石裂山 - VRで周回しましたが、登山道区間の方が険しかったかも。(^^;)
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- GPS
- 05:22
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 803m
- 下り
- 792m
コースタイム
天候 | 晴れ(風強し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
月山から東剣ノ峰の先までの区間は登山道ですが、それ以外はバリルートです。(と言っても、この登山道区間は険しいですけど。) <登った尾根> 特に危険な場所はないと思います。 薄い踏み跡はあります。 尾根筋に並行して走る林道を歩く部分もあります。 月山の手前(850級ピーク)からは、月山〜小川沢峠のルートがあるようで踏み跡明瞭になります。 <月山〜東剣ノ峰> 登山道ではありますが、急斜面の登下降やハシゴがあり要注意区間です。 1個目のハシゴの手前には、下山ルート(地理院の破線とは位置的に違う)があったようですが、下山禁止の案内板がありました。 <下った尾根> 岩交じりの急斜面があり、ロープを出しても良いレベルです。 特にP762からの下りは尾根筋が判別しづらく、下降点を見極めるのが難しいです。(GPS推奨) |
ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2018/12/02 22:35) |
写真
待つのは仕方ないんですが、風の通り道になっていて、僅か数分でしたが寒いのなんのって・・・
感想
週末は用事があって帰省しなければならず、山は無理かなぁって思っていましたが、天気は良さそうだし運良くカミさんは仕事で、早く帰ったところで猫しかいない。ということで、帰省ついでの山行を計画しました。
場所は足尾山地とも呼ばれる前日光の石裂山(おざくやま)です。まぁまぁメジャーな部類でしょうか。
実はこの山9年前に登っています。あの頃はまだ単独山行を始めたばかりで、「バリルート」なんて言葉も知らないすごーく真面目なハイカーでした。
石裂山の印象は、とにかく急な登下降の連続で階段が怖くて緊張の連続だった記憶だけがあります。9年経ってどう印象が変わるのか、そんな自分に興味もありました。
ルートはもちろん前回とは違い、南側の尾根筋を回る周回バリルートですが、寄り道山行ということで距離は短めの7km程度。下山ルート以外は一応ヤマレコでの実績はありますが、岩山っぽいのでロープはもちろん持ちました。(結局は使いませんでしたが。)
登りはほぼ植林帯。にも拘らず、風が強い強い。杉の葉とか小枝とかいっぱい落ちてきて、運が悪かったら怪我してもおかしくないほどでした。
風以外は特に問題もなく約2時間で月山到着です。さーて、方向は逆ですがここから9年前のルート突入です。
下って登って、意外とあっけなく石裂山登頂。あれ?階段は?月山と石裂山の間にあると思っていた階段は、この先の西剣ノ峰に架かっていました(1個目)。記憶よりちょっと長めでしたが、こんなものかとヒョイヒョイ。
2個目は東剣ノ峰への登り。これはチョットビビりました。長さは1個目より短いんですが、身体を起こすと体重で後ろに倒れそうなくらいの斜度なんですよ。「ちゃんと固定してあるんだろうなぁ。」個人的にはクサリの方が安心できそうです。
しかし9年前はコレを降りたんだから、ん〜ん、我ながら凄い。たぶんあの頃は今以上に、設備への信頼感が高かったんじゃないかな。その点今は、自分しか信用できなくなっている?のかもしれない。などと言い訳をする自分でした。
無事通過した登山道の後は、未踏の下山ルートです。登り同様に多くが植林帯ではありましたが、2ヶ所ほどゾクゾクするような岩交じりの急斜面がありました。P762からの下りでは、尾根がハッキリするまでノッペリしたただの急斜面のため、斜面途中で頻繁に方向を確認しつつRFし、目的の尾根を逃して下り過ぎないよう慎重に降りました。ログを見ても右往左往している様子が見て取れます。(行きたい方向がわかっていても行けない状況とかありますから。)
P762を降り切ってしまえば安全圏です。あとはランチして下山するだけなのですが、強風の中行けども行けども杉の葉が積もった植林帯で、一服もさることながらとてもバーナーなど使えません。と諦めかけていると、左手に林道が見えました。地形的にも少し窪んでいて風も若干弱く払えば土も見えたので、眺望はありませんがここでランチにしました。それにしても、陽の当たる場所に陣取ったはずでしたが、50分ほどのランチタイムの間でスッカリ日影になってしまい、この時期の陽が落ちる早さを実感させられましたね。
超久しぶりの山に再訪って(ほとんど記憶にないし)悪くないですね。しかもこの山域は里山とも違い、いい意味で意外性があり面白そうだと思いました。もともと低山嗜好で「那須の山はチョット」と思っていた私には格好の山域になるかも知れないと思わされた山行になりました。
コメント
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kinoeさん、こんにちは
私にはちょっと馴染のない山域なので、どこだろうと地図を縮小してまず位置確認…
男体山の南東でしたか…(男体山もまだ未踏…
石裂山と書いて、「オザクヤマ」と読むのですね…(ついついJR青梅線の「小作」が頭をよぎりました…
昨年のレコ併せて拝読させていただきました
岩場、クサリ場、ハシゴ…楽しそうです!
行ってみたいですが、公共交通機関だとどうだろう…
画像39から52あたりまで、丁度時間帯も一緒で似たような感じでしたので、リンクしてしまいました…
ちなみにキノエさんのゾクゾク感ってどんなカンジなんですか?、ワクワクに通ずる、一種武者震いのようなゾクゾク感でしょうか?
ワタクシも同じ「いやな予感」→「ゾクゾク感」でしたが、こちらは「
…ザイル出しましたし…
冬枯れの時期は、VRやるには見通しが効いてその点はいいのですが、日没が早いのが困りものですね…(気温も下がりますし…)
この日、奥多摩は気温高めで風もなく暑いくらいでしたが、(1500m圏でも)、そちらはやや気温が低めだったようですね
充実した再訪山行、お疲れ様でした
「いい意味で意外性があり面白そう」
あ〜またこの表現がいかにも、らしくて好きです
マチャさん、
あの辺(前日光)は、関東平野に流れ込む川が一杯あって、全体を見渡すと川に沿って筋状の尾根が何本も見え、なかなか面白そうな山容をしています。奥まで行かなければ標高も私好みの1000m以下。
あ〜、ココに引っ越すんだった。
まぁ、低山だけに植林帯は多いんでしょうけど、今回の下った尾根のように、ロープを出そうか迷いそうなギリギリの斜面(絶壁はダメ)が突然出てきたりするんですよ。いきなりソレに出くわした時の気分が「ゾクゾク」なわけ。
> 岩場、クサリ場、ハシゴ…楽しそうです!
だよねぇ。
お勧めしたい場所はいくつかあるけど、電車だとなぁ・・・(と濁す)
今週末は酒も飲まないのに忘年会だというんで、どうしたものか。
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