谷川岳猯馬蹄形” 夜半の烈風に心を折られ

BOKUTYANN
その他1人 - GPS
- 32:00
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,025m
- 下り
- 2,024m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:10
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:55
時間は撮影記録などから拾っているので多少の誤差等があります
| 天候 | 初日 朝の内高曇りから徐々に青空が広がったが 昼頃から再び曇りだしその後ガスと強風が吹き始める 夕方から夜中にかけて恐怖を感じる程の猛烈な風と強い雨が小屋を襲った 二日目 日の出前頃は高曇りで展望もあったが、その後殆どガスに覆われた状態 3時頃からは弱雨となる 終日風は弱かった |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
当日、他には一台のみ駐車 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
ルートは明確で要所に標識等もあり道迷い危険性は少ないでしょう ドライコンディションなら歩行にも問題なしだと思うが 前日夜半に強い雨が降った二日目は100%ウエットコンディションで極めて滑りやすい登山道になった 茂倉岳〜谷川岳の稜線は滑りやすい蛇紋岩が濡れていて危険度が数段アップ 茂倉岳〜下山口の区間 上部:茂倉岳〜矢場の頭までは濡れた岩、ぬかるみの急下降で滑る 下部:矢場の頭〜下山口はぬかるみ、粘土質の路面、濡れた落ち葉などで滑る とにかく二日目は全ルートで滑る路面との格闘であった |
| その他周辺情報 | 【登山道の水場について】 蓬新道では数か所の水場がありいずれも潤沢に水がでていた 蓬ヒュッテに一番近い水場(15分程)は良好で美味しい水だった 茂倉岳避難小屋の水場(1分)は水が極めて細く給水に時間がかかる ※三度目の利用だがこんなに水が少なかったのは初めて ※理由は不明だが今後どうなるのか? 直前に情報収集の必要ありでしょう 下山後の温泉等は利用していないので情報は出せません |
写真
感想
2017年6月に「馬蹄形縦走」をし、7月には「主脈縦走」もして
谷川岳周辺の山々の稜線歩きの素晴らしさを実感しました
その後「裏馬蹄形」なる概念があるのを知り
チャンスがあれば是非とも歩いてみたいねとパートナーのt君と常々話していた
この秋も中々天気が続かない中、何とか行けそうな予報だったこの二日間
意を決して裏馬蹄形縦走にチャレンジを決定
※歩くのが遅いので我々は避難小屋泊まりの一泊二日行程です
まずまずの青空の中歩いた初日も小屋に着く前ころから風が強まります
夕食を終えた時間からは恐ろしいような烈風が小屋を襲い
夜半前には雨も強く降り始めました
そんな状況の中では到底二日目を予定通りに歩くことは出来ません
早々に計画変更を決め、避難小屋からダイレクトで下山する事に決めました
二日目の朝は意外にも風もやんでガスっぽくはあったけれども
「てんきとくらす」予報では昼頃からは晴天になっている
ならば、せめて谷川岳だけでもピストンしようと言う事になり
荷物を小屋において身軽な支度で谷川岳まで往復したが
残念ながらその後ガスが抜けることはなく夕刻前には霧雨に
前夜の雨でものすごく滑りやすい登山道に終日悪戦苦闘
計画も達成できず二日目の悪い天気で
普通なら相当気分が凹むところではあるけれど
標高1100m前後のルート上で見た行き帰りの木々の色づきの見事さや
初日の山岳景観など心に残るものも目に出来ました
わたし的には十分満足な山行だったと感じましたが・・・
パートナーのt君はどんな感想を持ったのだろう?
【追記】
今回の当初計画は
土樽〜蓬ヒュッテ〜茂倉岳〜谷川岳〜万太郎山〜土樽
※蓬新道から登り吾策新道を下るでした
コメント
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谷川、なかなか二日続けて天候持たない登山者泣かせな山域です
蓬新道、あんな色付くんですか…初日でこんなカラフルな登山道歩けたのにも拘わらずガスの二日目、残念ですね。
私の山行は万太郎から武能までガスガスでしたよ
蓬新道は青空見えて爽快な気分で下りました。
歩こうと思えばいくらでもルート作れるのも谷川の魅力です。
tomhigさん おはようございます
少し前にtomhigさんが歩かれた越後駒も小さく見えてましたよ
初日の昼前までは良いコンディションだったんだけどネ
蓬新道を歩いたのは今回が初めてでしたが急登もなく歩きやすかったですね
そこに日が差し込んで本当にカラフルな登山道でウキウキ気分で歩けました
下山路の茂倉新道の下部(1100m前後)は、それ以上に素晴らしい森の道
ガスっぽかったのが残念でしたが晴れていたら色彩天国だったと思います
天気は気難しいけど・・・
谷川岳周辺は仰る通りいろんなルートを作れて面白いですね
こんにちは!
谷川岳周辺も、ブナが良いですね〜。
燃えてますね。
打ち上げ花火とはまさに!
この時期はこれが見たくなりますね。
2日目のお天気は残念でしたが、ブロッケンまで見られたとは!
何か持ってらっしゃいますね
スケールの大きい山域なので眺めも素晴らしいです。
mitugasiwaさん おはようございます
谷川エリアの山の中腹辺りは最盛期でした
ブナの密度はさすがに岩手のお山には少し及ばないかもですが
大輪のものから小振りのものまで・・・
「ブナの打ち上げ花火」はそこら中にさく裂していました
何度も何度も木に抱きつく様にして見上げてしまいましたよ
山岳展望は二日目は残念でしたが総じて満足感が高い山行でした
ボクチャンさ〜ん
お天気で臨機応変に計画変更、流石です!
今週はどこも安定した晴れなんだと思ってたけど、意外と目まぐるしく変わったようですね
国境の稜線だからでしょうか。。。
でもでも凄いじゃないですか〜紅葉!!
ファイヤー
私も一度、土樽から谷川へ登ってみたいんですよね〜
(もちろんピストン系の日帰りですが
参考にさせていただきま〜す
nyagiさん おはようございます
一泊二日の「大人の修学旅行」でした
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。(by 川端康成)
今回は何とか晴天の中を歩けると期待してましたが
本当にこの山の天気は「気難しいの一言」です
多分これで谷川岳は6回目の登頂だと思いますが
天気の急変、予報の裏切りはほぼ毎度の出来事
あまり驚いたり落胆したりしなくなりました
土樽からのルート
今回の登り「蓬新道」 下り「茂倉新道」の1000〜1200m辺りの紅葉・黄葉は見事です
谷川岳そのものへの日帰りは結構厳しいものがありますが
谷川を目指さなくても、このエリアの山を歩くだけでも沢山楽しみがありますね
6月は花の宝庫になりますし(シラネアオイも飽きるほどみられます)
春&秋の、花と紅葉が一番の狙い時だと私は感じています(●^o^●)
BOKUTYANNさん、こんにちは。
裏那須ならぬ裏馬蹄形もあったのですか?
初めて知りました。
中腹の
言葉通り、燃える秋のようです
稜線に出てからの山並みの展望も良いですね。
谷川岳周辺も歩いてみたいなと思いつつも
なかなか行けません・・・
突然の雪や風雨や猛暑・・・今回は烈風と
過去のレコでは厳しい気象条件がつきものの様な?
この山域の天候は特に変わりやすいのですね。
無事の下山、お疲れ様でした。
wakasatoさん コメントをありがとうございます
「馬蹄形」「主脈」「裏馬蹄形」縦走路は各種取り揃ってます
saku殿がつい先ごろ行った浅草岳には及ばないにしても
今回の登り下りの中腹の紅葉・黄葉は素晴らしかったです
そして稜線に出てしまえば・・・
2000mにも満たない標高ながら高木は一切ないので
素晴らしい山岳展望が待っています
日本海側の天気と太平洋側の天気がせめぎ合うこのエリア
気象条件はある意味「博打?」
でもそれに見合う色々な楽しみも多いエリアだと思います
waka様もチャンスがあれば是非一度ご賞味ください
ボクさん
遅コメご容赦ください。
私の谷川経験はたった一度だけ、西黒〜天神を歩いたのみなので、多くを語る資格はないのですが…。
茂倉からダイレクト下山に変更とおっしゃっても、馬蹄にせよ裏馬蹄にせよ、どこでエスケープしても、そこの道がまたキツイんですよね。thさんのレコなんかでもそんな感じでしたから。
にしても、万太郎まで踏む計画だったとは、壮大な計画だったんですね。
紅葉は終盤のようでしたが、間に合ってよかったですね。
しかし、以前も降雪に遭われたり、今回は烈風に見舞われたりと… 心折れそうな事態が起きますね。やはり谷川エリアは「魔の…」なんでしょうか。
穂高のような岩峰・鋭鋒からはそろそろ撤退しようか、なんて先日書いておられましたが、まだまだお元気なようで何よりです。「少しだけ」後輩の私にも刺激になります。
馬蹄にしろ主脈にしろ、いろんなレコで谷川の稜線の素晴らしさは学習し、憧れていますので、私もいずれ歩きたいと思ってます。以前はどこ行くにも日帰りに拘ってましたが、今はそんなでもないので、「馬主」(馬蹄&主脈のMy略)を歩く時は避難小屋利用かな。茂倉の避難小屋、快適なんですね。メモしておきます(週末は混みそうなので行くなら平日ですかね)。
tukadonさん ご無沙汰で〜す
「相変わらず元気一杯ですね!」・・それがそ〜でもないんですよ
去年までは歩いていて、前の年より歩けるようになったナ!
なんて感じながら歩けたんですが・・・
今年は去年より歩けなくなってきたナ
今回も登山中t君とその事を話題にしながら歩いていました
※私より(ツカさんよりも)若いt君はそんなことも無さそうですが・・・
登山力の増進までは望まないとしてもせめて現状を維持するためには
日頃の生活をどうすべきか? あれこれ話ながら
走る?(ヾノ・∀・`)ムリムリ
泳ぐ?(ヾノ・∀・`)ムリムリ
チャリでも漕いでみる? 持ってないしぃ〜〜〜
で・・・結局妙案は浮かばず家で、ぐ〜たらすることになってしまいそう
そんな私のことはさておいて(さておくなら長々書くなって?
谷川岳はとても気象が気難しい山だけど(いわゆるツンデレ山)
ツカさんが悪女に惹かれるように、この山の魅力に惹かれます
ピークハントに拘らず、稜線をあちこち歩きまわる
この山の楽しみはそんな所にあるのかなと思いますね
茂倉岳避難小屋は素晴らしい小屋です
(別棟トイレ・一分で行ける水場・寝具10人分位常設などなど)
正直言って有料の蓬ヒュッテより数段良いと思います(個人の印象です)
馬主・裏馬蹄含め色々計画して是非入り浸ってみてください
※エスケープ用に電車の時刻(土合&土樽)は要チェック項目です
山には雪も降りだしました
スキーシーズンも近いです! 是非ご一緒に
初日夜の風、雨、そして2日目のガスは残念でしたが、
それを補って余りある見事な初日の紅葉だったようですね♪
おそらく登山者もかなり少ないコースと予想します。
去年か?今年の初めの方か?ボクさんの発言にて「裏馬蹄形」って知りました。
その時にもコースを調べたのですが、アイデア次第でたくさんの事が出来る山域ですよね♪
まだどれもやれていないので、栃百終えた来シーズンは狙ってみたいです(≧▽≦)
noster-oさん コメントをありがとうございます
天神尾根や西黒尾根のメインルートは人が多い谷川岳ですが
馬蹄形・主脈・裏馬蹄形などの縦走ルート上の稜線は人も少なめです
その上その稜線には高い木は全くなく素晴らしい展望が広がっています
※私にはさらに春の花もその稜線でsetされますし
谷川岳本体よりも、私はこの稜線歩きに一番の魅力をかんじますね
「アイデア次第でたくさんの事が出来る山域」
全くnoster-oさんの言われる通りです
アイデア豊富! 珍妙ルートづくり名人のnoster-oさん
栃百も完登したし、是非ともこのエリアを歩きまわって
「目から鱗」の新ルートを私に紹介してください
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