西上州 烏帽子岳 北西稜→北稜
- GPS
- 07:03
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 900m
- 下り
- 783m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■このルートは一般登山道ではありません。きちんとした装備が必要です。必ず上級者と行ってください■ ▲烏帽子岳北西稜(登山口から烏帽子岳)▲ 大仁田ダム近くの烏帽子岳登山口からスタートしシボツ沢の一般登山道を15分くらい歩いた場所にある烏帽子岳の白い標識の後ろに見える尾根に進みます。 尾根は急登となります。等高線がV字に伸びてる尾根なので明確です。 標高950メートルを過ぎたところで岩があるので岩の右側に沿って歩きました。谷川は切れ落ちてます。 そのまま進んで行くと、なんとか尾根に戻れそうな場所を見つけ、岩の間で上部がつかみどころがない場所をなんとか枝をつかみ尾根に復帰。 その尾根を進むと岩が再度現れますが、落ちることの無い岩を確認しながら直登しました。 標高1000メートルを過ぎたあたりで岩場の2メートルのギャップが現れます。両側は切れ落ちてる場所です。 岩自体はしっかりしてそうなので、尖った岩の上部をつかみながら跨いで回り込み、反対側の岩へと渡りました。 ここは岩にロープを回してビレイを取る必要があるかもしれませんが、比較的しっかりした岩を信じて通過しました。 その後は見晴らしの良い岩を通過したり、泥壁の中を枯れ木をつかまぬように注意して四つ足歩行したり。 1100メートルを過ぎた場所は白い岩がむき出しになった崩壊場所に出ます。 ここはトラバースするか、白い岩を進むか迷いましたが、白い岩を直登。 岩が剥がれそうな部分もあるのと、急な斜面につかみどころが少ないので一番緊張を強いられました。 細い木を頼りにしつつ、体重をかけないように通過しました。 ここからは山頂までは、数十メートル進むと着きます。 (烏帽子岳からシラケ山までは一般コースなので省略) ▼烏帽子岳北稜▼ 東側に踏み跡あるので進むものの、いきなり急斜面。 いったんお助けロープ(30メートル)使い少し降りてみるが、不安になり登り返して、少し北側に移動しお助けロープで再チャレンジしました。 急な斜面なので、途中からお助けロープはやめて懸垂下降に切り替えて薮の斜面を下りました。 ロープは薮に絡まりやすいので降りながら繰り出しました。 懸垂下降を続けてるうちに、北を意識し過ぎてたのと下れそうな場所を進んだせいか、少し西側に逸れてしまい尾根から外れ涸れ沢のようなところに降り立ちました。(標高1000メートルくらい) でも、そのおかげで懸垂下降の最後は綺麗なつららを見ながら気持ち良く降りることができました。 (もしかしたら、ちゃんと北側に向かう尾根に乗ってた方が楽だったかもしれませんが・・) そこから北稜はすぐ右側に見えたので運良く復帰。 北稜の尾根は広い場所もあり気持ち良い遠足気分。 標高950メートルくらいのところにはクマさんが出没してハチミツを盗んだと思われるところもあり、糞が散らばってました。 それ以降はシカさんの糞があちこちに。 944ピーク手前くらいには巨大なモミの木。 比較的歩きやすい尾根が末端近くまで続きます。 最後は崖となります。そこからは大仁田ダムと道路がみえます。 ここは降りられないので、戻りつつ南側に進んだ後、途中から下れそうな場所を選び西に向かいました。 道路側は崖っぽいので、トラバースしながら朝歩き始めた登山道へ行けるかもしれないと進むと、手前に道路に下りるのに都合の良さそうな場所発見。 運良く駐車場所近くに着きました。 岩がもろいのと、立木が枯れてる場合も多く両尾根ともかなり注意が必要でした。 参考までにブログです。(大雑把なMap付き) http://www.mayoji.com/entry/2018/12/26/134219 |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
ハーネス
下降器
スリング
カラビナ
捨て縄
国土地理院地図に注意事項をいろいろ書き込んだもの。
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共同装備 |
50メートルロープ。30メートルお助けロープ。
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感想
藪岩続きで烏帽子岳を北西稜で登って北稜で降りました。
先週の大ナゲシ最高と思いましたが、歩いて気持ちがいいのは烏帽子岳でした。
北西稜のリッジは楽しいし、天気が良くて眺望は素晴らしく、つららの下がる岩壁の懸垂は歓声もの、もみの木の尾根はお散歩気分で、まる一日楽しみました。
年内はこれにて終了、良い登り納めができました。
今回大ナゲシに続いてkirakirakiraさんのレコを何度も読ませていただきました。また山座同定の写真をPrintScreenして山頂で見ながら山座同定。ただ眺めるより山の名前がわかると楽しいです。kirakirakiraさん、素晴らしいレコをありがとうございました。
烏帽子岳とシラケ山は打田さんの著書「薮岩魂」に掲載されていて、今月そのルートを行こうと計画してたところ、kirakiraklraさんの12月2日の記録を見てしまいました。
その内容はとても誘惑的で、行きたくなる気持ちを抑えることが出来ずに負けてしまい計画。
薮岩2つの稜線を登りと下りに使い周回できるなんて一度で二度美味しい!
計画にあたってはFujiさんのブログも参考にさせていただきました。
この稜線は2つの稜線が違う様相であることで変化もあり良かったです。
登りは飛び出た岩の上を景色を満喫しながら歩く楽しさを感じ、下りでは薮まみれの中のルートファインディングの下降のワクワクした気分を感じました。
最後は動物たちの雰囲気を感じるなだらかな尾根。
途中、ルートミスしたおかげで懸垂下降したつららの壁は気持ちよかった!
とても満足です。
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