榛名山 (榛名富士、烏帽子ヶ岳、鬢櫛山、掃部ヶ岳、天目山、三ッ峰山、相馬山)
- GPS
- 07:26
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,863m
- 下り
- 1,863m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:21
天候 | 晴れ後曇り 無風から微風・弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・全般的に樹林帯歩きのため、眺望はあまり良くない。 ・各ピーク付近は笹に覆われているところが多かった。また、この笹で登山道が見えにくくなっている箇所もあった。よく見て歩けば迷うことはないが、暗い時間帯は避けたい雰囲気だった。 ・相馬山はかなりの急登で、ハシゴや鎖もかけてあった。要慎重な通過。 ・何度も車道と交わるが、車道に出た後の方角を間違うと正しい方向へ進めない。地図をよく見ての行動が必要。 ・今日の時点で雪氷なくアイゼンなどは不要だった。 |
写真
感想
以前から狙っていた榛名湖を一周する山行に出掛けてきた。標高は低いがピークが続きその都度アップダウンを強いられ、距離は短いものの疲れる山行だった。詳細は以下に。
ビジターセンター駐車場には5:30頃に到着。真っ暗。しかも外気温は-4℃と出ていてとても寒い。一度外に出るがあまりの寒さにすぐに車中に引っ込む。標高は1000メートルを超えているとは言え想定外の寒さ。でも取りあえず食事と準備をしてまだ真っ暗な5:58に出発。ライトを点けて歩くがどこをどう歩いたものか分からない。案内図があったのでそれに従うと榛名富士の登山口を発見。あとはひたすら登る。富士の名前が付くだけあって、登り返しのない単調なコース。30分ほどでロープウェイの山頂駅に到着。体はすっかり温まった。ここにトレイがあったので用足しをして山頂へ向かう。ちょうど日の出の時間だったが、雲がありあまりきれいな日の出とはならなかった。それでもタイミングはちょうど良かった。登りわずか30分の後に下りにかかる。そして今日はこの後登りと下りを何度も何度も繰り返すことになる。特に難しい所はない登山道だが急なので慎重に下る。車道に出て地図をよく見て次の烏帽子ヶ岳の方向を見る。すると登山口の入口を発見。あとは踏み跡に従うだけだが、山頂付近は一部歩きづらく、また笹に覆われているところがあって分かり難いところもあった。出発して2時間かからずして2つ目のピークである烏帽子ヶ岳に到着。樹林帯で眺望は良くない。先が長いので長居せず元来た道を戻り、分岐を過ぎて鬢櫛山へ向かう。山頂直下は急だったが、まだ歩き始めて2時間程度なのでペースを落とすことなく8:09に鬢櫛山に到着。ここも景色は良くないので写真一枚で通過。この先が少し分かりづらかった。斜面を降るのだが、笹が覆っている箇所が多くてルートがよく見えない。天気は良いので良く見ながら進めば問題はないが、このコースはあまり歩かれていない雰囲気。登山地図などではこの後一度車道に出て湖畔を歩き掃部ヶ岳へ至る登山口があるようだが、途中で湖畔とは方向の異なる薄い踏み跡を発見。恐らくこれは湖畔に降りずに直接硯岩方面へ行くのだろうと見当を付けて歩く。途中藪が濃くてルートを見失いそうにもなったが無事に車道に出る。別荘地を過ぎて登山道に入り、すぐに硯岩との分岐に到着。若干迷ったがショートカットできたようだ。硯岩は行くか少し迷うが天気が良いので向かう。景色の良い高台だったが、如何せん逆光の時間帯で写真には向かなかった。残念。硯岩を過ぎて掃部ヶ岳へ向かう。榛名山最高峰とのことでこの周辺は登山者の姿が多かった。ここも山頂付近はやはり急登で、12月にも関わらず汗をかきつつ山頂に9:10到着。景色は曇っていて残念だった。少し休憩し、何より良く地図を見て元来た道を戻る。榛名山は登山道が入り組んでいるというか、ちゃんと自分の進みたい方向を確認してから歩かないと間違えそう。笹の下りを進んで車道に至る。今日三度目の車道との交差。天神峠方面のルートが分からず、止まって地図とGPSを見比べてから進む。思うに、車道に出たらスマホの地図アプリのほうがハンディGPSよりもよほど分かり易いだろう。車道を少し歩いて登ってバス停を発見。天神峠に到着。ここからは「関東ふれあいの道」なるものがヤセオネ峠まで続いていて整備もばっちりだった。しかし整備は場所によって過剰とも思えるほどになっていて、例えばこの間は氷室山、天目山などがあったがいずれも山頂直下は木製の階段になっていて、それが延々続くものだから下半身はきつかった。腿上げ体操を延々やらされている感じ。七曲峠で四度車道に出、すぐにまた登山道に入る。もうアップダウンの連続で、歩いた距離と時間の割には足へのダメージが蓄積されている感覚。寒いのでほとんど汗もかかないが、腿やふくらはぎの違和感さえ出てきて、足が攣りそうな予感。こんな標高1000メートル程度の山であっても、インターバルトレーニングのように延々登高と降下を繰り返していると、相応足は疲れてくる。三ッ峰山という縦走路から少し離れたピークがあり、入口に行き25分帰り15分と書かれている。通常であれば無視して先を急ぐが、今日はピークめぐりの日なので向かうことに。ここはふれあいの道からは外れているので階段状の登山道はなかったが、それでも急傾斜であることは変わらず、キツイ思いをしながら山頂に到着。25分と書かれていたが15分ほどで到着できた。眺望は一部の方角からは得られたが、特に感動するものでもなく、山頂標にタッチアンドゴーで下りにかかる。登山地図には書かれていないが、来た道とは別にはっきりした踏み跡があり、恐らくどこかに通じているのだろうと思うが詳細は不明。いい加減足が張ってきて、本格的に足攣りか?と懸念しながら歩く。分岐まで10分ほどで戻る。松之沢峠へ一旦大きく下り、それを過ぎると磨墨峠という読めも書けもしない地名に到着。天気はすっかり曇りに変わり、時折風も吹き付けるようになってきた。峠にあずまやがあったので中に入りここで休憩しつつ地図を見る。今日ほど良く地図を見て歩いた山行は最近はない。休憩は適当に切り上げて進むと唐突に分岐が現れる。相馬山の直下に着いたらしい。早速登りにかかるがかなりの急登。もう既に6時間以上歩いていて、しかもインターバルトレーニングのようだったので結構ヘロヘロになる。ここは急なだけでなくハシゴや鎖もあって、それらを使わざるを得ないところもあった。最後に大変なところが待っていた。12:08に無事に相馬山に到着。山頂は神社だった。もう景色を見る余裕もないのでさっさと下る。登り難儀したので下りも楽ではない。慎重に、落っこちないように下る。鳥居のある分岐まで戻れば後はほぼ平坦な道がヤセオネ峠まで続いていた。無事車道に出る。この後も二ッ岳やら蛇ヶ岳やらピークはいくつかあるようだったが、今日はもう十分と思い、ここからは車道歩きで駐車場まで戻ることに。ずっと車道歩きではつまらないので途中で原っぱを横切る道に入る。枯れたすすきの野原で、時折強い風が吹いていた。天候は晴れ後曇りで登山をするには特に問題なかったが、風は朝より強く吹くようになっていた。ヤセオネ峠到着から30分ほど歩いて無事駐車場に到着。朝は自分含めて数台のみだったが、戻ってきてびっくり。ほぼ埋まっている。イルミネーションの飾り付けがしてあり、実際に夜にはイルミネーションが点灯するらしい。特に興味ないのでさっさと後片付けして駐車場を後にする。
榛名湖をいびつに一周するように歩いてきたが、歩いた距離以上に疲労した。アップダウンの連続は想像以上に疲れるものと認識を新たにした。もう少し景色が良ければ疲労感も薄れるのだろうが、標高が1500メートルに満たないので、絶景の連続はさすがに期待できないのだろう。
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