編笠山〜赤岳〜阿弥陀岳 赤岳への登りでアイゼン損傷
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- GPS
- 29:53
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 2,428m
- 下り
- 2,266m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 7:27
天候 | 1日目:高曇り、夜は小雪 2日目:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
帰りは美濃戸口の客待ちタクシーに乗って富士見高原スキー場まで。4100円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■富士見高原〜編笠山 最初のうちは雪はまったくありません。 途中から雪が出てきますが、山頂部はほぼ雪がなくなります。 ■編笠山〜権現岳 ところどころ岩が露出していますが、ほぼ雪道です。 ■権現岳〜キレット小屋 はしごはすべて露出していました。 樹林帯に入ると雪が深いところが出てきますが、膝あたりまでで、ワカンまでは不要です。 先頭ラッセルしていただいた方に感謝です。 ■キレット小屋〜赤岳 岩と雪のミックスです。慎重に。 ■赤岳〜阿弥陀岳 人も多く、トレースがしっかりできています。 阿弥陀岳直前の急登は気を付けて。 ■阿弥陀岳〜美濃戸口 登山道は御小屋間山を過ぎたところまで雪がありました。 |
その他周辺情報 | 富士見高原スキー場のホテルに併設の「ホテル八峯苑 鹿の湯」に行きました。 http://happoen.jp/hotspa/higaeri.html 時間が遅くないためか空いていて、快適でした。 10時・16時・18時に流される翠(みどり)色の湯が自慢のようですが、1〜2時間ほどで消えるそうで、私が入ったときは無色透明でした。 ただ、源泉100%(おそらくかけ流しではなく循環)とのことで、温泉らしい臭いと芯からじわーと温まる、とてもいい温泉でした。 |
写真
赤岳への登りでアイゼンが壊れるなんて、恐ろしい。。。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着(フリース&ダウン)
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
マッチ
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
サングラス
ゴーグル
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
スノーソー
ワカン
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感想
12月末に高尾山に行ったものの、11月からまともな登山をしていない。
何だか心身ともに疲れていて、登山に行こうという気になかなかなれませんでした。
ただ、正月休みでだいぶん疲れも取れたようで、またこの三連休は天気に恵まれ、また妻子はお出かけするとのことで、雪山登山の絶好の条件がそろいました。
行き先は遠見尾根&五竜にしようかとも悩んだのですが、2年ほど前に撤退したキレット越えで赤岳へ、また未踏の阿弥陀岳へも登るという欲張りのコースにしました。
中央道を西へと走らせていると、八ヶ岳が黒い姿を現します。雪があまりに少ない。。。不安を抱えたまま富士見高原へ。
登り始めますが、雪は全くなく、五竜にすべきだったかと思ってしまいます。
そのうち雪も現れ、編笠、青年小屋、ギボシと通って権現小屋へ。
今回は雪が少なくはしごもすべて出ている状態なので、雪のキレット超えとはいきませんでしたが、無事にキレット小屋へ。
私より30分ほど先行して終始トレースを作っていただいた方には感謝感謝です。
翌日は4時起床、少し星空撮影をして、6時出発。
日の出の際にいいところで写真を撮りたいと進んでいたのですが、右足のアイゼンの後ろのハーネスが取れてしまいました。
昨年前のハーネスが壊れて交換していたのですが、その際に後ろも交換しておくべきでした。
後悔してもどうしようもないので、アーミーナイフで不要なパーツを取り去り、紐だけで靴とアイゼンを固定します。
歩いては外れるというのを繰り返し、4回目にしてしっかりと固定できました。
日の出は見逃したものの、無事に赤岳に登頂。
文三郎尾根ルートと合流すると一気に人が増え、山頂も人でにぎわっていました。
時間的に余裕があり、雪が空くなく、アイゼンも安定しているので、予定通り阿弥陀岳へ。
雪にアイゼンを蹴りこむような場所もないので、山頂直前の急登も無事に通過して、阿弥陀岳に登頂。
八ヶ岳や富士山、アルプスの大展望を満喫します。
あとは御小屋尾根で下山。最後は太ももが悲鳴を上げる状態でしたが、当初の予定通りに下山できました。
アイゼンが壊れるアクシデントがありましたが、年末に遭難関連の本を読んでいたせいか、冷静になるのが重要と、落ち着いて対処できたのがよかったです。
天気にも恵まれ、いい雪山テント泊縦走となりました。
ご無事で何よりでした
キレット登攀前にアイゼントラブルとは・・
戻るにも先へ進むにも大変な場所です
何度も外れながら冷静に修理して赤岳まで行かれたのは凄いです
阿弥陀の急登へ進まれたのは賛否が分かれるところでしょうか
やはり八ヶ岳も暮れから雪は増えていないですね
見るからに積雪量が少ないですし、この時期にギボシの鎖が露出しているとは・・
それにしてもテン泊装備を担いでの今回の稜線歩きはさすがです
私は重いザックを背負うとバランスを崩すので、いつかチャレンジするときは赤岳まで1日で駆け抜けるつもりです
まぁ、夢のまま終わってしまうかもしれませんが(笑)
私も御嶽から下る途中に片方のアイゼンを雪に取られて無くした経験がありますが、滑落の危険の無い深雪とかなり下ったところだったので事なきを得た経験があります
結束バンドやガムテープなど、応急処置の備品は携行必須ですね
大変教訓になりました
Pinballさん、コメントありがとうございます。
阿弥陀岳に行ったのは、無謀と言われても仕方がないですね。
何度か外れた際は、文三郎尾根で大人しく下山しようと思ったのですが、装着方法を試行錯誤して4回目の装着後は、赤岳への登り・下りも安定して歩けたので、欲を出してしまいました。
こういうのが遭難の始まりなんでしょうね。
確かに結束バンドなどの備品は持参しておくべきでした。
今回は、アイゼンの紐についているパーツが邪魔になったので、アーミーナイフで取り外しました。
アーミーナイフを持参していてよかったと初めて思いました。
結束バンドやガムテープなど、自宅にあっても重量重視で持参しないことが多いです。
装備の取捨選択は難しいですが、結束バンドは常備品に加えるようにします。
アイゼンのプラスチックの経年劣化は気を付けないといけないなと、身に染みて思う山行となりました。
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