浅間山(前掛山) 青と白の火の山

2019年01月14日(月) [日帰り]

• GPS: 08:21
• 距離: 15.3km
• 登り: 1,244m
• 下り: 1,231m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:57
• 休憩: 2:22
• 合計: 8:19

距離 15.3km 登り 1,245m 下り 1,245m

7:59 浅間山荘登山口
8:28 8:29 一ノ鳥居
8:45 8:52 二ノ鳥居
9:42 10:23 浅間火山館
10:27 10:28 湯ノ平分岐
10:44 10:47 賽の河原分岐
11:53 11:58 立入禁止告示板
12:20 12:36 前掛山
13:00 13:14 立入禁止告示板
14:05 賽の河原分岐
14:17 14:18 湯ノ平分岐
14:21 14:52 浅間火山館
15:23 15:32 二ノ鳥居
15:42 15:51 一ノ鳥居
16:13 16:17 浅間山荘登山口
16:18 ゴール地点

天候

■1/14
晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■行き
マイカーで天狗温泉浅間山荘駐車場へ。

登山口：天狗温泉浅間山荘駐車場
ルート：天狗温泉浅間山荘→不動滝→火山館→浅間山　ピストン
下山口：天狗温泉浅間山荘駐車場

■帰り
マイカーで天狗温泉浅間山荘駐車場から帰宅。

コース状況／危険箇所等

■登山道
登山道は良く整備されています。
滑り止め必須。12本爪アイゼンがあったほうがいいと思います。
浅間山の噴火警戒レベルは1に下がっていますが、前触れの無い噴火の可能性もあるので、細心の注意が必要です。

その他周辺情報

■日帰り温泉
御牧の湯（東御市）

写真

1/14 7:16

朝、天狗温泉より。
雲海の上に頭を出す蓼科山。

1/14 7:16

7時を過ぎてもまだ薄暗い、山の中の天狗温泉。

1/14 8:02

初めは雪の林道を歩きます。

1/14 8:02

足元を流れる蛇堀川が赤い。そうとうの硫黄が含まれているかと思われます。

1/14 8:15

まだ陽の当たらない蛇堀川の谷底ですが、稜線は明るくなってきています。

1/14 8:28

雪のなかに一の鳥居。

1/14 8:28

分岐。どちらから行っても結局二の鳥居で合流します。

1/14 8:33

谷底の道を進みます。

1/14 8:44

不動滝に到着。表面は凍結していますが、氷の裏側に水が流れていました。

1/14 8:45

硫黄分によって黄色く凍った滝。

1/14 8:52

昨年の9月に倒壊してしまったという二の鳥居。

1/14 9:06

二の鳥居を過ぎると、前方に特徴的な岩峰が見え始めます。浅間山の入り口に門のごとくそびえる牙山（ぎっぱやま）です。

1/14 9:10

振り返ると木々の向こうに蓼科山。

1/14 9:11

ようやく蛇堀川の谷に太陽が現れました。

1/14 9:18

左側に西側外輪山が見え始めました。あれは槍ヶ鞘でしょうか。

1/14 9:23

八ヶ岳！
なんと赤岳まではっきりと見えます。

1/14 9:29

陰と陽。

1/14 9:36

で、出たーー！！

1/14 9:37

出ました浅間山。あそこまで行くのか。。。

1/14 9:37

牙山のシルエット。

1/14 9:40

再び太陽との邂逅。

1/14 9:44

路傍の雪

1/14 9:46

火山館に到着。

1/14 9:48

火山館から見る牙山。

1/14 10:27

そしてトーミの頭、黒斑山方面の外輪山。壁ですね。

1/14 10:27

火山館から先はなだらかなカルデラ内を進みます。

1/14 10:44

Jバンド分岐。
いよいよここからが、噴火警戒レベル2の時は入れなかったエリアになります。

1/14 10:44

レベル1になったので前掛山までは登山可能。いざ先に進みます。

1/14 10:47

まずは穏やかな森の中の道。

1/14 10:59

次第に樹林が減少し、目前に浅間山が迫ります。
人生で最も浅間山に接近しています。

1/14 11:00

振り返れば西側外輪山が圧倒的な存在感。

1/14 11:00

徐々に、巻きながら高度を上げていきます。

1/14 11:05

太陽と浅間山斜面。

1/14 11:06

北側に草津白根山が見えてきました。

1/14 11:11

左奥の真っ白な部分は、毛無峠と小串鉱山跡でしょうか。

1/14 11:13

輝き。

1/14 11:13

延々とトラバース気味に高度を上げていきます。

1/14 11:27

この斜面を登りきると・・・

1/14 11:55

前掛山のある内側の外輪山と、浅間山頂の分岐となる広場にでます。が、もちろん浅間山頂方面（正面）は立ち入り禁止です。

1/14 11:55

こちらが内側の外輪山。左奥にいよいよ最終目的地の前掛山が見えてきました。

1/14 11:56

北西側に聳える四阿山。

1/14 11:57

避難用のシェルターが2つ設置されています。

1/14 11:59

さて、いよいよ前掛山に向けて、最終アプローチです。

1/14 12:10

圧倒的迫力の内側外輪山。

1/14 12:12

前掛山までの道。このあたりが最も風が強かったです。　

1/14 12:14

浅間山火口。山頂は噴煙の向こうですが、噴煙に隠れて見えません。これだけの大量の噴煙をあげる火口が目前にあるので、緊張します。その距離およそ500m。

1/14 12:20

前掛山に到着！

1/14 12:20

さきほど通った2つのシェルターが右端に小さく見えています。

1/14 12:20

通ってきた内側外輪山の稜線を振り返る。　
左には蛇骨岳、黒斑山などの西側外輪山が見えています。

1/14 12:21

何を撮ったかというと・・・
雪が風に飛ばされて舞っているのです。

1/14 12:21

これはダイヤモンドダストとはまた違うでしょうか。
しかし、とても印象的な現象です。

1/14 12:23

迫力の西側外輪山。　
背後にはわずかにアルプスも見えています。

1/14 12:23

それにしても噴煙がすごい。

1/14 12:23

山頂はあの噴煙の中、ちょうどこの標柱の裏あたりでしょうか。　おそらく一般登山者が立ち入れるようにはならないと思うので、ここが事実上の浅間山登頂点になります。

1/14 12:24

雲の向こうに八ヶ岳とアルプス。

1/14 12:25

素晴らしい眺めです。

1/14 12:29

日本百名山54座目の登頂となりました。

1/14 12:36

さて、来た道を戻ります。

1/14 12:37

素晴らしい稜線です。

1/14 12:42

前掛山を振り返る。

1/14 12:42

浅間山頂上火口。

1/14 12:42

風の強い場所は速やかに通過します。

1/14 12:42

このあたりはかなりの風。　
逆に言えばここ以外はあまり風が強くなく、とても良いコンディションでした。

1/14 12:47

四阿山と嬬恋村。

1/14 12:47

凍結した田代湖が見えます。

1/14 13:24

来た道を巻くように下りていきます。

1/14 13:28

太陽があって風も弱いので、そこまで寒さを感じません。

1/14 13:54

牙山と西側外輪山の隙間から、小諸の街が見えてきました。

1/14 14:00

浅間山を振り返る。　
月が登ってきました。

1/14 14:11

カルデラ内の林に突入。

1/14 14:17

草すべりを登っている人を見かけました。　
かなりの急斜面で、ここを登るのは大変そうです。

1/14 14:20

動物の足跡。
シカかと思いましたが、ウサギかも？

1/14 14:20

こちらはまた別の足跡。
キツネ？にしては浅いでしょうか。

1/14 14:23

火山館まで戻ってきました。

1/14 14:48

蓼科山を望む。

1/14 14:55

美しい蛇堀川の谷。　
ところどころ赤い硫黄の色が見えます。

1/14 14:55

雪の道を下る。

1/14 14:59

牙山の壁。

1/14 15:26

不動滝まで戻ってきました。　
行きは薄暗い森の中でしたが、すっかり明るくなりました。

1/14 15:27

この時間でもまだまだ凍結していました。

1/14 15:28

道も凍結してます。ここはちょっと嫌な状態ですね。

1/14 15:32

太陽がかなり低くなってきました。

1/14 15:35

夕刻の森を行く。

1/14 15:49

沢の窓。

1/14 15:51

一の鳥居。

1/14 15:52

天狗温泉まであと少し。

1/14 16:13

無事に天狗温泉に帰還しました。

1/14 16:24

夕暮の天狗温泉。　
おつかれさまでした。

1/14 18:55

昨日は小諸の中華料理屋さんが美味でしたが、この日は東御市の定食屋さんがこれまた美味。

撮影機器：

602SO Sony

E-M10 Mark III OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

ヘッドランプ(1) 予備電池(1) 1/25000地形図 ガイド地図(1) コンパス(1) 笛(1) 熊鈴(1) 筆記具(1) 保険証(1) 飲料(1) ティッシュ(1) トイレットペーパー(1) ウェットティッシュ(1) フェイスペーパー(1) 日焼け止め(1) バンドエイド(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書(2) 雨具(1) 防寒着(1) ストック(1) 水筒(1) 時計(1) カメラ(1) ズームレンズ(1) カメラメンテナンスキット(1) 予備カメラ電池(1) 予備SDカード(1) 非常食(1) 帽子(1) サングラス(1) スパッツ(1) アイゼン(1) スノーバスケット(1) ザックカバー(1) おふろセット(1)

感想

hirokaz

雄大にして驚異の火山、浅間山。
その美しい山容と、頻繁に噴火を繰り返す恐ろしさとで、私のなかでも驚異の山として認識されています。
ちょうど去年のいまごろ、西側外輪山の黒斑山から見事な雪化粧の浅間山を見ることができたのですが、その山頂はもう長く立ち入りが禁止されており、近くても遠い場所です。
近年では事実上の登頂地点となっている前掛山にすら入れない状態でしたが、昨年の8月末に噴火警戒レベルが2から1に引き下げられ、前掛山に登れるようになりました。

このチャンスを逃すまいと、前掛山へのアプローチを計画。
浅間山が美しく雪化粧する冬を待って、計画を実行に移すことにしました。

本当は3連休の中日、日曜日に浅間山に登るつもりでしたが
行きの関越道で渋滞に巻き込まれてしまい、登山口に着くのが遅くなると判断し
急きょ日曜日は浅間隠山に登り、浅間山は連休最終日の月曜日に登ることにしました。

朝のうちは雲がかかってどうなることかと思いましたが
登山口の天狗温泉まで来ると、雲を抜けて青空が広がりました。

全体的に去年よりも雪が少ない印象を受けましたが
風もあまり強くなく、青空のなか最高のコンディションで前掛山まで登ることができました。
景色も素晴らしく、私の経験の中でもかなり素晴らしい登山となりました。


――EXPLORING RECORD――――――>>
ヤマレコ　176記録
3000m峰　10/21
日本百高峰　36/100
日本百名山　54/100(+1 浅間山)
　生きているうちに浅間山の最高地点に
　立てる可能性は限りなく低いと
　思われるので、前掛山登頂をもって、
　浅間山登頂とします。
日本二百名山　73/200
日本三百名山　87/300
一等三角点百名山　26/100
都道府県最高峰　14/47
――――――――――――――――――

コメント

matusan

百名山54座目の浅間山登頂おめでとうございます!!
浅間山登頂おめでとうございます。昨年まで前掛山への登山が規制されておりましたが、冬山で前掛山へ登頂でき、良かったですね。前日の浅間隠山とあわせての登頂で、良い記念になったことと思います。
前掛山の尾根筋は、強風で有名ですが、冬の季節風は、更に厳しかったことと思います。でも、素晴らしい景観を楽しむことができ、良かったですね。新たな山行報告を楽しみにしております。

hirokaz

Re: 百名山54座目の浅間山登頂おめでとうございます!!
matusanさんいつもコメントありがとうございます。
昨年に黒斑山に登ったときは、こんなに早く前掛山に登ることになるとは想像していませんでした。

この時期の風はとても心配なので、（昨年の黒斑山もそうでしたが）風がそこまで強くなかったのはとても幸運でした。