粟野川水系杣地川左俣
コースタイム
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:45
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に難しいところはない。 |
その他周辺情報 | たぶん最寄りの温泉は一の俣温泉。 今回はなんとなく道の駅蛍海道西ノ市で入浴。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
GPS
携帯
ロープ
ハーネス
ヘルメット
カラビナ
スリング
ATC
渓流シューズ
|
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感想
1 序
いろいろあって山に行かなかったり、
行っても記録を書く気が全くおこらなかったりしていたのだけど、
久しぶりに記録を書いてみる。
なお、杣地川左俣については都合によりGPSログなし。
9月の三連休一発目は島根と山口へ。
主たる目的は式内社巡りだったのだけど、それだけではもったいないので、
簡単な沢登りとハイキングを山口でやってきた。
この記録は沢登りの方の記録。
粟野川は山陰本線の長門粟野駅のそばで日本海に注ぐ川。
白滝山(667.8m)[34.303128,131.023142]※を源流として、
下関市豊北町田耕付近で粟野川に北から合流するのが杣地川。
杣地川の標高198m付近[34.293423,131.014473]の
二俣で左に分かれるのが杣地川左俣である。
西中国山地の沢に関するバイブルである「西中国山地の沢」で山口県の沢を探したとき、
何となくここが気になったので、歩いてみた。
※ この[ ]内の数字は緯度経度。
地理院地図等でこれを入力して検索すると、その数字が示す位置を示してくれるので、
namemaniaは人に位置を教えるときは利用している。
これから記録を書くときも、このようにして書くつもりである。
2 入渓点まで
式内社巡りをしていた関係でアクセスはレンタカー。
バスは端から考えておらず、路線の存否からして調べていないので分からない。
レンタカーを用いる場合、最良の駐車スペースは中山神社前[34.281016,131.010197]。
数台置ける。
中山神社の脇にある絵地図には、この先の四恩寺跡にも駐車スペースがある旨の記載があり、
実際におけなくはないけれど、道は狭いし、スペースは狭いし、
林道を下山してきた場合は少し山に向かって戻らないといけないので、
中山神社前の駐車がお勧め。
中山神社を出発すると、すぐ川を渡る細い道が右に分岐するがこれはスルー。
もう少し進むと、また細い道が右に分岐するが、これが進むべき道。
ここから先に分岐はないのでひたすら進む。
四恩寺跡を過ぎると少し荒れてくるが、気にせずそのまま進むと、
洗い越しで杣地川を渡るところがある。ここが入渓点。
3 林道(1回目)まで
入渓点から20m程度で198m二俣。ここを左に入る。
左俣に入ると小滝が連続する。どの小滝もさほど難しくなさそう。
もっとも、単独行であったことから自重して、特に簡単な滝以外はどんどん巻いた。
そんな感じで、ルートを間違えない限りは難しいところはない。
問題だったのは、曇りだったこともあって、森の中の杣地川左俣はかなり暗かったこと。
正直なところ、ヘッドライトを出そうかと何度も迷ったくらい。
また、立派な蜘蛛の巣がいたるところにあったことも問題。
あまり人が入っていないのだろう。
そうこうするうちに、地形図に出ていない堰堤が現れる。
堰堤の存在は把握していなかったので、林道(1回目)に出たのかと考えた。
林道は水路をくぐって抜けた旨の記録に接していたのだけど、
そのような水路はない(堰堤だから当たり前)。
普通なら、その時点で堰堤だと気がつくはずだし、
堰堤の全体像が見えていたのに、「記録のあと林道が崩壊したか何かして
作り直した」などとアホな考えをするにいたってしまった。
そこで、林道に上がるべく、左側の斜面をよじ登ることに。
さすがに10mも登って気がついたけれど、巻き直す気にならなかったので、そのまま林道まで登った。
4 終了点(林道(2回目)まで)
気を取り直して、林道が杣地川左俣を渡る地点まで林道を進む。
どうやら、ここから杣地川左俣のF13(大岩ノ滝)まで遊歩道があったようであり、
ところどころに残骸が残っている。
とりあえず沢に戻るために、この廃遊歩道を少しだけ利用。
廃遊歩道に入ってすぐのところで支流が滝を掛けて合流するが、
これはあくまでも支流なのでスルー。
沢に戻ってからも渓相は特に変わらず、小滝が連続。
相変わらず直登したり巻いたりしながら進む。
そのうち、記録で見ていた階段状のF11、単独行だとあまり登りたくない
F12を過ぎると、程なくしてF13。
トップロープ+突っ張りで登れる?と思ったけれど、単独行だから当然巻く。
右から歩いて登れる。
F13を過ぎると傾斜が緩んでくるとともに、なんだかよく分からない音がし始める。
この音は風力発電の風車の音であったが、風車があると知らなかったので、
何か得体の知れない獣がいるのではないかとちょっとビビっていたのは秘密である。
ビビっているうちに前方が明るくなる。林道の法面である。
藪漕ぎをしながら登ると、そこは林道の三叉路[34.301447,131.018700]。
三叉路着はだいたい9時30分。
霧の中で気分がいいわけではないけれど、しばし休んで下山開始。
5 下山
山頂そばまで林道は続いているけれど、
三叉路北東の十字路から上は風力発電所の敷地なので立入禁止。
白滝山の山頂を踏むためには、三叉路から少し降りて、登山道を登る必要がある。
登山道を登る気がしなかったので、そちらには進まず下山。
なお、杣地川右俣沿いに登山道があるようであるが、
その登山道が林道に出る場所は分からなかった。
もともとそちらに進むつもりはなかったけど。
この林道はすべて舗装されており、右俣を渡るあたりで
少し上りがある以外はすべて下りで、基本的に1本道。
分岐が2箇所あるけど、1箇所は登っていくから違うことは簡単に分かるし、
もう1箇所はバリケードで封鎖されているからそちらには普通は進まない。
ちょっと距離が長いけど、下山で苦労することはない。
バリケードの分岐を過ぎると、すぐに四恩寺跡に向かう細い道。
もう少しだけ進めば中山神社に到着である。
6 若干の感想
森の中の沢であり、天候が曇りということもあって、かなり暗かったのは前記のとおり。
そういう意味で快活さには欠けるけれど、登れる滝が多く、
登れなくても簡単に巻くことができるし、下山が容易であるから、初心者向けの沢だと思う。
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