記録ID: 1676248
全員に公開
講習/トレーニング
剱・立山
立山雪上訓練
2018年11月20日(火) ~
2018年11月25日(日)
- GPS
- 128:00
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 684m
- 下り
- 687m
コースタイム
20日(1日目)晴れ
1030 室堂
1130 雷鳥平
訓練項目:
・ダイヤモンド歩行
やはりといえばやはりだが、積雪量が少ない。ほぼ予想通りだったが、別山乗越付近の劔沢
側斜面おいては予想していたより少なそうである。
別山乗越においても雷鳥平付近で得られることと大差ないと思えたので、雷鳥平で確実に歩
行技術を手に入れ、別山方面へ外出する方針をよく確認した。
高層天気図等の予報では、22日夜くらいから冬型が決まるようだった。別山方面へは24
日以降の外出になるだろう。
21日(2日目)曇り
訓練項目:
・ダイヤモンド歩行
・直登下降、クライムダウン、トラバース
・スタンディングアックスビレイ、腰がらみ
・fix訓練
・滑落停止
歩行を中心にやった。天気は曇りで風も強くなかったが、寒かった。吹き溜まりにピッケル
が刺さる場所があったのには助かり、ロープワークを行うことができた。翌日以降の冬型に
備えて雷鳥平キャンプ地からすこし離れて風を防げそうな地形に張る。
ラジオの感度が悪く各地の気象が不明なこともあったが、野尻が気象の知識を使って予報に
足る情報は埋めることができた。勉強は重要である。
22日(3日目)晴れのち曇り
訓練項目:
・スタカット、懸垂下降
・滑落停止
・アイゼントレーニング
午後過ぎより冬型が決まり始めるという予報をしたので早めに切り上げられる項目を埋める
ことにした。というのも雷鳥平付近には十分な積雪がないせいで雪ブロックが作れなかった
ので、悪くなる頃合いにはテントで待機していたかったためである。また、今日のような日
ではなく、もっと条件の良い日で別山乗越に行きたかったので、雷鳥平の石垣でアイゼント
レーニングをしっかりと行った。
23日(4日目)晴れ
訓練項目:
・雪崩ビーコン捜索⇒搬送訓練
・埋没訓練
・支点作成(スノーパー、デッドマン、ピッケル)
・わかん歩行
思ったより冬型はしょぼく、積雪は予想より少なかった。夜間も雪かきの必要はなく、就寝
前、起床後の二回で十分であった。ただ入口付近に吹きだまった部分は雪を処理する必要が
あった。正確な予報ができなかった点で、やはり勉強は重要といえる。
しかし入山前の月曜の降雪と合わせてそれなりの積雪量となり、良い訓練ができた日だっ
た。特に埋没は自分が入部してから始めて実際にやってみたが、全員雪の怖さを身体で認識
できたと思う。
明日は天気や積雪をみて別山方面へ外出できそうだ。強風に気を付けつつ。しかし、夜にな
り森があまりメシが喉を通らないようだった。
24日(5日目)快晴
820 雷鳥平発
1150 別山乗越
1350 雷鳥平
朝、起床後の森の体温を測ると微熱であった。あと消化すべきは本日、6日目、7日目でア
イゼン歩行の実践をすることだったので、森を休養させるか悩む。
しかし、明日は概ね高気圧に覆われるものの日本海側の低気圧との気圧の谷で不安定な天候
であると読めたので、出来れば本日中に別山方面へ外出したかった。絶好のコンディション
でもあり、朝食後に森を少し寝かせて少し様子を見ることにした。
森は少し寝るとかなり快調なようだったので、本日は森が不調に陥ったら引き返すことを前
提に外出することを決定する。
夜積もった雪のラッセルと森の体調に配慮したペースで行ったため時間とペース的に別山に
行くことはなかったが、別山乗越へ向かう道で集中したアイゼンワークができた。森は荷物
を減らしていた。
雷鳥平への帰還後は、大事をとって休養とした。
25日(6日目)晴れ時々曇り
845 雷鳥平発
950 稜線上で森が急な腹痛を訴える
1030 下山開始
1130 雷鳥平
1330 室堂山荘
1400 室堂
本日は森の体調に鑑み起床を遅らせた。微妙な調子ではあるようだが、日程も今日明日なの
で前日と同様に行けると判断。不安定な天候と読めたものの好天ベースではあると思ってい
たので、外出することにする。
しかし途中で森が急な腹痛を訴えたため、ツェルトに包み保温して様子見。歩けるように
なってから下山を開始する。そんなに飯を食えていないことと発熱等の状況から、森の体調
的に室堂平の幕営か、できなければ下山もやむなしと考える。しかし室堂平は十分な積雪が
ないと幕営できなく、ターミナルで伺うと幕営不可。また森の熱が上がり身体の震えが止ま
らないほど悪化したため、下山とした。
全日を通して訓練が不十分だった点:
・雪が少なく、防風ブロックを作れなかった。
・他の訓練に追われコンテができなかった。
1030 室堂
1130 雷鳥平
訓練項目:
・ダイヤモンド歩行
やはりといえばやはりだが、積雪量が少ない。ほぼ予想通りだったが、別山乗越付近の劔沢
側斜面おいては予想していたより少なそうである。
別山乗越においても雷鳥平付近で得られることと大差ないと思えたので、雷鳥平で確実に歩
行技術を手に入れ、別山方面へ外出する方針をよく確認した。
高層天気図等の予報では、22日夜くらいから冬型が決まるようだった。別山方面へは24
日以降の外出になるだろう。
21日(2日目)曇り
訓練項目:
・ダイヤモンド歩行
・直登下降、クライムダウン、トラバース
・スタンディングアックスビレイ、腰がらみ
・fix訓練
・滑落停止
歩行を中心にやった。天気は曇りで風も強くなかったが、寒かった。吹き溜まりにピッケル
が刺さる場所があったのには助かり、ロープワークを行うことができた。翌日以降の冬型に
備えて雷鳥平キャンプ地からすこし離れて風を防げそうな地形に張る。
ラジオの感度が悪く各地の気象が不明なこともあったが、野尻が気象の知識を使って予報に
足る情報は埋めることができた。勉強は重要である。
22日(3日目)晴れのち曇り
訓練項目:
・スタカット、懸垂下降
・滑落停止
・アイゼントレーニング
午後過ぎより冬型が決まり始めるという予報をしたので早めに切り上げられる項目を埋める
ことにした。というのも雷鳥平付近には十分な積雪がないせいで雪ブロックが作れなかった
ので、悪くなる頃合いにはテントで待機していたかったためである。また、今日のような日
ではなく、もっと条件の良い日で別山乗越に行きたかったので、雷鳥平の石垣でアイゼント
レーニングをしっかりと行った。
23日(4日目)晴れ
訓練項目:
・雪崩ビーコン捜索⇒搬送訓練
・埋没訓練
・支点作成(スノーパー、デッドマン、ピッケル)
・わかん歩行
思ったより冬型はしょぼく、積雪は予想より少なかった。夜間も雪かきの必要はなく、就寝
前、起床後の二回で十分であった。ただ入口付近に吹きだまった部分は雪を処理する必要が
あった。正確な予報ができなかった点で、やはり勉強は重要といえる。
しかし入山前の月曜の降雪と合わせてそれなりの積雪量となり、良い訓練ができた日だっ
た。特に埋没は自分が入部してから始めて実際にやってみたが、全員雪の怖さを身体で認識
できたと思う。
明日は天気や積雪をみて別山方面へ外出できそうだ。強風に気を付けつつ。しかし、夜にな
り森があまりメシが喉を通らないようだった。
24日(5日目)快晴
820 雷鳥平発
1150 別山乗越
1350 雷鳥平
朝、起床後の森の体温を測ると微熱であった。あと消化すべきは本日、6日目、7日目でア
イゼン歩行の実践をすることだったので、森を休養させるか悩む。
しかし、明日は概ね高気圧に覆われるものの日本海側の低気圧との気圧の谷で不安定な天候
であると読めたので、出来れば本日中に別山方面へ外出したかった。絶好のコンディション
でもあり、朝食後に森を少し寝かせて少し様子を見ることにした。
森は少し寝るとかなり快調なようだったので、本日は森が不調に陥ったら引き返すことを前
提に外出することを決定する。
夜積もった雪のラッセルと森の体調に配慮したペースで行ったため時間とペース的に別山に
行くことはなかったが、別山乗越へ向かう道で集中したアイゼンワークができた。森は荷物
を減らしていた。
雷鳥平への帰還後は、大事をとって休養とした。
25日(6日目)晴れ時々曇り
845 雷鳥平発
950 稜線上で森が急な腹痛を訴える
1030 下山開始
1130 雷鳥平
1330 室堂山荘
1400 室堂
本日は森の体調に鑑み起床を遅らせた。微妙な調子ではあるようだが、日程も今日明日なの
で前日と同様に行けると判断。不安定な天候と読めたものの好天ベースではあると思ってい
たので、外出することにする。
しかし途中で森が急な腹痛を訴えたため、ツェルトに包み保温して様子見。歩けるように
なってから下山を開始する。そんなに飯を食えていないことと発熱等の状況から、森の体調
的に室堂平の幕営か、できなければ下山もやむなしと考える。しかし室堂平は十分な積雪が
ないと幕営できなく、ターミナルで伺うと幕営不可。また森の熱が上がり身体の震えが止ま
らないほど悪化したため、下山とした。
全日を通して訓練が不十分だった点:
・雪が少なく、防風ブロックを作れなかった。
・他の訓練に追われコンテができなかった。
天候 | ずっと晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
寡雪です。 |
その他周辺情報 | 帰りは立山駅の温泉に入った。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
連日晴れでとても気持ちがよかった。途中体調を崩してしまうメンバーもいたが、それも含めていい経験となった合宿であったともう。
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