雪山へGO!本仁田山 平石尾根 花折戸尾根(プチ道迷い)
- GPS
- 06:20
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 873m
- 下り
- 955m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り;15:11JR青梅線鳩ノ巣駅青梅行き→15:41青梅駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・大沢バス停から橋を渡り、九十九折りの山道を登り鉄塔までは雪はありませんでした。その少し先から銀世界が始まります。 雪は深いところで膝下くらい。凍結箇所はありませんでした。雪面に手を付いたので手袋が濡れて指先がかじかみました。 軽アイゼンを使いましたが、本仁田山にいた方達は8本爪、12本爪を使っていました。 ・尾根道の道標『安寺沢→』だけの道標に出たら直登を進みます。 ・ゴンザス尾根分岐からの花折戸尾根ですが、テープ・リボンはあるのですが、ササヤブがあり、そこから植林に入ってしまいすぐ気がついたからよかったのですが、フェンス、苗木を育てているネット脇の尾根道、南側尾根道が正しい道でした。 ・トイレは駅。 |
写真
感想
土曜日、晴れ。
青梅線は混んでいましたが福生駅で運よく座れ、青梅駅は覚えていますが目が覚めたら鳩ノ巣駅。
急いで靴紐を締め、スパッツを付けはじめましたが、電車が奥多摩駅へすべり込む前からドアの前に降りるひと達が集まっています。
寝惚けた頭は回転せず、登山客であふれている奥多摩駅を見るのも初めてで、鴨沢行きのバスは2台ともいっぱいで乗車していないひと達もまだまだいて、どうするんだろう。。。などと思ってみていたら、東日原行きのバスにいつの間にかに乗り込みシートを確保していた同行者がバスの中から、ボーッとしているわたしを「…ったく…」という顔をして手招きしている。
東日原行きバスも立っている登山客がいて満員。
大沢バス停で降車したのはわたし達と男性1名のみ。
頭がはっきりしてきたのは、先に歩き始めたこの男性が途中休んでいる時に追い越して、それからわたしが暑くなりダウンを脱ぐのに道を譲った頃からでした。
男性が先行して下さったおかげでどれほど助かったかは、のちに知ることになります。
30分ほど、もくもくと急坂を上ります。
静かです。
雪、ないんだねー、とか言ってましたが鉄塔を過ぎ、北側に山が見え始めた頃にいきなり積雪地帯に入りました。
ひたすら直登、二つだけピーク、迷うことはない白い世界です。
天気のいい日の雪山を楽しみにしていたので、もうおあつらえむきです。
先行の男性のラッセルがありましたので相当楽させてはいただきました。
ありがとうございました。
雪が積ってからここ平石尾根にはひとが足を踏み入れられることはなかったのでしょうね。
鹿ではない動物の足跡が横切ったり並んだり。
サクサクでサラサラの雪、最初は面白がってま新しい雪面に自分の足跡をつけたり、先行の男性と同行者のラッセルの間の未踏の雪面へ足を踏み入れたりしていた(…というか歩幅の踏み跡に届かなかった箇所もありまして)のですが、体力消耗甚だしいったらない。
加えて、急登。
平石山山頂まで、どう頑張っても上れない二箇所。
雪で滑ってしまい、上がってもズズズーッとずり落ちてしまう。
斜面に必死になってへばりつき堪えるわたしの姿は、以前TV番組『東京フレンドパーク』のマジックテープが付いたジャージを着て走って壁にくっついた、あの姿。
見ると雪面は先行の男性のなのか、同行者のなのか、足跡ではなくズルズル跡になっています。
なんだ、わたしだけじゃないのね、と安心してとにかく上がらなければ。
両膝をついて、膝で進み、木を掴み反動で体を上げる。
もう雪まみれ。
平石山山頂で軽アイゼンを付け、それからは楽になりました、少しは。
川苔山が綺麗です。
予定より大幅に時間がかかり、雪道山行の足の重さといったらなかったです。
最後のひと登りをして傾斜が緩やかになり、話し声が聞こえ本仁田山山頂です。
10人くらいのグループ、二人連れの男性、下の方でも女性グループ、皆さんお昼どきを楽しんでいます。
気温マイナス1℃。
熱い立ち食い蕎麦が胃に沁みます。
下山は花折戸尾根、初めての道ですが、ここもかなり急。
雪にまかせてザザーッ、ザザーッと滑るように下り、豪快に転んでも痛くありません。
チクマ山に着いた時、同行者からアイゼンがずれているのを教えてもらう。
どうりでよく滑ったのネ?!
今回は迷うことはないだろうと思っていましたが。
mmm。。。
踏み跡のあるところを進んだつもりだったのですが。。
尾根道をどんどん下り、雪が薄くなりササで道を遮っているように思えて植林に下ってしまったのです。
すぐ気がつき斜め南側へ上り返し、ヨレヨレのフェンスがあるところが正規ルートでした。。
そうしたら反省する間もなく、いきなり御岳山、大岳山、御前山、大展望が広がる場所に出ました。
爽快。
白丸ダムが眼下に見え、雪もなくなり始め、鳩ノ巣の町が見えてきました。
なんだか追いかけっことかくれんぼが出来そうな低木の緑の道が続きます。
ずんずん下ると民家、線路、橋、舗装道路、立派な建物(トイレだった)。
唐突な幕切れです。
駅はこっちかな、なんて言って坂を上がると斎場が式の準備をしています。
電車の時間は?
「あと1分後」
おぉーっと、鳩ノ巣駅は階段を渡るんだーっッ、ダーッ、とまではいかずに上って下りたらちょうど電車がトンネルから出て来たタイミングの良さ。
満杯だろうと覚悟していたのに、ガラガラ。
本仁田山はどこから上っても下りても急なんだね、とは一致した感想。
大根の神さまに下りる尾根はゴロ石が多いから花折戸尾根の方がいいかもしれないね、なーんて雪がなかったらどんなんだかわかりませんし、あまりの急坂で花折でなく心折になるかも。
ザックを整理していたらサイドポケットからひとかたまりもの雪が出てくる。
同行者がいたずらしたのかと聞いたらしていない、と言う。
?
!
斜面を這い上った時のかな。
もう固まり始めています。
頑張ったのに17588歩。
だけど筋肉痛は確実です。
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