医王山 カニのヨコバイは危険!
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 682m
- 下り
- 694m
コースタイム
11:00前山
11:05しがらくび
11:30地蔵峠
11:38箱屋谷山11:45
11:52地蔵峠
12:10大池12:40
12:55カニの横ばい13:25
13:48大池14:05
14:35覗乗越
15:00白兀山15:10
15:30しがらくび
15:40西尾平
天候 | くもり⇨晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的には整備された安全なコースですが、カニの横ばいは鎖場のチェーンが錆々で何カ所か切れてるところあり、その上、足元も滑りやすく滑落する恐れあり。 |
その他周辺情報 | 百万石道路の紅葉がキレイでした。 |
写真
感想
先日、子供らが小学校の遠足だったのにあやかって、僕も医王山へ遠足気分でハイキングに出掛けた。天気予報ほど天気は優れなかったが、西尾平の駐車場は平日にも関わらず満車状態。
カニの横ばい辺りの紅葉が見ごろだと思いカニの横ばいを目指す。
たまたま同じタイミングで登り始めた方と、意気投合して山行を共にすることにした。箱屋谷山から大池平と順調にハイキングを楽しんだ。
この後は、カニの横ばいを通過して、白兀山へ目指す予定でした。
カニの横ばいの岩場は濡れていて、見るからに滑りやすそうだった。
鎖を頼りに慎重に進み、なんとか「白姫の滝」が見える踊り場まで辿り着くことが出来た。目的は「白姫の滝」上の紅葉。しかし鎖が途切れ途切れで先に進むことが困難な状態でした。
無理せんと引き返そうかなと思った時に、同行してた方が足を滑らせて滑落。「白姫の滝」の下段の滝壺まで(およそ15mくらい)落下してしまいました。
目の前で起きた突然のアクシデントにパニックになりそうでしたが、お互いの場所を大声で確認しながら起きてしまったトラブルの状況を把握しようとした。
滑落した方は幸いにも無事でしたが、登山道に復帰するのが困難な状況。カニの横ばいから滝壺まで安全に下りれる場所を探りながら下り、何とか救助することが出来た。状況によっては自分の身にも危険が及ぼす恐れのあることだが、とにかく必死でした。
幸いにも擦り傷と軽い打撲程度で済んで良かったが、場合によっては命にも関わる事案なので、無事だったのは良かったけど。お互い受けたショックは大きかった。
自力で歩くことも出来たので、安全ルートで西尾平まで引き返すことにした。途中、僕に気を利かせてくれて覗乗越までお供して頂き、その先は僕は白兀山へ。同行した方は西尾平へと帰路に着いた。
勝手知ったる医王山と思いながらも、良い教訓になりました。
今回、レコを上げるべきか迷いましたが、ご本人様との了承を頂いた上で、同じような事故を防げればと思い上げました。安全登山を心がけてください。
コメント
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初めましてpattattaと申します 以後お見知りおきを
医王山紅葉いい感じみたいですね。今週末天候が何とかなれば、金沢マラソンの交通規制をものともせず行こうと思っています。いい情報が得られました ありがとうございます。
それよりも何よりも、カニのヨコバイの件り あそこは落ちたら一巻の終わり だと思っていましたが、復帰できるのですね まあ、ookadosanのような同行者がいなかったら難しいでしょうね 救助お疲れさまでした
pattattaさん、コメントありがとうございます。
気楽に山歩きを楽しめる山として、馴染みのある医王山でしたが、やはり自然界の恐ろしさと言いましょうか、甘く見ている部分がありました。
滑落に関しましては、滝壺に落ちたことで体に掛かる衝撃が和らいで骨折を免れたこと。
カニの横ばい中間地点の足場の広いところから、木の枝伝いに沢に下りれて救助できたこと。
これらの条件の中でパニックにならず出来る限り冷静に対応出来たことが良かったのかと思います。
でもカニの横ばいは、もう行こうとは思わないかも知れませんね。
ookadosun、お久しぶりです。
金沢に住んでいながら、カニのヨコバイ、まだいったことないんです。以前歩けた道でも気象災害やら荒廃やらで困難な道になっていることもありますよね。道なき道も行くookadosunが危険を感じるくらいですから、相当状態が悪いんですね。岩場の場合は天候にもよるかと思いますが。そろそろ里山の季節と思っていた矢先でしたので、いいタイミングの警告をしていただきありがとうございました。
tom32さんコメントありがとうございます。
でもそんな道なき道なんて歩いてませんてば😅
それで、カニの横ばいなんですが、一番の難点は鎖場でありながら、その鎖が老朽化で使い物にならないことがネックになってると思います。
古い鉄製のチェーンだから、錆びて細くなってるので繋がってる所も、いつ切れてもおかしくないほど劣化してます。
トンビ岩はステンレス製の新しいチェーンが施されてますが、カニの横ばいに関してはそんな感じなので細心の注意が必要です。
そう言いながらもカニの横ばいを通過してる人もいっぱい居ます。
そうは思っても今回のような出来事があると「なんかせんなんな」と言う思いが出て来て、まずは注意喚起と思った次第でございます。
はじめまして
私も一昨年、カニのヨコバイを通過しました。
私の場合は一人で安易な気持ちで行ってしまい、大変怖い思いをしました。
運よく滑落にはなりませんでしたが、鎖は切れたり抜けたり、かと言って戻ることもできず…
なんとか無事通過したものの、怖くてトンビ岩の先端には登れず…
戻りの道では沢にドボン…
私の中では、今まで登った中では一番の恐怖体験となりました。
注意喚起、ありがとうございます‼
run0903さん、コメントありがとうございます。
山行記録を拝見しましたが、かなり大変な思いをされたそうですね。
あの辺りは分県ガイドで紹介されてるほど容易ではないコースだと思います。
医王山は初心者からベテランまで楽しめる間口の広い山だけど、
カニのヨコバイは、もともと難路として指定されてはいますが、国見平から大池平やトンビ岩を向かうには、カニのヨコバイを必然的に通らざるを得ないルートなので、人の往来は決して少ないわけではないのです。
そのわりに鎖が途切れ途切れになったままなのは如何なものなのかな?と思ってしまいますね。
せめて鎖の付け替えとか、沢に落っこちないように整備をするとかして欲しいですね。
かく言う僕も、何度かカニのヨコバイを渡ってる自信から安易に人を誘ったのにも配慮が足りなかったと反省点もあります。
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