岳(翌日は霧ヶ峰)に転進したが、
天気予報は大はずれ。権現からも快晴の北アルプスの姿が良く見えていた。
年内は無理かなと思っていたが、28日にもう一度チャンスが巡ってきそうだったので迷わず目指す。
●宮城ゲートから歩き始めると、真っ暗な中雪もちらつき始め、心配になるが、
日の出とともに天気はみるみる回復し、中房では青空が。
●最高のコンディションの中合戦尾根を登り始めるが、約12kmの車道歩きがボディーブローのように効いていたのか、
第2ベンチを過ぎた辺りからkomemameの歩みが蟻の足に。13時前には燕山荘に到着できる予定だったが15時到着となった。
しかしこれが結果的に最高のタイミングをもたらしてくれた。燕山荘に荷物をデポして空身で燕岳へ向かった帰りに最高の夕日を眺めながら歩くことができたので。きれいな夕焼けでした。
●この日は北アルプスの冬にしては珍しいほどの快晴。360度見渡す限り青空がほぼ一日中広がっていた。
こんな日に登ることができて本当にラッキー。
●帰りは燕山荘〜中房間で20〜30人程度、中房〜宮城ゲート間で50人以上とすれ違う。
●あまりにもの好天に写真を撮り過ぎて整理が大変でした…。
天気良し、風ほとんどなし、体調ばっちりでのぞんだ燕。
最初の宮城ゲート〜中房温泉の車道歩きは、
なだらかだけど、長くてじんわりと疲れが溜まっていくような感じ。
「登山口についた時点で力尽きてしまいそう・・・」と何度も思った。
その予感は登山口を過ぎ、第二ベンチ以降に現実のものとなってしまった。。
とにかく足が前に出ない、あがらない。
ときにはツルっとすべて転んだり。
(danyamaはさぞイライラしたことだろう・・・)
自分でももどかしいくらい!
歩いても歩いても次の富士見ベンチに辿り着かなくて、
ホンキで泣きそうになる。
でも天気は私に味方をしてくれたようで、終始おだやか。
きゅっきゅと歩く音が気持ち良く、
ときおり見える景色に元気付けられつつ登っていった。
ようやく合戦小屋に着き、
合戦沢ノ頭で食べたおにぎり+お味噌汁のなんとおいしかったことか!
一気に元気になった。
燕山荘到着がだいぶ遅れたため、腰を落ち着ける間もなく燕岳へ。
年末前だったせいか、登山者は少なくて、山頂には私たちだけ。
360度見渡せる景色に囲まれて「ここまで頑張ってよかったー!」。
後から登ってこられた方も同様に感動されていた。
そして今回私が楽しみにしていた一つである燕山荘。
人気のある山小屋で、冬季営業の年末年始にはたくさんの人がやってくるという。
そもそも私は山小屋に泊まるのも初めて。
燕山荘は2階建てになっていて、私たちが通された部屋は、
2階部分にある二人用の寝室スペース。
寝台特急みたいに上下2段になっていて、
上の人はハシゴで自分のスペースに上がる仕組みになっている。
ただ、今回は宿泊者が少なかったから下の段に私たちだけ。
ブレスサーモの寝袋に毛布、枕まで完備されていいるのには驚き!
食事も温かいスープが出たり、何種類かのおかずにデザートまでついて大満足。
食後はこたつ部屋で、宿泊者のみなさんと大画面テレビを見ながらまったり。
おかげで体もポカポカになって、そのまま自分のスペースに移動して就寝。
さすが人気の山小屋だけあって、一日の疲れを癒すのに最適な場所だった。
2日目は、予報では雪。
ところが、出発する朝こそ怪しい雲ゆきだったモノの、
少しずつ晴れ間が広がり、暑いくらいに。
燕山荘〜中房温泉は、前日の登りで6時間近くかかってしまったところを、
2時間で下山。何とも登りの体力の無さ過ぎを実感してしまう〜。
とはいえ、全体的には大満足!
2011年を締めくくるのにふさわしい山行となった。
2011年、「私にも出来るかもー」と興味半分ではじめた雪山。
夏、秋の山とは大違いでとにかく寒くて、たいへん、ツライことも多いけど、
それ以上にきれいな景色、澄んだ空気のとりこになってしまった。
2012年も自分の体力、経験にあった雪山でレベルアップをしていきたい。
【装備memo】
ハードシェル(アウター)
ミッドレイヤー
ベースレイヤー
毛糸の帽子
バラクラバ
フリース生地のマフラー
サングラス、ゴーグル
手袋(オーバーグローブ、インナーグローブ1、インナーグローブ2)
オーバーパンツ
発熱タイツ1
発熱タイツ2
冬靴
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