ガスの綿向山・・・でも樹氷が待っていました!
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- GPS
- 06:25
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,055m
- 下り
- 1,051m
コースタイム
天候 | 明け方ほんの一瞬ですが視界0になるような猛吹雪でした。 5分で駐車場周辺は白くなりましたが30分後にはおさまり、無事にスタートできました。 午前中はガスに包まれ展望はなし、雪はときどきちらちら舞う程度でした。 下山後に見上げた空は雲も切れて深い青空が覗いていました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
まだ暗い中で一番乗りでしたが、下山時には30台ほど停まっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場への進入口の三叉路にトイレがあり、登山ポストもあります。 林道から登山道への分岐にもポストがありました。 積雪量は全体に少なく、雪も程よく締まってアイゼンでほぼ問題なく歩ける状態でした。 綿向山から竜王山に向かう道はトレースがなく、1ヶ所下りの尾根を間違えて登り返すシーンがありました。 ルート全体に赤テープは意外にほとんど見られず、トレースのない状態では読図をしっかりして進みたいところです。 |
写真
感想
先週この山に登ろうと登山口近くまで夜明けのドライブの末、登山靴の積み忘れというおバカな理由で引き返したのが宿題になっていました。
この連休の12日は武奈ヶ岳の予定が決まっていて2日連チャンはどうかとも思いましたがそこは若さ(??)で乗り切ろうと動くことに。
ルートも周回で10km程と適度な一日行程になりました。
自宅から下道で約一時間半の道のりをやってきました。
自宅を出るときは星が光る空で天気の心配はなさそうだと安心していたのが、
登山口の5分手前から突然の大雪です。
信じられないような降り方で見る見る地面が真っ白になる中で駐車場に入りました。
幸い30分ほどで雪はおさまり、2週連続撤退かと気をもんでいた私もほっとして準備を始めます。
身支度をしている間にすっかり明るくなった周囲を見ると、雪は止んでいますが山はほとんど雲の中です。
それでもスタートできることで気分も上がり、足取りも軽く歩き出しました。
うっすら雪を被ったアスファルトの林道。
なんの迷いもなく歩いていましたが雪の下はアイスバーンです。
少しの傾斜でもつるつるに滑ったあげく、アイゼンを付けてアスファルトを歩く羽目になりました。
登山道に入るともともと積雪は少なかった地面です。
地道をアイゼンで歩く感覚で耳障りな音をさせながらしばらくガマンして歩いていました。
雪が少し深くなると足に感じる地面の当たり方や耳に届く音の響きが変化し、そこに神経を集中させるのが楽しくなります。
オーディオ店の試聴室でスピーカーの聞き比べをしているような至福の時間の記憶が蘇ります。
(その趣味の人はわかってくれますよね・・・)
視覚以外にも自分の感覚をフルに使ってこの山を楽しむことができそうです。
目の前の小枝から細い針のように伸びている樹氷。
いかにもチクッと刺さりそうな鋭いとげの先を舐めてみます。
氷の硬さは全くなくてほんの一瞬ヒヤッとして消えました。
鹿の鳴き声が時々響く山道をひとり歩いていると急にあたりが騒々しくなりました。
山中の小鳥が全て鳴きだしたような、まるで年末の市場のような喧騒のなかで何が起こったのかとあたりを見回します。
鳥の姿も含めて目に入るものは何もなく、いつのまにか元の静寂に戻っていました。
なんの会話だったのかわからないままですが、井戸端会議のようにも聞こえましたよ!
綿向山から竜王山に向かう稜線のルートはトレースがなく、一瞬行くかどうするか迷ったんです。
地形図の等高線だけを頼りに歩き通せるか、自信が揺らぎかけたときに耳に響いてきた声が・・・
「私たちこの道歩いたよ!」
「歩いたよね!」
utaotoシスターズの声が空から聞こえてきましたよ!
・・・引き返せなくなっちゃいました。
地形図を片手に尾根を下り始めます。
最初のコルを越えて小ピークへ、そこから北西に尾根を下りますがここで隣の尾根を下ってしまいました。
コルを過ぎるはずがどんどん下ってしまい、谷の手前まで来てルート間違いを確信する始末・・・
ただ気分的にまだ救いなのがどう間違えたのかを地形図上で確認できたこと。
対処できるミスは上達の糧になります。
ため息をつきたいのは登り返しの尾根の急勾配です(汗)
往復約50分のロスでルートに復帰し、慎重にバージンスノーの尾根を辿っていると行く手からスノーシューを履いたハイカーが歩いてきます。
おかげでそこからはできたてのトレースを辿ることができました。
ルートに気を使う必要がなくなって再びいろんな感覚を楽しみながら残りのルートを歩いていました。
樹氷はいよいよ美しさを増しています。
今日は弱いのですが風が吹き付けるのでしょう、えびの尻尾の育ち具合もなかなかのものです。
各所で樹氷が見られないとの情報がありましたが、ここにありますよ♪
今シーズンの経験しかないのですが、今日のような雪質は初めてでした。
これが「アイゼンの効く」雪かとちょっと驚きました。
踏み抜くこともほとんどなく歩けたのは次回からの参考になります。
下山後に見上げた空は晴れ間が覗き、山の稜線もくっきり見えていました。
ここからの素晴らしい景色を見る楽しみはまだ次回にそっくり残っています!
今回のおバカな失敗はデジカメを忘れて仕方なく携帯のカメラで代用した挙句、途中でバッテリーを切らしてしまったこと。
また来るからいいです。
縦走お疲れ様でした。1週間のすれ違いでしたね。
先週は、竜王山分岐まで行って、引き返してきました。
無雪期は歩いているのですが、装備も用意していなかったので、ピストンしました。
幸福のブナは埋まってしまったようで、さらに積もったんですね。先週は、何とかくぐりました。
今日は、己高山でラッセル三昧でした。
次は、おすすめの湖南アルプス新免コースを楽しむ予定です。
ぼくも、忘れ物が続いていて、お不動様に再度お参りもしなければと考えているところです。
綿向山縦走、お疲れ様でした。
トレースの無い雪道は歩き易い方へ行きがちですね。
まして、視界が良くない時や地形が読みにくい時はなおさら。
ルートミスするのも有りですが、気づいた時に引き返す余裕があるか無いかで差がでます。
地形図で間違えたと現在地が把握できていたのは、さすがですね。
そう言えば、私も山頂からの景色をみれていません。
いづれ晴れの日に再び登りたいものですね。
パソコンの不調で返事が遅くなりました。
竜王分岐から先のルートはトレースもなく、少々思い切って踏み出しましたが歩きがいのある稜線でしたよ
新免ルートを歩かれますか
何を目当てに・・・ではなく、churabanaさんの目でいいものをたくさん見つけてくださいね
レコを楽しみに見せてもらいますよ
早くにコメントをもらっていたのにごめんなさい!
あそこの間違いポイントは戻ってみると間違えるはずがないようなわかり易い地形です。
何かの先入観で目が見えなくなっていたのか、なんにしても注意深さが足りていないことを痛感しました。
山頂からの展望は私も楽しみです
天気次第ではすぐにまた行ってしまいそうな気がしています
感想みて思わず噴き出しそうになりました
えーと我が家が歩いたときはトレースバッチリ、迷いようが無い天候・・・
monsieurさんが歩かれた時と訳が違います
それにしてもルートロス、気付かれて復帰されたのは素晴らしいですね
とにかくお疲れ様でした。
霧氷も最高ですね
初めての山でトレースがないのは本当に不安でした。
「あの子達が行けた」ことだけを思って進みましたよ!
結果からみて、思い切らせてもらった二人に感謝です
お父さんからお伝えくださいな。
「お二人はmonsieurの先生です
私が行ったときよりも、スマートな樹氷が見れたようですね!
天気が良ければバッチリな白と青のコラボが素敵だったでしょうね。
今年から始めた冬山登山なので、レコ拝見させてもらって勉強します!
装備も今のところアイゼンのみなので、行ける場所には限界ありです。
また、レコ拝見させて貰います!!
コメントありがとうございます
勉強されるならどうぞ経験の長い人のレコを参考にしてくださいな
私の失敗だらけのレコは参考には・・・
あ、反面教師としてはすごく有効かも
そうですね、白と青のコントラストは見たいな
もうしばらくはシーズンが続きそうだし張り切って動きますよ
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