八幡平(黒谷地で撤退)_2012/2/12
- GPS
- 05:33
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 767m
- 下り
- 759m
コースタイム
天候 | 強風の悪天候、吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バス便なし |
コース状況/ 危険箇所等 |
今年の雪は、例年に比べ雪崩の心配が大きいです。 登りのルートはもちろん、滑走ルートにも注意が必要です。 |
写真
感想
ここ数年、2月下旬に樹氷が落ちていることもあり、この時期に訪れている八幡平♪
天気に恵まれれば最高の樹氷ツアーになるのですが、悪天候だととても厳しいコンディションになります。
今日の天気は、かなりの悪天候となり、黒谷地手前で敗退となりました。
7時に道の駅にしねに集合し、御在所を目指します。
松尾八幡平ビジターセンター前まで来ると、アスピーテラインの登り口を塞ぐように大型のショベルローダーが停まっていました。
どうやら、これから除雪を始めるところでした。
車が走れないくらいの積雪は無いだろうと、ショベルローダーを追い越し、高度を上げていきます。
道路には下ってきた車の踏み跡が残っていました。
どうやら除雪パトロールの車が上まで登って下りてきた跡だな思いました。
ところどころ深い雪にタイヤが取られたりしましたが、無事に松尾鉱山の中和処理施設の分岐まで来て、スノーシェルターを下りシェルターの外に出ると、先ほどまでとは比べ物にならないくらい吹き荒れていました。
舞い上がる雪で視界が利かないため、ここは徐行して、次のスノーシェルターに入ります。
このシェルターを登りきると御在所です。
駐車スペースがまだ除雪されていないことから、普段は車を停めないさわやかトイレ前に車を停めました。
御在所も、かなり吹き荒れています。
早速トイレの中に入って、支度を整えます。
さわやかトイレの中には入れるのですが、トイレは使用禁止になっていましたので、これから訪れる方は要注意です。
8時10分、悪天候の中、フル装備で出発です。
出発時点でバラクルバをかぶるのはホント久しぶりです。
カメラもアウターの中にしまってしまったので、今日は写真が少ないです。
まずはアスピーテラインを道なりに進み、恵比須沢に掛かる橋を越えたところで、恵比須沢沿いに進みます。
地形図の標高1070m付近で左の小沢に入り、右の稜線に取り付きます。
あとはこの稜線をとにかく登っていきます。
初めは順調に高度を稼いでいましたが、向かい風に雪も吹き付けてくるコンディションに、サングラスが曇って凍ってしまい、視界が利きません。
小休止して、ゴーグルに交換です。
お〜、はっきりくっきり、よく見えます。
といっても、近くが見えるだけで、吹き荒れた天気は変わらずです。
9時55分、茶臼岳に至る稜線に取り付きました。
上空の雲が早しスピードで流れています。
時折、雲の切れ間からぼんやりした太陽の日差しがあるのですが、吹き荒れた天気はそのままです。
ジクザクと登り、茶臼岳のピークのすぐ脇まで登ってきました。
しばし平らな所を進み、姿が見えない茶臼山荘の方向を見極め、下っていきます。
アオモリトドマツを右に左に越えていくと、ホント小屋の直前で茶臼山荘の姿が飛び込んできました。
10時21分、茶臼山荘に到着です。
まずは小屋に入って今後の行動をどうするか相談です。
風は相変らず吹いているのですが、時折窓の外が明るくなります。
先ほどと同じように、時折太陽が姿を見せているようです。
このまま晴れに向かう感じはありませんでしたが、もしかしたらと思い、黒谷地まで下りることにしました。
10時54分、茶臼山荘を出発です。
初めはちょっとしたアップダウンがありますが、あとはなだらかな下りが進みます。
相変らず強い風が吹きつけてきます。
11時17分、黒谷地のすぐ手前まで下りてきましたが、とても天気の回復を望めそうにありません。
八幡平の樹氷には届きませんでしたが、今日はここで撤退です。
今下りてきたルートを、茶臼山荘に向かって登り返します。
下りはなんだかんだで楽に下りてくるのですが、ここの長い登りはちょっと疲れます。
行きは常に向かい風でなかなか写真を撮れなかったのですが、帰りは追い風ということで少し写真を撮る余裕ができました。
茶臼山荘手前で、モンスターとまでは呼べずとも、樹氷化したアオモリトドマツの姿がありました。
11時50分、再び茶臼山荘に入って大休止です。
先ほどは行動食で済ませましたが、今回は全員カップラーメンを頂きました。
身体が温まります♪
風が少しでも弱くなればと窓の外を見てみますが、先ほどよりも強くなっている感じです。
これは長居はできないなと、出発の準備です。
12時30分、下山開始です。
天気がよければここでシールを取って、颯爽と滑る(滑ることができる人はだけど・・・)のですが、今回は雪崩回避を考え、稜線を進むことにしました。
よって、ほとんど来た通り戻る感じになります。
といっても、登ってきたトレースは跡形も無くなっているので、ルートファインディングしながらの下山です。
茶臼岳の直下まで登り、稜線に沿って滑っていきます。
初めは目印になるものが無い、真っ白の稜線ですが、少し下ると木々が目に入ってきます。
一つ一つ目標を定めながら下っていきます。
GPSの軌跡を見ると、見事に登ってきたルートに沿って下っていますが、行動中はGPSを一切見ていなかったので、ちょっとビックリでした。
とにかく転ばないように丁寧に滑りました。
稜線の左側は恵比須沢なので、間違っても左に行き過ぎないように滑ります。
最初に取り付いた小沢は、登ったとおりに下り、無事恵比須沢に降り立ちました。
あとは恵比須沢沿いに車道まで進みます。
と、車道に気がつかず、車道を通り過ぎてしまいましたが・・・。
車道に沿って滑っていくと、八幡平スキー場のゲレンデ方面から10数名のボーダーが滑り降りてきました。
スノーシューを背負っていないメンバーもいたので、そんなに高いところまで登っていないと思いましたが、この天気でよく登ったものです。
13時39分、御在所に無事下山です。
早速トイレに入って、装備を外します。
トイレの中が暖かいので、思わず長居してしまいそうでしたが、御在所に停まってる最後の車になったこともあり、道の駅にしねを目指しました。
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