薬師岳(スキー滑降)
- GPS
- 08:00
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,755m
- 下り
- 1,755m
コースタイム
天候 | 曇り時々小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登りは2100mからスキー歩行で山頂まで 下りは山頂から2300mまで滑降 |
写真
感想
剱岳の下山中日曜はどこへ行こうか考えていた。剱岳の雪の多さに感激して下山後移動距離が少なくて山スキーが楽しめそうな山はないかと考えた。薬師岳があるじゃないか、下山後上市の大岩不動の湯へ移動、どのようなプランにしようか?右膝は剱岳で酷使したためまた少し腫れてきた上に自宅に戻りロードを取りに行く時間もないので明日はチャリミネンコは避けてカーミネンコにしよう。
風呂から上がって亀谷ゲートへ自動車で有峰林道を走るのは本当に久しぶりだ。折立に着くと車は一台だけで閑散としていた。満天の星を見ながらカップ麺を食べて熟睡した。深夜1時過ぎに目が覚めた。のんびり起きて2時過ぎに折立を出た。やはり右膝は調子が悪い、おまけにスキー靴でスキーを担いでいるから劔の疲労も重なり足もメチャ重い。果たして雪はどこから出るのか?剱岳では1400mから雪が出たが、登っても登っても雪は出ない。
三角点に着いても雪はなく、やはり日当たりの良い薬師岳は雪解けも早いようだった。富山平野の夜景をバックに重い足取りは続く、登山靴が正解だったかなと弱気になる。2000mを過ぎてようやく雪が出て2100mからスキー歩行ができるようになった。ようやく足取りは軽くなった。この時期体力作りで一番重い細板を使うから板の重さがなくなるとようやく重荷から開放される。
スキー歩行は快適だった。足取りも早くなりようやく太郎平小屋が見えた。テントが二張、すでにアタック開始しているようだ。しかし雪解けは早くて辛うじてスキー歩行はできるが岩が出ている箇所も多くてその都度板を脱いで担ぐから時間はかかる。ピークだけを踏むなら登山靴が軽くて楽だが、、、、、、山スキーヤーの意地を通して頑張ろう。薬師平を過ぎると風が強くなる。この先風が強いから雪も飛ばされたようでメチャ石が出ていてとても難儀だった。障害物スキー歩行、帰りも大変だろう。
薬師岳山荘付近でツボ足登山者とクロス、登山靴で快適そうだった。視界は全く無く今日は剱岳以上に地獄の行進だった。強風と雪不足、まあこれが人生、はじめての11月の薬師岳スキーは試練以外の何物でもなかった。ガリガリ音をさせながら意地でもスキーで歩き続けてようやくゴールが見えた。グッドタイミングで青空がチラリ最初で最後だった。難儀しまくりで7時間もかかってしまった。帰りはもっと難儀しそう。
さあ山頂で板を履き行くしかない、ガリガリ君が行く。石踏みを気にしていたらこの時期スキーなんかできるはずがない、それでもデカイ石は避けないと怪我をする。根性で滑って行く、視界は悪いからコース取りもムズい、それでも何とか雪を繋げてジグソーパズル滑降を続ける。2300m薬師平まで滑り降りてもう堪忍してください。ここで板を担ぐがこの先長い登山道のスキー靴下りはまた地獄だった。
登山靴ならどれだけ楽だったことか、スキー靴が足や膝に悪い、長い長い登山道を転けないように慎重に下って行った。これも山スキー人生、薬師岳は春か冬以外はスキーで来るもんじゃないと思った。昨日の剱岳より辛くて時間はかかった。今日も完全燃焼!
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