剱岳(早月尾根日帰りピストン)
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 2,283m
- 下り
- 2,276m
コースタイム
馬場島荘3:18-6:28早月小屋7:02-9:13劍岳9:30-11:38早月小屋12:23-15:27馬場島荘
天候 | 9月21日(月) 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に整備されていて危険に感じる箇所は少なかった。 カニのハサミ付近の鎖場、ほんの1〜2mを落ち着いて越えれば問題は少ない。 約200mごとに設置されているという標識はあまりあてにしない方がよいらしい。 なんといっても体力勝負です。 |
写真
感想
剱岳・早月尾根を明確に記憶のなかにインプットさせられたのは、2008年9月に
とおみ尾根→五竜岳→鹿島槍ヶ岳→扇沢と歩いたとき、二泊目を種池山荘にしたの
ですが、そこで同宿となった静岡市在住のご婦人からでした。「剱に行くんだった
ら、早月尾根をやりなさい!それも日帰りで!!」と。で、私は「まだ、剱岳には登
ったことがないので、まずは別山ルートからで良いですか?」とのやりとりで別山
尾根ルートはその年の10月に無事、登ることができました。
そしていよいよ、早月尾根日帰りピストンに挑戦です。
シルバーウィークを利用して、車で行きましたが、渋滞にも巻き込まれ、約10時間
の長旅となりました。
馬場島荘で前泊しました。山小屋ではない(?)ので、皆さん個室をあてがわれます。
風呂もそれなりの大きさのものでした。部屋はとても綺麗でTVもありました。
時期が時期なので、どれだけ混雑しているか不安でしたが、満室までにはなって
いませんでした。
未明、真っ暗な玄関先で朝食を作り、不要なものは車に押し込み、3:18に出発しました。
石碑があるところを抜けると登山口になっており、そこからいきなり急登が
始まりました。ヘッデンは5:30まで使いました。
早月小屋までは、健脚の方がいたのでその方の後を追うようにして引っ張ってもら
いました。
早月小屋で軽く行動食を食べました。約30分の休憩の後出発です。早月小屋から山
頂までは、2時間11分かかりました。山頂直下では鎖がありましたが、別山尾根と比
べればそんなに大変ではありませんでした。(安全を保障するものではありません)
小屋から山頂までの道は、後半岩場と鎖の連続で渋滞が発生していました。多くの方が
ヘルメットを着用していました。また、北方稜線を目指しているような雰囲気
の出で立ちのベテラングループの方も多く見受けました。
早月小屋は年間での宿泊者が、槍ヶ岳山荘のハイシーズンの一日分ぐらいしかいな
いという話しを聞いたことがあるのですが、今日は早月尾根もかなり登山者が多か
ったようです。好天に恵まれたシルバーウィークということで。
山頂は、シルバーウィークの晴天に恵まれ、大混雑でした。また、別山尾根ルート
は数珠繋ぎとなっており、次から次へと登山者が登ってきていました。
後で聞いた話しではカニの横ばいは2時間30分待ちだったそうです。
山頂は360度の大展望でした。昨年10月の登頂も快晴で二度とも好天に恵まれました。
約20分、山頂にいて過酷な下山です。11時30分過ぎに早月小屋に着いて昼食です。
持ってきていた、行動食と小屋でカップラーメンを買いました。
この時、馬場島荘でご一緒させてもらった親子(お父さんと小学校低学年の女の子)
と会いました。こういったルートなので、今日は早月小屋に泊まり、明日登頂、登
頂後、早月小屋で連泊といった予定だそうです。お子さんもまだ小さいので徐々に
高度慣れしてもらいたいのと、山の空気を存分に吸わせてあげたいとのことでし
た。でも思ったより早く着いたのでこのまま行ってもよかったかなとも言われてい
ました。
この日は、暖かく夏山登山の服装で大丈夫でした。水は、計2,5箸△譴仟臂翩廚任
た。ザックも10板度の小型を使用しました。
ただ、こういった山なので何が起きるか分かりません。衣類は多めに持って行った
方が安心です。
下山、後半は足もボロボロで疲労困憊、早月小屋から3時間弱かけて馬場島荘に戻っ
てきました。往路、真っ暗でよく見えなかった「試練と憧れ」の石碑もみることが
できました。帰路でみる方が返ってインパクトがありました。
日帰りピストンに挑戦!ということで、それを達成して大きな喜びもありましたが
一日で登って降りてくるのは勿体ない山です。一泊はして剱を満喫すべきだと思い
ました。
naveの兄貴の古いレコ発見。
早月尾根で検索して見付けました。
いやー、登ってるんですね〜。
感動しました!
今夏チャレンジしようと思ってるんですが、最後の一言が重い。
確かに日帰りじゃ勿体無い山ですね。
考え直そうっと。
"試練と憧れ"の早月尾根・・・
レコをご覧いただいてありがとうございます
別山尾根と比べれば渋滞もないですし、mocamboさんの脚力なら
余裕で日帰りできますが、写真をご覧のようにテン場も充実しています。
私はこの時以来、アルプス方面は余裕をもって歩くようになりました。
楽しんできてくだされ〜
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する