御座入山(今倉山西峰) - 大ハズレの曇天でしたが期待以上に良いルートでした。(一部危険箇所あり)


- GPS
- 06:31
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,065m
- 下り
- 1,053m
コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 6:31
天候 | 曇り(部分的にガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<登った尾根> 最初だけは倒木だらけの廃道ですが、すぐに自然林の気持ちの良い尾根になります。 しかし、1000mを越えた頃に出会う林道越えが難関です。私は法面でない斜面を強引に這い登りましたが非常に危険です。更に、なんとか尾根に乗ったのも束の間、ヤセの急峻な岩尾根が待ち構えており、スキルによっては進退窮まる可能性があるのでお勧めできず、林道で他の尾根に回避する選択を強く勧めます。 1150圏以降は問題なく西ヶ原ノ台(P1246)で認知されたVRに合流できます。 <下った尾根> ルートを誤まらなければ特に危険な場所はありません。(VR基準) 心配した1100m位で出合う林道も、幸い降りる道があり大丈夫でした。 |
ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2018/12/08 22:07) |
写真
装備
備考 | ヤマレコの中ノ沢ノ頭(P1410)って、地点か標高のどちらかが間違ってると思うんだけど。 |
---|
感想
前日金曜の夜は、お世話になっている会社の忘年会でした。
酒は飲まず知っている顔もほとんどなく、そもそもそういう集まりは苦手なのですが、まぁこれも仕事と割り切り出席したものの、翌日の山どうしようかなぁ。
って感じでしたが、幸い23時には帰宅できて天気は晴れ予報とのことで、いつも通りの土曜出動となりました。
駐車場で準備をしていると、ジョギング中の地元の方らしい人が話しかけてきました。この辺のことに詳しいようです。
歩くルートを話すと「あぁゴゼリか」と。初めはわかりませんでしたが、私の中で「ゴザイリヤマ」と発音していた御座入山のことだとわかりました。「途中の林道は法面で越えられないよ」みたいなことを言われましたが、「まぁ何とかなるでしょう」。他にもいろいろ言われましたが、致命的なことは無さそうなので努めて聞き流しました。せっかくの未知の尾根なんだからと。
地図には破線が書いてある尾根に取り付くと、道型が残っている部分もありましたが、もはや完全に廃道で倒木だらけでした。でもそれもすぐ終わり、その先はヤブもなくスッキリとした自然林の歩き易い尾根に変わり快適に進んで行きます。そしていよいよ林道です。
確かにほとんどコンクリートで固められています。補修とかのためにどこかに登れる場所があるはずだと探しましたが、近くには見つけられません。仕方なく唯一コンクリートではない急斜面を登りましたが、かなりの傾斜です。一旦滑ったら確実に下まで落ちます。生えている草を束にして掴みながら這い登りました。草と一緒に掴んでしまった鹿のフンを見て思いました。こんな急斜面でも鹿はフンをする余裕を持って登り降りするんだなぁ。鹿に負けてたまるか。それと、やはりこの付近では、この斜面以外に通過ルートは無いんだなぁと。
急斜面の先のルンゼ状斜面も慎重に歩を進め、なんとか尾根に乗り一安心。忍者差しのストックを手に戻しイザ再開するも、今度はこれまた急な岩稜帯が現れ、収まりかけた動悸が復活しました。行けなかったら戻るしかない。これはヤバいよ。
岩稜帯の全貌は見えないので行ってみるしかありません。再びストックを背に差し挑みました。それなりに手掛かり足掛かりはあるので、難度的にはそれほどでもないのかもしれませんが、そんな安心材料も高度感にスッカリ打ち消されるんですよね。
無事岩稜帯を突破し休憩している時に、重大なことに気付きました。難所を越えてきたとは言え、未踏ルートはまだしばらく続く。ということは、この先にもし通過不可能な場所があったら・・・進めば進むほど深みにハマっていることになるんだと。。。
幸い、日頃の行いが良いのでこれ以降難所はありませんでした。良かった良かった。
御座入山からの登山道では2組5人とすれ違い、いよいよP1410から下山しましたが、ルートミスさえ注意すれば危険な場所はありません。途中の林道越えも安全な道があるので、手付かずの山(尾根)歩きを楽しみたい輩には、気持ち良く歩ける尾根ではないかと思います。
それに引き替え、登った尾根もほとんどが素晴らしいのに、林道越え部分だけが極端に危険なのが非常に残念でなりません。
休憩込みで6時間半とは思えない充実感です。
天気だけは残念でしたが、帰宅時の中央道渋滞にも会わず大満足の一日となりました。
しかし、この山域はどこに属するのでしょう。ヤマレコでは富士・御坂となっていますが、ナンカ違いますよね。前回は悩みながらも丹沢にしたんですがそれもチョット・・・奥多摩?どれもシックリこないので今回は関東に留めました。
コメント
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バリルートお疲れ様でした。
あの法面べったりコンクリートはちょっとバリルート登山者泣かせですね。
エリア設定〜私も良く悩むことがあります。私が今倉山に行ったときには、他の方を参考にして「奥多摩・高尾」にしましたが、その時、山と高原地図の「高尾・陣場」に載っているからいいんだなと納得しましたが、同じ地図に載っている御正体山は「富士・御坂」にしていたし、都県境尾根を超える場合は、奥多摩と奥武蔵のどちらにするかとか、境目当たりを歩くと悩みますよね。
では、また。
hikeさん、
ご指摘のように、尾根途中で地図にない林道に出くわすことは少なくないのですが、アソコの尾根の切り取り方は特にひどいです。だって、下から来たのに道が10mも下なんですもの。
ただあの林道の全容がわかったら、うまいこと自転車を使えるかな、などと画策しておりますです。
エリア(山域)設定は困ったものです。
個人的には、少なくとも同じ稜線上にある山は、同じエリアとして扱いたいと思いますが、なかなか・・・ね。一番困るのは検索ですね。今回のレコのようにどのエリアにも属さない山行は「関東」で検索するしかないんですけど、それだと奥武蔵とか関東全てのリストが出てくるので面倒ですよね。「関東その他」みたいに絞り込めれば、助かるんですけど。
だいぶ冬らしくなってきましたが、hikeさんは冬はオフシーズンですか?あ〜、違うみたいですね。良かった良かった。
御座入山で10分待っていただいたようで、期待に添えず申し訳ありません。
この日は念願の天狗様に会いに行ってました
しかし写真29があの草付きの藪の場所ですか
やはり行く時期を間違えてました。
芝生の法面、下から見てる分には登れそうですけど、ある程度の高さまで来ると
恐怖ですね。御正体山北尾根の時、恐怖で体が硬直してしまいました
なるべく根っ子を掴みながら登ったのですが、土の中にネットがありました。
帰宅後調べると、傾斜が急な場所では芝が根付く前に土砂が流れてしまうので
ネットを張ることが多いそうです。自分はこれを掘り返しながら登りました 。
もう2度と登ろうとは思いません
ワルさん、
> やはり行く時期を間違えてました。
同感です。
この日はガスが掛かってましたが、そうでなければだいぶ前から目標が捉えられたと思いますし、足元も良く見えるので急斜面もそれほど苦にならなかったですね
法面はホント勘弁って感じです。
途中から若干斜度が緩くなってる左に回って尾根に乗りたかったんですが、ソッチに行くと下はコンクリートなので、万が一滑ってもコンクリートに流されないように直登せざるを得ませんでした。
それと動物が可哀想ですよね。ネットも危険。(あそこにもネットがあるんでしょうけど、もうだいぶ埋もれているようでわかりませんでした。)魚道のような設備が必要だと思います。
おぉ、ついに天狗様に会いに行きましたか。どれどれ。。。
キノエさん、こんばんは🌙
お〜、画像からして、ザ、冬枯れ、という感じで、良いですなぁ💕😆
地図を縮小して、エリア確認…
ムム⁉️道志⁇という感じに見受けられましたが…
境界線エリアって、どう位置付けたら良いか、確かに迷いますね…
それにしても、キノエさん、またまた緊迫したルート歩かれていて、一度滑ったら…Σ(゚д゚lll)
加速つくと、確かにヤバイですよね…😱😱😱
しかし、流石はへ◯タ◯敏腕凄腕ハイカーです❣️
鹿の糞を活力に変換👍😆👍👍👍
そして、高度感の恐怖‼️これ、激しく同意です‼️
緊張感満載の、まるで実況中継の様なレコ
この先にもし…
あ〜分かります分かります
深みにハマったら‼️😱
日頃の行いが良いのは、いいですね〜
ワタクシ、そこは自分何ともでして…(素行不良のつもりは無いですが…😅)
尾根は素晴らしい…とのこと
林道超え部分を避けて、参考にさせていただきます♪
お疲れ様でした\(^o^)/
マチャさん、
あの辺も静かでいいですよぉ。
しかし、あの日は私だけじゃなく「晴れ予報なのに〜」って多くの人が残念がってましたね。ただ、じゃ〜曇り予報だったら行かなかったのかっちゅー話で、人間勝手なものです。
知っての通り私は実績のないルートが好きです。ただそれは、一番乗りしたいということよりも、未知(情報がない)の場所を歩きたいっていうことなんです。
「
まぁ、いつも言っていることですが、無理しなければ(自分の力量を正しく把握していれば)大丈夫かなと。
マチャさんにも少なからず似たような性癖
正しく撤退できる覚悟が付いたら、まだ誰も歩いていない短い支尾根からチャレンジしてみるといいかも。達成感半端ないよ。
(あ〜、師匠に怒られそうだ。)
こんばんは。
今回は山梨の山をお歩きになったんですか、守備範囲が広いですね。
法面の草付を(も)登られたみたいですが、さすがと言う感じです。
先の尖った少し頑丈な長さ3〜40cmの木の枝を草付きに刺しながら登れば少しは気休めになる事も有りますが・・刺さらないほど土面が固ければお手上げです
あいにくの天気でしたが雪?が舞わなかっただけ良かったと思うしか有りませんね。
お疲れ様でした。
mum師匠、
こりゃまた、遠路遥々ありがとうございます。
気が多いと言うか、飽きっぽいと言うか、新しモノ好きと言うか、、、時間に縛られるのが嫌で移動は車なので、車中泊もできますし山域にはこだわらず片道3時間程度までであれば行動範囲にはなりますね。
木を刺しながら登るなんて、2、3分ならともかく腕がもたず私にはできませんね。やはり、足で踏ん張れることが絶対条件です。今回の斜面でも必要に応じて足裏1/3くらいは雪斜面でのようにステップを切って登りました。なので、木が刺さらない土面では私もお手上げです。
雪と言えば、この週末は人間ドックで実家(那須)に帰ったのですが、ほぼ一日中小雪が舞ってました。もちろん那須連山は既に雪山です。私は雪山も嫌いではありませんが、あいにく2000m級の高山は守備範囲ではないのでした。
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