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Yamareco

記録ID: 1655445
全員に公開
ハイキング
東海

【根尾】岩岳〜大白木山【天国のち苦行】

2018年11月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
ヤドカリ その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:09
距離
12.8km
登り
1,551m
下り
978m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:36
休憩
1:30
合計
10:06
距離 12.8km 登り 1,559m 下り 980m
6:16
114
駐車地
8:10
8:26
61
9:27
9:33
74
大白木山縦走路分岐
10:47
10:55
59
860mコブ
11:54
45
約850m岩場
12:39
34
シャクナゲのコブ
13:13
14:01
71
・1108
15:12
15:24
58
16:22
天国区間と苦行区間でペースが全く異なります。個人差が大きく出ると思いますのでCTは参考程度にしてください。
天候 晴れのち高曇り
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【大白木山】本巣方面から国道157号→国道418号→県道255号、または山県方面から国道418号→県道255号で上大須→折越林道へ。折越峠付近のふくらみに駐車。

【岩岳】国道157号から国道418号へ入り、左に樽見駅を見てしばらくで、バス停「下夕島」手前の道を北へ入り直進。根尾東谷川に架かる上葛橋の手前のわずかなスペースに駐車。地元の方の迷惑にならないようにしましょう。
コース状況/
危険箇所等
岩岳・大白木山の山頂からそれぞれの登山口の間は最近どんどん整備状況が良くなっており、痩せた個所もありますがスリップに気を付けて丁寧に歩けば危険はありません。
岩岳〜大白木山間は登山道ではありません。出かけられる際は自己責任でお願いします。
岩岳〜縦走路下降点〜860mコブ〜大白木山への登り標高850mあたりまでは、ヤブ慣れしたハイカーなら鼻歌で進めます。子犬がじゃれついてくるのをあしらう程度の灌木・ササの軽いヤブです。獣道もしっかりあります(逆に、ここのヤブをそれくらい寛大に受け止められないなら、この後のヤブには耐えられないかと)。
一転、標高850mでは灌木に覆われた結構際どい岩場、その先手がかりの少ない急登、さらにその先から続くシャクナゲのバリケードの波状攻撃。ついには完全な空中戦となります。
主稜線の・1108から先は、濃密ではありませんが、大きなカレンフェルトの隙間からガヤ主体の灌木ヤブ。大白木山が近づくとササと灌木のミックスヤブ。疲れた体にはこたえます。
その他周辺情報 道の駅と温泉がセットであります。
【道の駅・うすずみ桜の里・ねお】
http://www.usuzumi.jp/sakura-sato/
【うすずみ温泉四季彩館】
http://www.usuzumi.jp/
岩岳レコでおなじみ、上葛橋の手前のわずかなスペースに駐車。本巣七山のイベントをやっていても駐車場の確保までされているわけではないので注意。
2018年11月18日 06:16撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 6:16
岩岳レコでおなじみ、上葛橋の手前のわずかなスペースに駐車。本巣七山のイベントをやっていても駐車場の確保までされているわけではないので注意。
登山口の標高が低い岩岳登山道、下部ではまだ紅葉が残っていましたが、日が当たっていないのが残念。
2018年11月18日 07:12撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
11/18 7:12
登山口の標高が低い岩岳登山道、下部ではまだ紅葉が残っていましたが、日が当たっていないのが残念。
今日は岩岳〜大白木山の縦走がメインなので、岩岳登山道の様子はカット。本巣七山のイベントをやっているため、ヤマレコにたくさんレコが上がっていますのでそちらを。
2018年11月18日 08:08撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 8:08
今日は岩岳〜大白木山の縦走がメインなので、岩岳登山道の様子はカット。本巣七山のイベントをやっているため、ヤマレコにたくさんレコが上がっていますのでそちらを。
すっかり冬枯れの様相の縦走路へ、ヤブを分けて進入します。見通しは良好です。
2018年11月18日 08:31撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
11/18 8:31
すっかり冬枯れの様相の縦走路へ、ヤブを分けて進入します。見通しは良好です。
じゃれついてくるシロモジの枝を軽くあしらう山だよ姉さん。
2018年11月18日 08:34撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
11/18 8:34
じゃれついてくるシロモジの枝を軽くあしらう山だよ姉さん。
つい先日、単独で根尾松田からの長大な南尾根で大白木山を登ったばかりの姉さん、スイスイ進んでいきます。それにしても物好きにもほどがあります。
2018年11月18日 08:45撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
11/18 8:45
つい先日、単独で根尾松田からの長大な南尾根で大白木山を登ったばかりの姉さん、スイスイ進んでいきます。それにしても物好きにもほどがあります。
地形図の・1050。
2018年11月18日 09:03撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 9:03
地形図の・1050。
そのすぐ先の崩落地の上からは能郷白山の展望がありました。春の倉見への縦走時はトラバースした崩落地、実はヤブっぽいものの尾根芯にも道が付いていたことを今回発見。
2018年11月18日 09:06撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
11/18 9:06
そのすぐ先の崩落地の上からは能郷白山の展望がありました。春の倉見への縦走時はトラバースした崩落地、実はヤブっぽいものの尾根芯にも道が付いていたことを今回発見。
これから向かう、大白木山への縦走路を望みます。果たしてどんな展開が待ち受けているのか?期待と不安を胸に進みます。少なくともネットでは記録が見つからなかった区間です。
2018年11月18日 09:21撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
11/18 9:21
これから向かう、大白木山への縦走路を望みます。果たしてどんな展開が待ち受けているのか?期待と不安を胸に進みます。少なくともネットでは記録が見つからなかった区間です。
前方の植林のピークが縦走路の起点。ここまでは尾根東側が全面植林のため、軽いとはいえヤブがはびこっていたわけです。
2018年11月18日 09:24撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
11/18 9:24
前方の植林のピークが縦走路の起点。ここまでは尾根東側が全面植林のため、軽いとはいえヤブがはびこっていたわけです。
縦走路の起点。下降点のよい目印となる紋入りのブナ。
2018年11月18日 09:31撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
11/18 9:31
縦走路の起点。下降点のよい目印となる紋入りのブナ。
まずは急坂を滑るように一気に下ります。すると樹相は一変、ブナ主体の素晴らしい自然林となりました。
2018年11月18日 09:33撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 9:33
まずは急坂を滑るように一気に下ります。すると樹相は一変、ブナ主体の素晴らしい自然林となりました。
縦走路北側の斜面。思わず歓声が上がる素晴らしいブナ林。これには驚きました。
2018年11月18日 09:41撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 9:41
縦走路北側の斜面。思わず歓声が上がる素晴らしいブナ林。これには驚きました。
おまけにヤブは薄く、鹿道もしっかり。
2018年11月18日 09:51撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
11/18 9:51
おまけにヤブは薄く、鹿道もしっかり。
大きなブナもたくさん見られます。これまで入り込むことを躊躇していたこの尾根に、まさかこんな世界が広がっていたとは。
2018年11月18日 09:52撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
11/18 9:52
大きなブナもたくさん見られます。これまで入り込むことを躊躇していたこの尾根に、まさかこんな世界が広がっていたとは。
視界の及ぶ範囲、自然林一色。
2018年11月18日 09:56撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 9:56
視界の及ぶ範囲、自然林一色。
山だよ姉さんもご満悦。
2018年11月18日 09:57撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
11/18 9:57
山だよ姉さんもご満悦。
岩岳方面はと言えば、ご覧のとおり植林一色。これで飯を食ってる人たちもいることは承知の上で言いますが、奥美濃ハイカーにとっては植林は「奥美濃の闇」です。
2018年11月18日 09:58撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 9:58
岩岳方面はと言えば、ご覧のとおり植林一色。これで飯を食ってる人たちもいることは承知の上で言いますが、奥美濃ハイカーにとっては植林は「奥美濃の闇」です。
こんな道が続きますよ。
2018年11月18日 10:05撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 10:05
こんな道が続きますよ。
台風で早くに葉が飛ばされたせいで、春が来たと勘違いして桜が咲いたというニュースが流れましたが、同じ理由なのか?新芽が芽吹いてしまった木がいくつか見られました。
2018年11月18日 10:06撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 10:06
台風で早くに葉が飛ばされたせいで、春が来たと勘違いして桜が咲いたというニュースが流れましたが、同じ理由なのか?新芽が芽吹いてしまった木がいくつか見られました。
目指す大白木山はまだ遠い。
2018年11月18日 10:09撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 10:09
目指す大白木山はまだ遠い。
あまりに快適な道が続くので、このまま最後までいっちゃうんじゃないの?などという錯覚に陥ります。
2018年11月18日 10:14撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 10:14
あまりに快適な道が続くので、このまま最後までいっちゃうんじゃないの?などという錯覚に陥ります。
鞍部が近づきますが、まだまだ楽勝。
2018年11月18日 10:20撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 10:20
鞍部が近づきますが、まだまだ楽勝。
ここは楽園のような平らなところでした。気が緩んで、ここまで予定より時間をかけて楽しんできました。このあとこの時間が惜しまれる展開になっていくわけです^^;
2018年11月18日 10:25撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
11/18 10:25
ここは楽園のような平らなところでした。気が緩んで、ここまで予定より時間をかけて楽しんできました。このあとこの時間が惜しまれる展開になっていくわけです^^;
降りてきた尾根を振り返る。
2018年11月18日 10:28撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 10:28
降りてきた尾根を振り返る。
縦走路の中ほどにある、860m台地上のコブへの登り。尾根の真ん中にブナ。
2018年11月18日 10:33撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 10:33
縦走路の中ほどにある、860m台地上のコブへの登り。尾根の真ん中にブナ。
コブに登りつめる。
2018年11月18日 10:43撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 10:43
コブに登りつめる。
普通、このようなピークの前後はヤブとなっていることが多いですが、大したことありませんでした。
2018年11月18日 10:46撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 10:46
普通、このようなピークの前後はヤブとなっていることが多いですが、大したことありませんでした。
その先少しでササが出て来ましたが、西側に獣道がありました。
2018年11月18日 10:57撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 10:57
その先少しでササが出て来ましたが、西側に獣道がありました。
千人風呂ならぬ、千匹ヌタ場?獣たちの楽園でもあるわけです。
2018年11月18日 11:08撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
11/18 11:08
千人風呂ならぬ、千匹ヌタ場?獣たちの楽園でもあるわけです。
ヤブっぽくなったと思うと、またすぐにこんな快適な道になる。それでもそれなりに距離があるので、時間をくっています。やや気が焦り始めた頃。
2018年11月18日 11:22撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 11:22
ヤブっぽくなったと思うと、またすぐにこんな快適な道になる。それでもそれなりに距離があるので、時間をくっています。やや気が焦り始めた頃。
いくつかの小さなコブが続きます。
2018年11月18日 11:25撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 11:25
いくつかの小さなコブが続きます。
ブナも相変わらずいいです。
2018年11月18日 11:31撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 11:31
ブナも相変わらずいいです。
このあたり登山道を凌ぐ快適さ。
2018年11月18日 11:34撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 11:34
このあたり登山道を凌ぐ快適さ。
尾根は広がったり適度に痩せたりで変化が楽しい。こんな素敵な尾根に記録がないなんて、なぜなんだ?
2018年11月18日 11:42撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 11:42
尾根は広がったり適度に痩せたりで変化が楽しい。こんな素敵な尾根に記録がないなんて、なぜなんだ?
山だよ姉さんが撮っているのは?
2018年11月18日 11:44撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 11:44
山だよ姉さんが撮っているのは?
冬枯れの中で唯一、遅れて黄葉している奇跡のブナでした。
2018年11月18日 11:44撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 11:44
冬枯れの中で唯一、遅れて黄葉している奇跡のブナでした。
この秋登った中で、一番やさしいヤブ山だったねえ、なんて余裕をかましていたのもここまで。
2018年11月18日 11:45撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 11:45
この秋登った中で、一番やさしいヤブ山だったねえ、なんて余裕をかましていたのもここまで。
春山かと錯覚しそうな新緑の斜面。来春はどうなってしまうんでしょうか?
2018年11月18日 11:48撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 11:48
春山かと錯覚しそうな新緑の斜面。来春はどうなってしまうんでしょうか?
いよいよ大白木山への登りが始まります。
2018年11月18日 11:52撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 11:52
いよいよ大白木山への登りが始まります。
850mあたりで岩場となりました。写真では伝わりませんが、結構ないやらしさがあります。
2018年11月18日 11:54撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 11:54
850mあたりで岩場となりました。写真では伝わりませんが、結構ないやらしさがあります。
浮石も多い岩の登りに、それを邪魔立てする灌木のヤブ。両側結構切れているのでかなり気合が入りました。
2018年11月18日 11:58撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 11:58
浮石も多い岩の登りに、それを邪魔立てする灌木のヤブ。両側結構切れているのでかなり気合が入りました。
岩場を乗り切ると、手がかりの少ない激急登。時々シャクナゲ。
2018年11月18日 12:13撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 12:13
岩場を乗り切ると、手がかりの少ない激急登。時々シャクナゲ。
振り返ると、どこを登ってきたのかわからないほど。ここを下るのは遠慮したいところ。
2018年11月18日 12:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 12:18
振り返ると、どこを登ってきたのかわからないほど。ここを下るのは遠慮したいところ。
そこを頑張って登りつめた先にシャクナゲの壁が通せんぼ。
2018年11月18日 12:19撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 12:19
そこを頑張って登りつめた先にシャクナゲの壁が通せんぼ。
ここは正面突破しか道はなし。
2018年11月18日 12:20撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 12:20
ここは正面突破しか道はなし。
その後、断続的にシャクナゲのヤブが現れます。一気にペースダウン。甘くはなかったか〜。
2018年11月18日 12:32撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 12:32
その後、断続的にシャクナゲのヤブが現れます。一気にペースダウン。甘くはなかったか〜。
ついには空中戦へと。
2018年11月18日 12:39撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 12:39
ついには空中戦へと。
シャクナゲの上でユラユラしながら望む大白木山方面。右のヤセヤブ尾根を登ります。
2018年11月18日 12:46撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 12:46
シャクナゲの上でユラユラしながら望む大白木山方面。右のヤセヤブ尾根を登ります。
越えても越えてもシャクナゲ波状攻撃が続く。消耗戦になりました。
2018年11月18日 12:51撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 12:51
越えても越えてもシャクナゲ波状攻撃が続く。消耗戦になりました。
息も絶え絶えでこれを振り切って、最後の登り。
2018年11月18日 12:54撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 12:54
息も絶え絶えでこれを振り切って、最後の登り。
主稜線(大白木山南尾根)への合流点、・1108に到着。
2018年11月18日 13:15撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 13:15
主稜線(大白木山南尾根)への合流点、・1108に到着。
山だよ姉さんはここからは先日も歩いており、この先は大したヤブじゃないよとおっしゃる。安心して遅めのお昼の大休止としました。
2018年11月18日 14:01撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 14:01
山だよ姉さんはここからは先日も歩いており、この先は大したヤブじゃないよとおっしゃる。安心して遅めのお昼の大休止としました。
ところが歩き出してみるとちょっと話が違う。大ぶりなカレンフェルトの尾根芯にガヤ・シロモジなど灌木のヤブ。
2018年11月18日 14:08撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 14:08
ところが歩き出してみるとちょっと話が違う。大ぶりなカレンフェルトの尾根芯にガヤ・シロモジなど灌木のヤブ。
姉さんもおかしいな?と首をかしげますが、疲労度の違いで感じ方が違うのでしょう。
2018年11月18日 14:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 14:18
姉さんもおかしいな?と首をかしげますが、疲労度の違いで感じ方が違うのでしょう。
これは疲れた体にはかなりこたえます。山頂が遠い…^^;
2018年11月18日 14:38撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
11/18 14:38
これは疲れた体にはかなりこたえます。山頂が遠い…^^;
ついにツイン反射板が視界に入りました。ここからは笹と灌木のヤブ。
2018年11月18日 15:05撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 15:05
ついにツイン反射板が視界に入りました。ここからは笹と灌木のヤブ。
最後の力を振り絞れ!
2018年11月18日 15:10撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 15:10
最後の力を振り絞れ!
午後3時過ぎ、すっかりハイカーたちが下山して貸切となった大白木山に到着しました。
2018年11月18日 15:24撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 15:24
午後3時過ぎ、すっかりハイカーたちが下山して貸切となった大白木山に到着しました。
しっかり休んで、整備された登山道を下って、車をデポした折越峠登山口へと降り立ち、縦走完了となりました。お疲れさん!
2018年11月18日 16:23撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 16:23
しっかり休んで、整備された登山道を下って、車をデポした折越峠登山口へと降り立ち、縦走完了となりました。お疲れさん!
撮影機器:

感想

この秋の計画でやり残していた、岩岳〜大白木山の縦走をしました。
車2台必要なので、以前より山だよ姉さんを誘っていましたが、大変そうだということで二の足を踏まれておりました。ところがこの3日前に、なんと根尾松田から長大な南尾根を単独で大白木山まで歩いて自信を付けた山だよ姉さん、逆に「行きまへんかー?」とお誘いが入りました。で、気の変わらないうちにということで、即実行となった次第。モノ好きな山友をもってよかった(笑)。

岩岳までの登りと大白木山からの下りに使った登山道については、ヤマレコにいくらでもレコがありますので、そちらを参考にしていただくとして、岩岳〜大白木山縦走路についての情報です。情報の送り先が(ヒ)の付く方や(b)のつく人など、かなりピンポイントになったりしてますが(笑)もちろん気になってる方も参考にしていただければ幸いです。

崩落地のトラバースですが、今回尾根芯が歩けるようになっているのに気づきました。しかも能郷白山の展望付き。
大白木山縦走路分岐からの降りは、本当にヤブがないうえに獣道バッチリ、そのうえブナ一色の天国尾根でした。これには驚き、大感激。
先の台風による倒木の迂回こそありますが、快適な状態は860mコブまで続きました。コブからの降りで少しササがうるさいですが、北側の端に獣道。
その先大白木山への登り、標高約850mでちょっといやらしい岩場が出てきます。段差が大きく、浮き石もあり、その隙間という隙間からヤブが生えていますので、岩登りとヤブコギの同時進行。うかつに枯れ木や浮石を掴めば肝を冷やすことに。
その後は急な手がかりの少ない登りがあって、その先でシャクナゲの壁が現れます。最初のものは普通に突破できましたが、切り抜けても次々に現れ、だんだんペースが落ちてきます。ついには尾根芯も見極めが難しくなり、足は地面に届かない。完全な空中散歩状態となります。ここが頑張りどころ。諦めてはいけません。ヤブ山は、「絶対漕ぎ切るんだ!」という強い気持ちが勝負の決め手ですね。
そうしてどうにか苦しい局面を切り抜けて・1108へ。ここからは山だよ姉さんは3日前に歩いたばかりで、もう大したヤブはなかったとおっしゃる。安心して遅いお昼の大休止とします。
で、休憩終えて最後の稜線歩きですが、話が違う!カレンフェルトの大岩の間からガヤ・シロモジなどの灌木がボーボーに生えている、決して快適とは言い難い状況が続きます。
これは疲れた体にはこたえます。山だよ姉さん、「あれから3日で生えた?」と首をかしげます。その時の精神状態や体力の残量で感じ方が変わるということでしょう。
おなじみ山頂のツイン反射板が見えてくると、今度はササヤブとなり、やがてそれが太く強くなり灌木もミックスされてきます。最後の力を振り絞ってこれをかき分けると、ついに反射板広場へ飛出しました!全てのハイカーが下山した貸切の大白木山山頂で雄叫びを上げたのは言うまでもありません。
私自身は赤線コネクトにはさほど興味はありませんが、倉見西尾根末端から岩岳〜大白木山〜高屋山北尾根末端の越波まで繋がったと思うと感慨深いものはあります。
少し休憩したのち、快適な整備された登山道を下って縦走完了となりました。

*参考までに、尾根芯の見えないシャクナゲ帯や、嫌らしい岩場の降りはルーファイも難度が高く危なそうなので、逆コースは私的にはおすすめしません。
お気を付けてお出かけください(^^)v

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コメント

すごい!
hermit-crabさん こんにちは〜

higurasiさんとggさんが大白木〜岩岳間の縦走云々というのを聞いて私ではビバーク有りきだと思いながら尾根を見ていたところをreiさんとお二人で踏破されるとはーーー
写真容量が少ないのが残念ですがreiさんのブログも拝見させていただきました

ここシャクナゲの激藪まであったんですか。。。 かなりハードそう
灌木の藪漕ぎも続けばキツイですよね
「鼻歌まじり」「子犬がじゃれついてくるのをあしらう程度」と思えるのは大ベテランさんのhermit-crabさん、reiさんだからだと思いますよ〜
でもでも本当に貴重なレコをありがとうございます
私もいつかここを繋げてみたいなぁ  スタートは5時くらいじゃないと。。。w

reiさんは大白木山の南尾根を根尾松田から周回までされてたとは更にビックリ   しかも単独  真の奥美濃の女王さまの真のパワーを拝見させていただきました  このエリアを単独で藪漕ぎ、クマも恐れずの底知れぬ度胸にルーファイ力、本当に素晴らしいです  憧れですよ〜
私もココを行くと舟伏山と繋がるので候補には入ってましたがとてもとても単独ではいけません

貴重な記録をまねっこできるように精進していつか私も同じ感動を味わいたいです
2018/11/20 19:36
Re: すごい!
blackさん、こんにちは。
こんな写真一枚だけのレコに気づいてもらえてなによりです。
写真は月が代わったら載せるつもりです。でもそれまでにhigurasiさんやblackさんが出かけてしまっていたらもう需要がないかも?

でも、なので情報だけでもと、急いでレコ上げてみました。
高屋〜大白木、岩岳〜倉見ともに見られなかったシャクナゲがここでくるとは という感じでしたね。でも本当にきついのはその区間だけです。あとはblackさんがこれまで漕いできたヤブを思えば大丈夫ですよ。
reiさんも私も、景色がきれいだと、急がなくちゃいけないとわかってても足止めされてしまう悪癖があるので、新緑でもない紅葉でもないこの時期を選びました。それでも見事なブナ林に結構足止めされましたが

とにかく、最後の難所まで早めに到着して、余裕をもってシャクナゲのバリケード波状攻撃と戦ってください higurasiさんたちと行けばblackさんならイケルでしょう

はい、reiさんの根拠のない自信はどこからくるのか?私にも謎です あの女王様は熊に出会うなんて他人事だと思っておられるようです。とにかく頼もしいヤブ友ですわ。
2018/11/20 20:38
がびーん
ここ逆ルートで狙ってましたけど
先越されてしまいました
お見事です
※なるほど、逆コースの下りは危険なんですね
山だよ姉さんのカットは5枚以上のせてください
2018/11/21 12:31
Re: がびーん
higurasiさんも狙ってましたか。って、気づいてましたが
残された大白木山をどんなルートで登られるのかなと、もしかしたら前方からhigurasiさんがやってくるかも、などと期待しながら歩いてましたよ
逆ルートは一見、高い方から低い方なので体力的には楽そうな気はしますが、難所が下りになるのが気になるところです。でも、獣道を見切りやすいかもですね。
山だよ姉さんのカット5枚以上、了解しました
2018/11/21 19:58
ビックリ
こんばんは、
タイトル見て「ええ 」とびっくりしました。
やりましたね。
私の知る限りここを歩いた記録を見たことがありません。
この秋のhermit-crabさんのヤブ山行のなかで自分にとって一番インパクトありました。
新緑や紅葉に関係なくヤブ山を行かれるとはマニアックな。(笑)
仲間が増えたような気持ちに勝手になり、うれしくなりました。
2018/11/21 17:29
Re: ビックリ
hanamaruteさん、こんばんは。
そうなんです、ネット上では記録がなかったので、思い切っての冒険でした。
高屋山〜大白木山、岩岳〜倉見とやってきたらあとはここをやるしかないじゃない、と(笑)。
hanamaruteさんの伝説レコは、私にとってどれもインパクトあり過ぎですが そのhanamaruteさんにインパクトを感じていただけてうれしいです。
えーと、私に「期間限定の山など存在しない」って教えてくださった先輩の一人がhanamaruteさんなんですけど
2018/11/21 20:10
Re[2]: ビックリ
こんばんは、
記録のないところを行くのは計画段階から楽しいしワクワク感が半端ないです。
達成すればもちろんのこと失敗しても全然問題なく楽しいです。
「冒険」いいですね!
2018/11/21 23:03
Re[3]: ビックリ
hanamaruteさんのおっしゃる通り、計画段階からドキドキワクワクですよね。一獲千金掘り当ててやるぞという感じで(笑)。
成功すれば達成感半端ないし、敗退しても、そのあとの再挑戦に向けた一人反省会もまた楽しいです。
2018/11/21 23:24
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