上高地BS〜横尾キャンプ場(泊)〜槍ヶ岳〜横尾キャンプ場(泊)〜上高地BS
- GPS
- 43:40
- 距離
- 43.1km
- 登り
- 1,969m
- 下り
- 1,957m
コースタイム
- 山行
- 2:12
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 2:16
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 2:52
- 合計
- 11:18
- 山行
- 1:47
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 1:51
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
さわやか信州号 バスタ新宿07:15発>上高地バス停13:10頃着(渋滞) <復路> アルピコ交通上高地ー松本・新島々線 上高地バス停13:20発>新島々駅14:45着 松本電鉄上高地線・松本行 新島々駅14:45発>松本駅15:15着 特急あずさ 24号 松本駅15:19発>新宿駅18:06着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
槍ヶ岳山頂直下は、岩場で鎖場、鉄梯子が続くが、自分のペースで登ればよく、周囲もそれを許してくれるので安心して登れる。 |
その他周辺情報 | 上高地アルペンホテルで入浴。入浴料は、格安の600円だった。 朝7:00〜朝10:30と午後12:00〜午後2:30(受付終了は各30分前)の二部制なので、訪問時間に注意が必要。 |
写真
装備
個人装備 |
マウンテンハードウェア KOA 55L
LAKEN1L水筒
NEMO ANDI
フットプリント
シュラフ
シュラフカバー
ウレタンマット
SOTO「WindMaster SOD-310」とOD缶
チタンコッヘル
自作風防兼五徳
細引き5
市販ペグ5
上下着替え一式(3日分)
ヘッ電
予備バッテリー
カメラ
iPhone6S
速乾性のパタゴニアT
MHWゴーストライトジャケット
MHWダイヘドラルプリカーブパンツ
アディダスソックス
アディダス テレックス スコープ GTX
雨具上下
ミズノ・ブレスサーモ・ダウン上
MHWフリース下
Garmin GPSMAP 62s
地図
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感想
ようやく北アルプスにデビューすることが出来た。
企画・引率は、山パイセンのM店主。標高トップ・ファイブ達成まであと1座とするA野氏も参加した。
待ち合わせは、上高地バスターミナル。M店主とA野氏は、電車と路線バス。僕は、さわやか信州号(午前7時15分バスタ新宿発、午後12時02分上高地BS着)を使ってアプローチした。
<1日目>
9/22(土) 上高地BS〜横尾キャンプ場(泊)
<2日目>
9/23(日) 横尾キャンプ場〜槍ヶ岳〜横尾キャンプ場(泊)
<3日目>
9/24(月) 横尾キャンプ場〜上高地BS
9/22(土)に定刻07:15より少し遅れて出発したバスは、中央高速の渋滞にはまり、上高地BSに到着したのは13時を過ぎた頃になった。
A野氏は既に到着しており、無事に合流できた。
食料は、サラスパと明太子ソース、煮込みハンバーグ、パンとコンビーフとドライソーセージ。赤ワインは2L装備した。
乏しい食料計画ゆえに、出発前にお土産屋で松本名物山賊焼を1つ買って腹ごしらえをして、幕営地の横尾キャンプ場を目指して出発する。
梓川は前日までの雨のせいか、川べり近くまで水位が上がってきており、河童橋の下を流れるブルーグレーの濁流は、見ていて怖いくらい。
スタートしてすぐは雲が多く、穂高連峰は残念ながら雲の中。うーむ、やはり天気はイマイチなのかなと思っていたら、徳澤園を過ぎた頃には雲が流れてスッキリとした青空に早変わり。
お、ラッキー!山の天気は分からんものだと話しをしながら歩いていると、目の前に穂高連峰の峰々がどーん!と現れる。
立ち止まっている人みんなが同じ構図の同じ穂高連峰の写真を撮っていたと思うw
カッコいい山容を見ていると、時間が経つのを忘れる。
そういえば、M店主からテン場の場所取りをお願いされていたっけ、と横尾キャンプ場へ向かう。
横尾キャンプ場は、パッと見で30張くらいの混み具合で隣のテントとの距離は近いが、3張分のスペースを確保できた。
テン場代は、700円/1人。スーパードライのロング缶も700円/1本。ビールを買ってテントに戻る途中で、M店主と合流する。
テントを設営した後は、サラスパと明太子ソースと煮込みハンバーグの夕食を食べながら、ドライソーセージをツマミに宴会をスタートする。赤ワインは、横尾山荘で買った500mlのカベルネを入れて、全部で3L。
楽しい時間はあっと言う間に過ぎて、18時過ぎにお開きとなった。
歯を磨いてシュラフに入ると、赤ワインが効いてきて寝落ち。その後、一度も起きることなく、翌日の午前3時にスッキリと目が覚める。
9/23(日)は、午前4時に横尾山荘を出発する。いつものことだけど、暗い中の登りは景色が無いのでつまらない。
槍沢ロッジに着いた頃、夜が明け始めて、空が少しづつ明るくなる。
ババ平に到着する少し手前くらいのタイミングで、穂高連峰がモルゲンロートに染まる。
槍ヶ岳が姿を見せたのは、水沢を過ぎて少し登ったグリーンバンドあたりだったと思う。
とんがり帽子の槍の穂先を発見!雲ひとつない青空に突き刺さるような山容を間近に見れて大興奮。紅葉の始まった草木とハイマツの緑がまた最高にキレイで、晴天に感謝する。
ボウズ岩を過ぎて、槍ヶ岳山荘に到着したのは、午前9時少し前になった。アタックザックに入れていた煎餅とクッキーを食べてひと休み。
槍渋滞はなさそう。いざ、穂先へ!
ほとんどが岩場で最後は鉄梯子という脳内イメトレ完了済みの登りは、正直、それほどの難易度はなく、また高度感もあまり感じなかった。
途中、ギブアップする若い外国人女性がいたので、「マジ、やめるの?」と一応聞いてみたけど、きっぱりと「高さが怖いからやめる」と。
上高地の槍の穂先の直下まで来て登頂を諦める潔さは、凄いというしかない。
最後の鉄梯子を登り切って、槍ヶ岳山頂に到着したのは、午前9時半過ぎた頃。先に登頂していたM店主とA野氏とグータッチ。
槍の穂先から見る景色はもう最高。ギザギザした穂高連峰が特に男前でカッコいい。
A野氏のトップ・ファイブ達成の喜びと仲間にトップ・ファイブを達成させる重圧から解放されたM店主はオトコ泣き。最高の仲間と最高のコンディションの中で北ア・デビューを無事に飾れたことに感謝して、僕は心の中でオトコ泣き。
360度の大パノラマを堪能して、午前10時半に下山を開始する。
高度を下げていくと、槍の穂先はどんどん小さくなり、頭の中はビールでいっぱいに。
水沢で顔を洗いリフレッシュした後は、槍沢ロッジまで一気に下山する。
横尾山荘手前でM店主が一気に先行し、横尾山荘到着と同時にロング缶で乾杯する。心地よい疲労感と超絶ウマイ下山ビールに大満足。
テントに戻り、夕食のサンドイッチをツマミながら赤ワインで乾杯アゲイン。前夜にあまり寝られなかったというA野氏は、飲みながら寝落ち。赤ワインが底をついた午後6時半頃、テン場での宴会はお開きとなった。
3日目となる9/23(月)は、13時20分発の新島々駅行のバスに振り替えて、待ち時間の間に風呂に入るプランを実行する。
バス便の振り替えは僕の任務となり、徳澤園から上高地バスターミナルまでは単独行に。
バスターミナル到着後、14時30分発の整理券を無事に13時20分発に振り替える。
バスターミナルから河童橋まで戻り、M店主率いる本隊と合流して11時30分頃、風呂のある上高地アルペンホテルに到着する。
受付で入浴料の600円を支払い、荷物は乾燥室へ。ホテル到着を祝して乾杯アゲイン。
風呂は、受付順に名前を呼ばれて入浴するシステム。混雑を避けるためのものと思われるが、おかげで気持ち良く入浴することが出来た。入浴後も乾杯アゲイン。
バスの発車する20分位前にバスターミナルに戻り、ビール片手にバスを待つ。13時10分頃、整理番号が呼ばれて1号車に乗車する。
新島々駅から松本電鉄上高地線に乗って松本駅へ。猛ダッシュで特急あずさ 24号のホームへ。ぎりぎり自由席を確保して、松本駅を15:19に出発した電車は、新宿駅に18:06に到着した。
3連休のあずさは、通路まで人人人の大混雑。車中宴会はほどほどにして、新宿駅に到着後はいつもの桂花ラーメンへ行き、反省会アゲイン。
ラーメンとビールでお腹いっぱいになった後、新宿駅前で解散となった。
北アはなんだか遠い地の山のイメージが強くて、足が遠のいていた山域であったが、来てみれば登山道はしっかりと整備されているし、バスの輸送システムにも無駄はない。
ホテルでの入浴ひとつ取っても、登山客をちゃんとお客様扱いしてくれるサービスっぷりには、ホント、驚いた。
「北ア、最高!」と行った人が口を揃えて言っているが、実際に行ってみると上高地の山岳リゾートとしての質の高さに打ちのめされてしまった。
なので、また近いうちに2回目の北ア山行を計画したいと思う。
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