北高尾山稜(高尾山琵琶滝コース〜景信山〜小下沢〜北高尾山稜〜八王子城)

2012年01月31日(火) [日帰り]

• GPS: 34:59
• 距離: 16.5km
• 登り: 1,194m
• 下り: 1,188m

コースタイム

09:20 高尾山口駅
09:35 6号路入口
09:45 琵琶滝
10:50〜11:00 高尾山山頂
12:05 城山
12:25 小仏峠
12:50 景信山山頂
14:05 小下沢
14:40 (北高尾山稜合流)
15:55 八王子城天守跡
16:20〜16:40 八王子城本丸跡、八王子神社
17:15 八王子城曳橋
17:40 霊園前バス停

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

行き
京王線　高尾山口駅下車

帰り
霊園前バス停
↓(西東京バス)
高尾駅

コース状況／危険箇所等

●高尾山口駅〜高尾山頂
琵琶滝〜2号路の道は凍結して非常に滑りやすくなっている箇所が多々あります。
上りはアイゼンなしでいけましたが、下る場合は軽アイゼンが必要と思います。
その他は危険な箇所はありませんでした。

●高尾山頂〜景信山
15センチ程度の積雪。
全般的に雪が踏み固められていますが、踏跡の両サイドにグリップが効く雪が残っているので、アイゼンなしでもいけないこともないです。
山頂からすぐの階段及び小仏峠周辺が凍結して非常に滑りやすくなっており、ここは軽アイゼンがあった方がよいです。

●景信山〜小下沢〜北高尾山稜〜八王子城址
15センチ程度の積雪はありますが、踏み固められていないので比較的歩きやすく、危険なところはありませんでした。

写真

1/31 9:34

6号路入口
路面は凍っているものの、そんなに滑らない。ガリガリ。

1/31 9:44

雪の琵琶滝

1/31 9:48

凍結しまくりんぐ

1/31 9:57

雪がない道もある

1/31 10:16

2号路に出ると、あまり凍結しておらず歩きやすい。

1/31 10:45

枝木の間から見える空が果てしなく青い。もうすぐ頂上だ。

1/31 10:54

ドラえもん生存確認
後ろにこっそりと富士山

1/31 22:06

高尾山のビジターセンターで関東ふれあいの道のパンフレットもらってきた。

1/31 11:02

高尾山山頂から景信山方面への道スタート。
写真ではわかりにくいが、階段のアイスバーンがすごいことになっている。

1/31 11:15

高尾山山頂からすぐの階段が本日最大の難所だった。というかこけた。
最初から軽アイゼンつけときゃよかった…

1/31 11:28

ぬかるみぬるぬる

1/31 11:46

一丁平

1/31 12:04

城山で一休み

1/31 12:31

こけたら滑落しそう。もちろん凍結しております。

1/31 12:52

景信山で一休み
これから歩く北高尾山稜を見ながら、かすかに蒸れる汗を乾かす。

1/31 13:12

関東ふれあいの道を外れると、圧雪になっておらず、一気に歩きやすくなる。

1/31 13:19

崖沿いの細い道をひたすら歩く

1/31 13:27

こわっ
道が狭く、傾いており、凍結もしている。

1/31 13:58

沢沿いの道におりる

1/31 14:02

小下沢に到着

1/31 14:37

やっと北高尾山稜の縦走路に合流

1/31 14:41

へえ
しらんかった

1/31 14:42

北高尾山稜の登山道広っ、車走ってるし…
と思ったら、登山道が右側にあった。

1/31 14:46

あまり人がこないのか、雪が踏み固められておらず、歩きやすい。

1/31 15:32

結構アップダウンがある。思いの外、平坦な道は少ない。

1/31 15:55

八王子城天守台跡
結構狭い。今時の一戸建ての家がひとつ立つかどうかの広さ。

1/31 16:20

八王子神社

1/31 16:27

八王子城本丸跡
やはり狭い。
山上の要害部分が狭いと、兵糧攻めされたときにきつそうだなあ。だから、北条攻めの時にほぼ放棄されてしまったのだろうか。

1/31 16:33

山の傾斜が天然の要害として城内の至るとこに立ちはだかる。崖の上に塀でも作って、上から鉄砲など撃ちかけていたのだろうか。

1/31 16:37

北高尾山稜はなかなか眺望が開けなかったが、城山頂上でやっと開けた。八王子を一望できる。

1/31 16:36

写真中央に八王子市街が見える。地平線あたりにうっすらと見えるビル群は新宿かな。

1/31 17:08

八王子城全体図
山上の要害部分と麓の居住部分。
戦いの際、麓はすぐ落ちたものの、山上部分の攻防では女子供、老人ばかりの戦力で、豊臣方に1000人程度の死傷者を出させたとか。

1/31 17:14

曳橋と領主館の石垣

1/31 17:50

高尾駅に戻ったときには暗くなってしまった。

1/31 19:00

ふぅ、登山後、エネルギーを蓄えやすくなっている体に、二郎の脂が染み渡る。ブヒヒwww

撮影機器：

WB2000 SAMSUNG

感想

tanakasa

ワークマンで購入した安物装備の有効性の確認のため、高尾周辺でお試し山行&ついでに八王子城址見物をしてみた。

結果から言うとこんな感じ
●防寒、防水ウェア(1,980円)
→防寒性能はまずます。生地の通気性は悪いが、前を開けることで蒸れることはない。

●防水ズボン(980円)
→蒸れる。歩いているときはいいものの、立ち止まらざるを得ない状況になるとあっというまに体温を奪われそう…

とりあえず、ズボンはちゃんとしたものを買ったほうがよさそうだ…


日本100名城、日本五大山岳城の一つ八王子城。
豊臣の北条攻めにおいて一日で落城したという歴史から、正直それほど堅固な城とは思っていなかった。だが、実は日本五大山岳城に入っている広大かつ堅固な城である。
小田原攻めの救援のために城主及び主力部隊が小田原に詰めている間に豊臣勢の攻撃を受け、あえなく落城の憂き目を見ている。

城址を歩いてみると、江戸城の石垣のような急峻な崖の上に各曲輪があり、城攻めを行うためには急峻な崖をよじ登るか、細い道から攻め立てるしかないようになっている。
前者は崖をよじ登る際に無防備に攻撃を受ける体制になってしまい、後者は細い道故に攻め方一人に対し守備複数人の形になってしまいなかなか攻めにくい。もし主力部隊が残っていたら、果たして落城したのか…などとと思いを馳せずにはいられない。

東京に引っ越して7年近くなるが、近場にこんな面白い史跡があったとは…