強風の稜線歩き
- GPS
- 15:27
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,086m
- 下り
- 2,323m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 7:11
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 2:18
- 合計
- 7:05
天候 | 1日目 午前中は雨、昼から快晴(強風) 2日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
燕岳への道は整備されていますが雨で一部水路のようになっていて滑りやすくなっていた。 大天井岳への稜線は一部、崖を歩くので足元注意。 梯子場から山頂まではガレ場で注意が必要。 |
その他周辺情報 | 稜線は風が強いためふらつかないようにしないと危険 |
写真
感想
(GPSはスタート時にロストしていました)
(中房温泉は7時発。)
前の週の土日に予定していた燕岳。
16日が誕生日という事もあり、バースデー登山と思っていたけど雨天の為中止。
燕山荘も2か月前から予約していたのに泣く泣く断念。
翌週の天候を見ると晴天になっていたのですかさず山小屋予約。
でも大天荘に予約。
実は、燕岳だけだと時間が余るかな〜と思い急遽足を延ばしてみようと予定を追加して大天井岳へ。
当日の朝は土砂降り。
そのせいか、金曜の深夜に到着した中房温泉の第一駐車場は余裕があり駐車できた。
明け方、目覚めると雨。
どうしようか悩み大天荘のブログを見るとやはり雨の予告。
でも「お昼から稜線は晴れるかも」って。
この言葉を信じて初の雨がっぱ装着。
登り始めから雨は当然初。
足元に気を付けながら一歩一歩進める。
第一、第二、第三ベンチと事前情報通りに30分程度で到着。
雨の中でもペースは上々?
でも気分はかなり急降下。
合戦小屋まで到着して様子が変わらないようなら撤退も視野に。
それにしてもカッパって雨には強いけど、自分の汗で濡れるから結果一緒のような気がしてならない。
ここで少し雨も上がり始めたので少し期待をして燕山荘へ向かう。
山頂に到着する寸前に燕山荘が見える。
うっすらとガスの中にいたけどその先には青い空。
稜線に出ると打って変わって目の前に広がる北アルプスの大パノラマ。
どうやら到着する30分ほど前から急に開けたらしい。
しかし大天井岳へ向かうにはまだまだ折り返し地点。
燕山荘で軽く昼食を取り稜線歩き。
予報通り、稜線上は強風。
でも右手に見えるアルプスの絶景のおかげで楽しい。
徐々に晴れ行く槍ヶ岳の変化を楽しみつつ稜線をひたすら歩く。
そして足がつる…w
意外とアップダウンが多く舐めてかかった行程を後悔しつつひたすら歩く。
そうしないと夕暮れまでに山小屋にはたどり着けないどころか道に迷う。
出発を悩んでいた時間が地味に応えてきた。
そして大天荘まであと200mというところでまさかの雷鳥家族のお出迎えを受けて元気が出た!
たどり着いた大天荘は予想以上のおもてなし。
きれいな小屋に温かい室内。
そして丁寧なスタッフと今まで経験した山小屋ではない経験。
案内された寝床は3枚の布団で定員6名。
お話では「ひょっとしたら4人で寝ることになるかもね」とスタッフ。
結局は一人一枚の布団にありつけましたが残り3人分の布団が邪魔をして少し寝苦しかったw
夕食は自炊でしたがここでは肉と魚をチョイスできるそうな。
知ってればナマモノ、持ってこなかったのに(泣)
夕食後には食堂で「ランプの夕べ」なるカフェができるも、お腹いっぱいで参加できなかった…
外で星空を、と思いつつ見上げると目の前に輝く月。
明るすぎて星の撮影を断念。
そもそも雨だったのでカバーをかけることができず三脚を持ってこなかった。
それ以上に風も強く三脚を構えてもぶれるだろうし、仕方ないかな?
談話室で漫画の「岳」を読み軽く恐怖を覚えつつ就寝。
しかし、夜中には先日の台風並みの風が吹いているようで何度も目覚めた。
テン場の人たち、さぞかし大変だろうな、と温かい布団の中で心配をしていた。
朝は他の人がゴソゴソして目覚める。
普段ならうるさいと思うけどこういう時はちょうどよい目覚ましと思う。
ゴロゴロしながら朝ごはんの時間を待つ。
炊き立てのご飯に温かいお味噌汁、これだけで十分なのにさらにおかずが盛りだくさん。
テン泊では体験できないですね。
食後は軽く準備をして大天井岳で朝日を待つ。
雲海に浮かぶ浅間山、八ヶ岳が幻想的。
背後には日の出を待ちわびる槍ヶ岳。
最高のロケーションで見る日の出は感動もの。
感動もつかの間、帰らねばという現実。
後ろ髪をひかれつつ小屋を後にしてきた稜線を戻る。
前日はすれ違う人がいなかったのに連休中日は人が多い。
何度もすれ違いペースが思うように進まない。
パーティーは遠慮なく突っ込んできてさすがにイラっとする場面もちらほら。
割り切って見えたら先にどいていることで対処。
2時間ほどかけて燕山荘へ。
ここで休憩を兼ねて早めのお昼ご飯(午前8時w)
足が結構応えているので山頂を踏むか悩むも、そもそも燕岳に登るために来たので目的を果たすために山頂へ。
さすがに久々に長距離を歩いているので少し進むだけで息が切れ、足が痛む。
何とか頑張り山頂!
白い山肌に映える紅葉。
遠くには出発した大天井岳とその横にそびえる槍ヶ岳。
最高のひと時を味わいつつ下山開始。
しかしながら天気のいい中日とあり、どんどんと登ってくる人たち。
最初は遠慮しつつもさすがに我先にと登ってくるパーティーにイライラすることもしばしば。
へたった足なので、慎重に降りてはいたけどさすがに譲り合いの精神が欲しかった。
各休憩所も結構な人だかり。
適度に休憩しつつ無事に中房温泉まで戻れました。
車に戻り温泉道具を持ち出してさっぱりしました。
少し気になったけど、下山中にすれ違ったクラツーの団体が12時20分くらいに第一と第二ベンチの中間くらいで出会ったけどさすがに遅すぎやしないか?
更に第一ベンチよりか下であった中国人グループ、どう見ても小屋泊だけどさすがに出発時間が遅すぎではないかと。
コースタイム通りであればギリ間に合うかもしれないけどバテとか検討しないのかな。
そういえば大天荘でも15時半ごろに受付をしているときにスタッフが受けた電話が「ちょっと遅れますって言ってますけどまだ合戦小屋についてないみたいなんですよ」って言ってるのが聞こえましたが…
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する