鍋割山 (二俣から後沢乗越、小丸尾根)
- GPS
- 06:24
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,018m
- 下り
- 1,006m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般によく整備されており安全に歩けますが、小丸から二俣までの登山道は、途中崩落気味の箇所が複数あり要注意。 |
写真
感想
好天の三連休初日だし今日はガッツリ登山しよう、というわけで向かったのは鍋割山。奥多摩の鍋割山は昨年寄りましたが、丹沢の方は初めて。そこで電子国土を地図ロイドにキャッシュして、地図プリでルート印刷もして準備万端。10時に表丹沢県民の森駐車場に着くと、わずかなスペースはすでにいっぱいだったため路肩に駐車して出発。
歩き始めてしばらくは林道を進みますが、未舗装なので車道嫌いな息子からのクレームはなし。ほぼ四十八瀬川と並行しており、途中何回か渡渉地点がありますが、水深のあるところには橋がかかっているので安全に渡れます。せせらぎが心地よく、林道にありがちな退屈な感じはしません。二俣から少し入ったところで小丸方面に向かう登山道の入り口がありますが、これは帰りのルートにとっておきそのまま直進。
後沢乗越からしばらくは急登。そのあとは基本的に稜線伝いですが、ほとんどアップダウンがなく延々と上りが続きます。これが息子には(実は私にも)辛かったらしく、途中何度もギブアップ宣言。そのたびに頂上で食うはずだったおにぎりを一個ずつ齧らせ、早々に食料が底を尽きました。
そして水。寒くなってからの登山では水の消費が激減しており、最近では一滴も飲まずに帰ってくることもあったほど。今回は余裕を見て500cc持ってきてはいたのですが、これが減ること減ること。頂上を前にしてほとんどなくなってしまいました。山で水がないのは心細いものです。次回は多めに持参しようと思います。
太陽電池パネルが視界に入ってくると頂上到着です。立派な鍋割山荘が建っています。久しぶりに達成感のある登頂でした。なにより眺めがすばらしい。富士山もきれいだし、眼下に街が一望できます。海まで見える。市街地が近い丹沢ならではの風景です。山から街が見えるのはある意味興醒めな部分もありますが、ここからの眺望はまた別格で、素晴らしいの一言。
山荘では鍋焼きうどんが名物らしいのですが、ある人が食べていたうどんを横目に見ていた別のパーティーのおばさん曰く、「昔はもっと具が沢山入っていた。値上げ(900円→1,000円)してあの内容ではちょっと…」とのことですが、まあこんなところに宿泊もできる山荘があって、そこであつあつのうどんが食べられるだけでも素敵なことじゃありませんか。
下りは小丸経由です。ところが小丸までの道は上り。地図を見れば確かにこっちの方が標高が高いのですが、「さあ下るぞ!」という時に気勢をそがれます。そして小丸は要注意。一応「小丸尾根分岐」との標識こそありますが方向指示は東西方向のみで二俣へ南下するルートは示されていない上、道もいまいちはっきりしません。むむむ、とスマホを取り出して現在地を確認してみればたしかにここを右折で二俣方面。
というわけで南へ向かうと、これが山頂のはるか上を行く絶景。一見の価値ありです。息子も感動していました。その後はひたすら下りますが、しばらくは急坂をジグザクに下っていくので歩く距離のわりには地図上の位置が一向に進みません。また途中崩れかかった箇所がいくつかあり、崖も何箇所か通るのでそれなりに気をつけて歩く必要があります。
それでもやはり下りは楽ちん。さくさく歩いていると…あらら、太陽が西の山に沈んでしまいました。急いでスントを見ると日没時刻まであと40分ほど。さて無事に帰りつけるか? 結果は本日の日没時刻16時43分ジャストに駐車場着で、美しく締めくくることができました。父子ともどもいささか疲れたものの非常に充実した山行でした。
このところずっと奥多摩・高尾方面ばかり行っていましたが、なるほど丹沢もいいもんだ。ヒルが活動休止している今のうちにもっといろいろ行っておきたいとの思いを新たにした冬の一日でした。
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