鹿島槍ヶ岳（扇沢からピストン）

2018年09月23日(日) ~ 2018年09月24日(月)

• GPS: 34:29
• 距離: 22.5km
• 登り: 2,322m
• 下り: 2,323m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:51
• 休憩: 1:57
• 合計: 7:48

距離 8.8km 登り 1,456m 下り 394m

5:18 扇沢有料駐車場
5:28 5:29 柏原新道登山口
6:39 6:40 ケルン（柏原新道）
6:49 6:51 駅見岬
7:46 7:47 水平岬
8:17 富士見坂
8:40 8:55 種池山荘
10:00 爺ヶ岳南峰
10:13 10:14 爺ヶ岳中峰
10:30 爺ヶ岳北峰
10:53 冷乗越
11:10 11:15 冷池山荘
11:29 13:00 冷池山荘テント場
13:06 Myテント

2日目

• 山行: 7:54
• 休憩: 2:23
• 合計: 10:17

距離 13.7km 登り 869m 下り 1,929m

5:24 Myテント
6:19 布引山
7:04 7:26 鹿島槍ヶ岳
8:00 布引山
8:30 10:01 冷池山荘テント場
10:11 10:12 冷池山荘
10:28 10:30 冷乗越
11:08 爺ヶ岳北峰
11:36 11:37 爺ヶ岳中峰
11:51 11:54 爺ヶ岳南峰
12:35 12:55 種池山荘
13:15 富士見坂
13:42 13:43 水平岬
14:24 14:26 駅見岬
14:34 ケルン（柏原新道）
15:26 柏原新道登山口
15:41 扇沢有料駐車場

概ねコースタイム通りだったと思う．

天候

1日目：晴，2日目：曇時々晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

扇沢駅近くの有料駐車場（300台）に駐車（1000円/1日）

コース状況／危険箇所等

種池山荘直下，アザミ沢のあたりは道が細く片側が切れ落ちている．道も砂利なので下山時は滑らないよう注意が必要．

その他周辺情報

下山後に，大町温泉郷の「薬師の湯」（立ち寄りOK，大人700円）を利用した

写真

9/23 6:57

扇沢から柏原新道で登る．なだらかな道で歩きやすい．

9/23 7:53

紅葉していた．

9/23 8:53

種池山荘に到着．

9/23 8:53

種池山荘から鳴沢岳・針ノ木岳方面を望む．

9/23 8:54

アップで．

9/23 9:25

種池山荘と，背後に聳えるは剱・立山．

9/23 9:46

少し登ってもう一度振り返る．何度見ても絶景かな．

9/23 9:37

前方を見れば冷池山荘と鹿島槍．

9/23 10:14

テント場のスペースを心配し，爺ヶ岳の山頂はスルー．下山時にちゃんと踏みます．

9/23 12:20

冷池山荘のテン場．前を向けば劔・立山，横を向けば爺ヶ岳，後ろを振り向けば鹿島槍，という最高の立地．ただし，トイレはテン場から8分と遠い...．

9/23 18:17

日没前には夕食を食べて早目に就寝．

9/24 5:32

翌朝，鹿島槍にアタック．

9/24 5:36

鹿島槍と日の出．

9/24 5:37

朝焼けが見事だった．

9/24 5:39

朝陽に照らされる鹿島槍．

9/24 6:01

劔・立山もご覧の通り．朝陽を受けて神々しく輝いていた．

9/24 6:23

布引山を越えて...

9/24 6:48

鹿島槍までの最後の登り．

9/24 7:14

鹿島槍（南峰）登頂．

9/24 7:15

冷池山荘から歩いてきた稜線を振り返る．

9/24 7:11

右奥には槍ヶ岳の穂先も見える．

9/24 7:12

劔・立山もこんな近くに（黒部川を挟んだ真向かい）．

9/24 7:14

鹿島槍北峰，五竜，唐松と続く稜線．

9/24 7:11

五竜方面アップで．

9/24 11:52

テントを畳んで下山．写真は爺ヶ岳中鋒から振り返った鹿島槍．

9/24 11:55

爺ヶ岳南峰登頂．

9/24 13:26

種池山荘付近の紅葉がピークだった．

9/24 13:30

紅葉に包まれながら柏原新道を下った．

撮影機器：

NIKON 1 J1 NIKON CORPORATION

HERO5 Black GoPro

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ テント テントマット シェラフ

感想

Fxxk-Da

秋分の日ということで，両親と紅葉狩りに出掛けた．行き先は鹿島槍である．直前まで予報が微妙だったので，木曽駒ケ岳（桂小場からピストン）も候補に入れいていたが，前日の夜に予報を再確認すると，鹿島槍も木曽駒も似たような天気，と出た．それなら当初の予定通り鹿島槍に行こう，となったわけである．私は百名山に登る際には，事前に深田久弥著『日本百名山』の該当ページを読むことを習慣としているのだが，鹿島槍については深田久弥がいかにこの山を気に入っているかがよくわかり，一層楽しみになった．
山行当日，天気はすっきりとした秋晴れ．柏原新道はなだらかな道で歩きやすく，種池山荘付近が見事に紅葉していたことも相まって，とても良い心地だった．種池山荘は非常にかわいらしい山小屋で，屋根の橙色が周りの紅葉に溶け込んでお洒落な景観をつくっていた．爺ヶ岳から鹿島槍へと続く稜線も，前を向けば鹿島槍，左を向けば劔・立山が常に望め，足取り軽やか，しかし見事な景観ゆえに足が止まる，といった感じだった．1日目の夜は冷池山荘のテン場に泊まったが，ここも景色に飽きることはなかった（ただしトイレが遠いのが難点）．
2日目，日の出と同時に鹿島槍にアタック．朝焼けと，朝陽に燃える鹿島槍が美しかった．劔・立山は山頂部が朝陽に照らされ，神々しさを放っていた．鹿島槍山頂からは360度どこを向いても絶景が拡がり，大自然の造形美を満喫した．今回は時間の都合上，双耳峰のうちの南峰にしか登らなかったが，次は北峰，五竜へと続く稜線を歩いてみたい．
今回の山行は，天気に恵まれたこと，紅葉のベストシーズンに来れたこと，など様々な条件が重なり，登山の魅力をギュッと詰め込んだような，大満足のものとなった．また，鹿島槍の独特な山容，周囲の山々の織り成す絶景を堪能し，深田久弥が何故この山を好きなのかがよくわかった．