塔ノ岳(大倉バス停〜塔ノ岳ピストン)


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,280m
- 下り
- 1,279m
コースタイム
9:25観音茶屋
9:50見晴茶屋
10:30駒止茶屋
11:00堀山の家(20分休憩)
12:10花立山荘
12:35金冷シ
12:50塔ノ岳(60分休憩)
16:00見晴茶屋
16:30大倉バス停
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
渋沢駅〜大倉バス停:神奈中 大倉バス停〜鶴巻温泉:自家用車 鶴巻温泉〜町田駅:小田急 |
コース状況/ 危険箇所等 |
降雪直後のためアイゼン必須。 大倉バス停に登山ポストがあったので初めて利用しました。 |
写真
感想
仕事のこと、プライベートのことでモヤモヤすると山が恋しくなります。
昨日、山ショップの店員さんと二ノ塔あたりで会えたらいいねと話したので、朝は秦野駅で下車しました。バス停に着くと雪の影響で蓑毛までしか運行せず、しかも途中からはバスを降りて社用車になる、とのことでした。周りの登山者も困惑する中、私は塔ノ岳に行くことにしました。
大倉バス停では登山ポストを利用しました。今まで富士山を登った時も登山ポストは利用しなかったのですが、山が好きになるにつれて、自分の行動を残しておくのは登山者の大切なマナーなんじゃないかと考え方が変わりました。
観音茶屋を過ぎたところに分岐があります。右と左どちらに行っても700メートル先で合流と表示してあり、地図ではどうみても左は遠回りなのに、素直に左を選んでしまいました。特に眺望がよいという感じはしませんでした。しかし、作業をされている方が元気に声をかけてくれて、嬉しい気分になりました。
1時間半程で、あっという間に駒止茶屋です。テーブルで山ガールの方が美味しそうにコーヒーを作っていました。声をかけられなかった自分はまだまだです。900メートル地点ということで、陣馬山よりも高いのに、まだ同じだけ登るのかと今日の山行の大変さを噛みしめました。
インスタントコーヒーは用意してきていましたが、堀山の家で休憩しました。トイレ(30円)を利用するついでに、コーヒー(300円、プチシュー2個付)も頂きました。優しい店員さんは写真を撮ってくれたり、山小屋に飾るために作ってきたものを見せてくれました。ストーブが温かく、山小屋を利用するのもいいものです。山小屋の常連さんになれたら、登山の楽しみが広がりそうです。
しばらく段差が続いて、一休憩していたところ、先輩登山者と話をするようになりました。私は初心者なので「お先にどうぞ」という気持ちもありましたが、結局、下山まで一緒に行動することになりました(前回と似たような展開ですね)。段差地帯では登りと休憩を繰り返しながら進んでいたのですが、先輩の比較的スローで着実なペースについていっていると、休憩なしで進むことができました。
まさに晴天という絶好の登山日和で、江ノ島から富士山までさえぎるものなく見渡せるという幸運を、自分以外の登山者と共有できたのは嬉しいです。この頃には、朝抱いていたモヤモヤも吹き飛んでおり、間違いなく今年一番の山行になるだろうことに高揚しました。
山頂は一面真っ白で、子どもの頃にできなかった、雪に寝転がるということをしました。気持ちいいのですが、ズボンに雪が貼りついて冷えるし一気に寒くなってしまいました。
本日の昼食は、昨日山ショップで購入したトマトソースのパスタと鯖の味噌煮缶です。せっかく降ったばかりのきれいな雪があったので、雪からお湯を沸かしました。はじめに少し水を温めてから雪を投入すると効率よくお湯を作ることができると説明書で勉強した知識が役に立ちました。しかし、頂上はとても寒く、部屋で調理実習するときには1,2分で沸騰するのに、ものすごく時間がかかりました。雪を投入するので手はかじかむし時間はかかるわで、大変な思いをしました。
先輩は初め鍋割山に行くかもしれないと言っていましたが、私が下山後鶴巻温泉に行きたいことを知ると、一緒に下山して自家用車で鶴巻温泉まで連れて行ってもらえることになりました。何故に丹沢の登山者はこうも初心者に優しい方が多いのでしょう。ありがたいことです。
下山しはじめて間もない頃、前方で歓声が起こったので注意してみると鹿がいるではありませんか。1500メートル付近に鹿がいるなんて思いもよらなかったし、想像よりもまるまる太った鹿で驚きました。鹿は大人気でみなさん写真を撮っていました。
堀山の家あたりまでは順調に下山していましたが、前回アイゼンを外した途端に泥まみれになってしまったことに用心深くなってしまい、雪が少なくなってもアイゼンを付けたままで段差地帯でスローペースになってしまいました。結局16時半には大倉バス停に戻れたのですが、まだまだ日没が早いので、下りのペースには注意が必要です。
大倉バス停でザッと汚れを落とした後、先輩に弘法の里湯まで送って頂きました。植生に詳しい先輩の話を聞いて、泊まりがけで八ヶ岳に行ったり、団体ツアーみたいな登山もしてみたいなと思いました。金冷シから鍋割山へ向かう道はブナが多く、古き良き丹沢の姿を楽しむことができるそうです。次回、塔ノ岳に登るときは下りに鍋割山を経由しようと思います。
登山後の温泉は最高ですね。色々な偶然が重なって素晴らしい山行になりました。
はじめまして。
『山小屋の常連さんになれたら、登山の楽しみが広がりそうです』
その通りです!(すいませんエラそうで)
堀山の家は「猛人に注意」というステッカーが貼ってあったと思います。
ただ、一泊するとその価値が分かると思います。
以下、お時間ございましたらご覧ください。
http://blog.horiyamanoie.com/
29歳ですよね。大事にしてもらえますよ!
猛人のステッカー覚えてますよ!席の向かいに貼られていました。20分程の滞在でしたが、見送りも含めて温かい雰囲気で、立ち寄ることにして良かったと思いました。
山小屋には富士登山の際に一度だけ泊まったことがあります。就寝時間後に共有スペースでテレビを眺めながらストーブにあたっていたのが印象に残っています。堀山の家ではどんなことがあるのでしょうか。泊まってみないと分かりませんね。
ブログを一読させてもらいました。登山仲間の登頂記念をみんなでしたりするの、いいですね。
でも、勇気ありますね。
私、登山歴約9年で塔ノ岳は28回登っているのですが、一度も
堀山の家に入ったことはありませんでした。
2/11が全くの初めてでそれも泊まりでした。
何故かというとヤマレコユーザーさんの知り合いの知り合いの方から
「いらっしゃい」と言われて魅入られたように宿泊してしまいした。
ただ、ここの常連さんは厳冬期北鎌尾根や厳冬期大キレット往復などの猛者や、自分の宿泊費を払った上でさらにブログの厚岸産海の幸を振る舞ってくれる方などある意味、本当に「猛人に注意」の館です。
以下の2/11に私が宿泊した日記をお時間ありましたら
ご覧ください。ヤマレコユーザーさんの知り合いの方向けの
ものなので、意味不明の言語も多々あると思いますが、
雰囲気は伝わると思います。
http://www.yamareco.com/modules/diary/23975-detail-31116
※酒はビール以外、無料でいただいてしまいました
牡蠣にホタテに贅沢ですね。私は岡山出身ですが、焼き牡蠣にレモンを搾って頂くのが一番好きです。牡蠣めしなんてずいぶん食べていないと思い出しました。深夜に危険です。
トイレ休憩のタイミングだったこともありますが、山小屋を利用してお金を払うのは大切だと考えて、コーヒーを頂きました。結果として、コーヒーだけでなく店員さんの心遣いのサービスも受けることができました。ホームページに小屋の歴史が掲載されていましたが、山小屋を趣味のボランティアとしてではなく、利益を生み出すサービスとして考えることも、大切だと思います。
常連さんが小屋を盛り上げて、山のファンが増えるのはすごいですね。
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