金時山・明神ヶ岳・明星ヶ岳(乙女峠BS〜強羅駅)
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- GPS
- 06:18
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,259m
- 下り
- 1,513m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:17
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
観光地のイメージが強く、なかなか訪れる気にならなかった箱根を初訪問。新宿からの高速バスは、渋滞に巻き込まれることはなかったが、乙女峠には15分ほどの遅れで到着。
植林の中の暗い登山道を尾根まで登り切ったところが乙女峠。乙女茶屋の廃墟が雰囲気を悪くしているが、櫓が組まれており、富士山の眺望が得られる。今日のコースで芦ノ湖を見ることができるポイントはここが唯一だった。
登降を繰り返して、最後の急な岩場を登れば、茶屋の立つ金時山頂。金曜日だが、登山者や子供、猫などで賑わいを見せている。さすがに名にし負う山頂、富士山から駿河湾、内輪山が遮るものなく一望できる。
矢倉沢峠までは急な下りが続く。前方には登り返しの火打石岳への道が見えるが、漆黒に刻まれていて、箱根竹の深い薮の中にあることを示している。
峠からは、2メートルを超える、笹とも竹ともつかない箱根竹が両側から迫る道を登っていく。振り返れば、時折金時山や富士山の頂が見える。
樹林帯に入って火打石岳を巻き切れば、明るい雰囲気に変わり、明神ヶ岳への登りに入る。尾根に乗っかれば、展望の中の気持ちのいい道。最高点は気づかないうちに通り過ぎ、ベンチやテーブルが置かれた、開放的な明神ヶ岳の山頂に着く。
空にはだいぶ雲が広がってきてしまったが、富士山は何とか持ちこたえてくれていた。山頂から少し下れば、湘南の海が一望できる。明神ヶ岳から先は、それほどのアップダウンはなく、山の神が祀られた社と石碑、鳥居がポツンと建つ明星ヶ岳には割とあっさりと到達できる。
少し戻ってから宮城野への下山路を辿る。大文字焼きの刈り払いからは展望が得られるが、あとは笹に覆われた斜面に付けられた、保水力のない登山道にありがちな、えぐれて滑りやすい道が続く。車の通りの多い車道をしばらく下れば、バス通りの宮城野橋。
強羅駅は地図では近そうに見えるが、早川を渡った先の階段の裏道の登りは、昼でも薄暗く不気味な雰囲気な上に、かなりきつい。登り切った先にある強羅駅は、山小屋風の駅舎が目印。
ケーブルカーからの乗り換え客でごった返していて、2両編成の湯元行きの登山鉄道は超満員。金曜日でこの状況だと、この時期の土日はかなりの惨状になることが想像できる。
箱根湯本から無料送迎バスに乗って、日帰り温泉の箱根湯寮に立ち寄り、滅多に乗ることのないロマンスカーで帰途についた。
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