白山スノトレ(風嵐ゲートin/out)
- GPS
- 32:02
- 距離
- 48.4km
- 登り
- 2,634m
- 下り
- 2,637m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 7:35
- 山行
- 10:16
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 11:45
天候 | 初日:晴れ時々曇り、2日目:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
11/22夕方に白峰(風嵐)ゲートは冬季閉鎖されたばかり。白峰ゲート〜別当出合間の17kmの舗装路上、全然雪はなく、ゲート閉鎖が悔やまれる・・・。白峰ゲート〜市ノ瀬間の11kmは、緩やかな登りだったが、積極的に走った。一方、市ノ瀬〜別当出合間の6kmは急傾斜のため、基本的に歩き。 別当出合は冬季トイレを利用可能。別当出合から砂防新道ルートで向かう場合、橋板が取り外された通称一本橋を渡ることになるが、ゆっくり着実に焦らず歩を進める必要あり。 別当出合〜甚之助避難小屋〜南竜分岐までは、トレースもあり、登りやすい雪道だが、南竜分岐〜南竜山荘まではトレースがなく、膝くらいまで埋まるラッセルを強いられる。コースタイムの2倍弱の時間を要してしまい、山荘到着目前に日の入り。往路はチェーンスパイク、アイゼンのいずれも利用せず、つぼ足で走破。 2日目、山荘出発時に今シーズン初めてとなるアイゼンを装着。南竜山荘〜室堂山荘までも、全くトレースはなく、往路は完全にラッセル状態。室堂山荘〜白山山頂(御前峰)間はトレースあるが、暴風で視界がきかず、山頂直下の道はわかりにくかった。 室堂山荘〜南竜山荘〜南竜分岐までの復路は、完全に自分の往路トレースを辿る形となり、ラッセルした往路に比べると明らかに楽で、コースタイム1倍を切る程度までスピードUP! 南竜分岐〜別当出合間は、アイゼンさえつけていれば、ザクザク、サクサク下山可能。アイゼンは、一本橋手前で外した。 別当出合〜市ノ瀬間は、傾斜のある下りのため、ほぼ全区間走った。市ノ瀬〜白峰ゲート間は緩やかな下りとなるが、この区間はほぼ歩き。最後の最後で、さすがに体力の限界でしたね。 |
その他周辺情報 | 白峰(風嵐)ゲート付近、砂防博物館横にある、白峰温泉・展望の湯にて日帰り入浴 |
写真
感想
前日、荒島岳から下山し、今日から1泊2日で白山へ!
去年は11/19にCloseした白峰ゲート。今年は北海道の初冠雪も歴史的な遅さで、白山(御前峰)も1週間前は夏山だったので、ゲートOpenを期待していたが、無常にも11/22で白峰ゲートはClose!
わかってはいたが、どうしても「白い白山」に登りたく、山腹(当初は室堂を予定)で1泊することで日程にゆとりが持てることから、白峰ゲート〜別当出合間の舗装路17kmを歩く決断をし、いざ白峰ゲートへ。
初日の朝、雲海に浮かぶ越前大野城が見たく、朝5時に起きて、福井県大野市の戌山へ登り、越前大野城を眺めてから、白峰ゲートへ。白峰ゲート通過が9:35で、予定では8:00通過予定だったので、この遅れが後々の誤算に!
白峰ゲート〜市ノ瀬間(11km)は、緩やかな登り、市ノ瀬〜別当出合間(6km)は急勾配な登り。市ノ瀬までは、積極的に走りました。ちなみに背中の荷物は13kgほど。
予定では4時間半のところ、何とか3時間半程度で別当出合へ。道中、白い別山、大汝峰、御前峰などが、青空の下によく見え、退屈な舗装路歩きでも、時折刺激がありました!ちなみに、往路では、工事業者さん数名と会いましたが、ハイカーには誰にも抜かれず、誰ともすれ違いませんでした。
別当出合でトイレを済ませ、いざ橋板のない恐怖の一本橋へ。本当は観光新道でもよかったんですが、時間が押していたので、砂防新道へ。南竜分岐までは、トレース、特にスキートレースが残っていて、時折ぷちラッセルはありつつも、雪道としては初級者レベル。が、思いのほかペースはあがらず、標準コースタイムよりかかる状況のため、室堂山荘での宿泊を南竜山荘へ切り替え。
南竜分岐からは、室堂方面はトレースが豊富なれど、南竜山荘方面は、動物以外のトレースが全くなく、ラッセル状態に。ちょうど日暮れも迫り、焦るものの、ペースは上がらず、標準コースタイムの2倍弱かかる苦戦を強いられ、南竜山荘到着時は日暮れ後でした。ちなみに、往路はチェーンスパイクもアイゼンもつけず、ALLつぼ足で走破。
南竜山荘は、翌日登頂後に戻ってきて、昼に撤収するまで、自分以外誰もおらず、完全貸切状態でした。雨風は防げるものの、とっても寒く「18時就寝、翌5時起床」で、11時間もシュラフに包まってはいたものの、あまり寝付けなかったですね。
寝る前も、起きた後も、温かいものを食べてる時が一番幸せでしたかね。
翌朝は6時前、今シーズン初となるアイゼンをつけて出発し、道中でご来光。山肌のモルゲンロート、特に朝焼けの別山が神々しかったですね。ただ、室堂までは激ラッセル区間が多く、タブレット版「山と高原地図」で、ルートファインディングしながら進んでいくので、コースタイム×1.5位のペースしかでません。
室堂手前では、白山連峰の最高峰・御前峰も見え、モチベーションが上がるものの、室堂を越え、青石を過ぎた辺りから暴風域に入り、半ばホワイトアウト気味で、山頂では自撮りもつらいほどの暴風で、眺望皆無。本当は、御前峰から大汝峰や、翠ヶ池を見渡したかったので、残念でした。あまりに寒いので、写真撮って、早々に撤収。
復路は、山頂〜南竜分岐まで、完全に自分の往路のトレースを踏みながら戻りました。これにより、下りは劇的にペースが上がり、コースタイムの1倍は軽く切る速さに!特に、南竜分岐以降、多数のトレースが現れる区間は、アイゼンさえつけていれば、かなり高速・安全に下れます。往路は別当出合〜南竜分岐まで3時間半以上かかったのに、復路は2時間足らずでした。往路に引き続き、橋板のない一本橋は慎重に、10分程度かけて渡りました!
別当出合到着は14:30。夏ならここで登山終了なのに、今回はここから白峰ゲートまで、更に17kmを歩かないといけない罰ゲームの様相。別当出合〜市ノ瀬間(6km)は、急勾配で極めて走りやすいため、ほぼ全区間を走りました。往路は1時間半かかったのに、復路は半分の時間で市ノ瀬へ。市ノ瀬〜白峰ゲート(11km)は緩やかな下りで、走ろうと思えば走れるものの、疲れたので、基本は早歩きで。でも、白峰ゲート到着前に日没し、最後はヘッドライトつけて白峰ゲートへ。復路では、自転車に乗ったハイカー2人に颯爽と抜かされました!復路(下り)は、自転車があればサイコーですね!
「白峰ゲートからの白山」は、中々しんどい旅となりますが、南竜山荘か室堂山荘に1泊すれば、決して無理な計画ではありません。ただ、白峰ゲートがCloseしてからの白山は、極端にハイカーが減るので、道中のラッセル区間が増えることが予見され、中々気軽に登れる山ではありませんね。何とか、「白い白山に登る」という目標が達成でき、よかったです!
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