スリル満載の戸隠山と滝と秘湯の燕温泉
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 921m
- 下り
- 926m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:20
天候 | 20日 曇り時々雨、21・22日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
無料がいいなら戸隠キャンプ場前に登山者用の駐車場があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
各登山口に登山者カード記入台設置。 落ち葉に隠れた浮石に注意することと危険個所を通過しても油断しないこと |
その他周辺情報 | 近くの温泉は日帰り専門の戸隠神告げ温泉が中社近くにある。 |
写真
感想
9月は台風が多くて行く先々で雨に泣かされた山旅が多かったのですが、週間天気で晴れの予報が出たのを見てチャンスと思い休日に1日プラスして妙高燕温泉と戸隠山に行ってきました。
初日は直前に天候が悪化し曇り時々雨で、「またか・・・」と落胆したのですが、紅葉は素晴らしいし明日以降は晴れとの予報に心躍らせ妙高山南側の苗名滝へ向かいます。
山にはガスがかかっていますが紅葉はなかなかのもので水量もあり来てよかったと思える滝でした。
帰り際に雨が降り出してきたので体も冷えてきたのできのこ蕎麦を食べて温泉に向かいます。
赤倉温泉に立ち寄り入浴をしてそのまま燕温泉までやってきました。
ここは温泉好きなら誰しも入りたくなる雰囲気抜群の無料露天風呂が2ヶ所あり、休日の紅葉ピークだけあって多くの観光客も訪れており山の中の秘湯は大賑わいでした。
有名な2ヶ所の露天風呂が駄目ならあまり人の来ない野湯へ行くしかないと夕暮れも近づいてきましたが向かうことにしました。
そう遠くはないのであっさりと着きましたが肝心の湯が溜まっておらず土嚢で湯を塞いだらあっという間に即席の湯船になりました。
自然に湧き出した湯だまりなので下は泥状だったり浅かったり浮遊物も凄いのですが、温泉好きにはこれもまた味わい深い一湯なのです。
満足して帰路に着き翌日の朝に両方の露天風呂にも入って大満足で燕温泉を後にします。
自身でも気付いていたのですが、燕温泉は硫化水素濃度が結構あるようで体に匂いが染みつきます。着ていた服にもしっかりとついて1回の洗濯では落ちないほどです。
この匂いが好きな人にとっては極楽気分なのですが、苦手な人には「くっさ〜!」となってしまうでしょうね。
次なる目的地は戸隠で、戸隠神社や鏡池に言わずと知れた戸隠蕎麦など観光地として有名なので多少の混雑は見越していましたが、予想以上で道の規制により戸隠神社中社と蕎麦だけ食べて宿に向かいます。
戸隠登山の当日、天気は晴れで絶好の登山日和になりそうだったので前日行けなかった鏡池へ行くと、平日の早朝にも関わらず駐車場は一杯で路駐もたくさんという状況でした。
幻想的な素晴らしい風景でしたがさっと撮影を済まして奥社入口から登山開始です。
奥社からいきなり急登が始まりますが、距離は大したことないので見頃となった紅葉の中をゆっくり登っていきます。
暫くして稜線に出ると、ここから鎖場が姿を現わしますがまだまだ序の口といった感じでどんどん高度を稼ぎます。
何度かの鎖場を経て核心部の最初の難関胸突岩が目の前に聳え立ちます。
正に見上げるといった角度で鎖がついているとはいえ完全にロッククライミングの世界です。岩に取りつく前に気合を注入して一気に登ります。
そして一難去ってまた一難、いよいよ有名な蟻の塔渡りと剣の刃渡りが山頂と共に姿を現わします。
ザイルをつけて慎重に渡る人もいれば私のようにそのまま歩いて行く人もいますが、この高度感と何とも言えないスリルは渡った後の達成感と共に強く残りました。
また、ここから見える景色は素晴らしく、北アルプスに浅間山、目の前に飯縄山や高妻山など特徴的な山々が連なり、紅葉も抜群の美しさでした。
展望の良さについ長居して予定よりも遅れてしまい、少しペースを上げたらなんでもない土の下りで滑ってしまい擦り傷とあざになってしまいました。よくある難所を通過して油断した所にくる失敗です。
この靴もそろそろ買い替えだなと靴のせいにして歩いていたら2度目のスリップ・・・。反省です。
九頭竜山を越えた頃にエネルギーが切れてきたので少し広くなっている場所で昼食を取ります。気取ってパスタにしましたが足りなかったのでラーメンも食べて一気に体力ゲージも戻り遅れを取り戻すために尾根のアップダウンを繰り返します。
一不動で少し時間を取り戻し後は一気に下ります。沢沿いをひたすら下りて途中に滑滝の脇を下りたりとやはり戸隠山はどのコースも面白いです。
傾斜も緩やかな道になってくると牧場は近いです。牧場では誘惑に負けてソフトクリームを食べましたが疲れた体に沁みわたりました。キャンプ場を抜けて遊歩道を黙々と歩いて奥社入口まで戻り無事にほぼ予定通り戻ることができました。
素晴らしい紅葉と変化とスリルのある戸隠山は最高の思い出となりました。
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