大倉山 〜ピカイチ☆好天で剱岳の大展望〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,249m
- 下り
- 1,249m
コースタイム
10:00 900m高台
13:20 大倉山山頂 14:00
15:50 900m高台
14:30 オゾ谷堰堤左側
【登り時間:05:00】
【下り時間:02:30】
【山頂休憩:00:40】
【総行動時間:08:10】(小休憩含む)
天候 | 【富山県富山の天気】 天 気:晴れ 最高気温:7.0℃ 最低気温:-0.5℃ 露点温度:-0.2℃ 湿 度:62% 風 向:北 風 速:3m/s 降 水量:0.0mm 積 雪深:50cm 日 の出:6:32 日の入り:17:38 【現地天候】 08:30の蓬沢地区で0度 山頂では4度 朝は雲一面の空でしたが 気付くと青空に 山頂でも風も無くポカポカ陽気。 おかげで日焼けして鼻が真っ赤です。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道333号線剱橋越え右折し岩魚山菜料理『はやつき』へ向かわず直進し林道へ 蓬沢地区の廃村内へ林道は続く。 廃村集落ではあるが湧水が流されており路面に積雪なく早月神社過ぎの オゾ谷堰堤前まで車で進めます。 【駐車場】 湧水が流れ出しているオゾ谷堰堤前まで林道は入れる。 駐車はオゾ谷堰堤前か早月神社前に駐車スペースある。 【登山 取り口】 本当は剱橋越えて岩魚料理「はやつき」手前の大倉山登山口へ入っていく 桑首谷林道入口から林道を歩き手頃な支尾根から登るつもりでいたのですが 林道の入口が雪の壁で高く車道に駐車スペースも無く どうしたものかと・・・思って剱橋戻ると高い雪の壁あるものの路面に雪のない 林道が直進しているので地図で確認すると蓬沢地区と判明。 車で行けるところまで進み 蓬沢廃村集落のオゾ谷堰堤左側から取り付きました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 なし 【トイレ】 周囲に無し 【登 山 道】 スノーシューで蓬沢廃村集落のオゾ谷堰堤左側(標高420m程度)から取り付き 林道に一度出てオゾ谷川を越えて蓬沢谷川側の尾根を登り東芦見尾根の高尻山へ至る 尾根に取り付きました。もう一度林道を横切って標高900mまで一気に登りました。 ここは少し高台になっており大倉山や 剱岳が見えてきます。そして緩やかに下り標高820m、ちょっと登って更に、 また100m程度一気に下って鞍部から急峻を登り、ここではアイゼンを使用しました。 そして900mまで登り返してスノーシューに履き替えて標高1000m程で白倉山から 連なる尾根が合流し大倉山へ続く尾根一本になります。 残雪期の山頂から展望が最高で 毛勝三山から剱岳から立山大日三山から薬師岳から その展望は三ツ星です。 高尻尾根から山頂までは僕の体感した感覚では大小7回の登り返しがあり、 かなり苦労する尾根であると思います。取り付き口から山頂まで単純標高差1000mですが この登り返しで、かなり体力が奪われました。 やはり、厳冬期でも桑首谷林道から歩くのがベストだなって感じました。 しかし、この時期、桑首谷林道とは言わず、急峻な谷沿いの林道では雪崩や土砂崩で 林道上に巨大な倒木やデブリがあると、これまたかなり厄介で通るのに 迂回しなければならない場合があり時間が読めません。 【雪 質】 連日の好天で08:30の登り始めから、締まりなしの雪質。 木々の陰や日の当らない場所では沈みませんでしたが11:00過ぎからは 気温も上がって雪の融解が進み、一歩一歩が重い。 下山時は融解が進み表面が濡れている雪質で スノーシュー(MSRのライトニングアッセント25)でもあまり刃が効かず滑る滑る 【大倉山について】 早月川と片貝川の分水嶺上のピークです。メジャーではございませんが 鍬崎山や大辻山なのに並ぶ立山前衛峰でございます。 猫又山から西に連なる東芦見尾根が大倉山に至り、大きく2つに分かれます。 一方は北西に続き濁谷山や大平山に続き、もう一方は西に延びて 更に白倉山と高尻山にの2つに分かれます。大倉山はそれらの山々の盟主ってことです 山名は、山麓の地区によってそれぞれ異なる名称で呼ばれているそうです。 上市町折戸地区では編笠に似ている事から笠、あるいは笠ケ頭と呼ばれ、 魚津市片貝谷地区では青石山。大倉山は魚津市小早月川の虎谷地区の呼名だそうでうす。 山頂は東西に長く積雪期は雪草原歩きが楽しめます。 東側の端に三等三角点があります。 【他の登山者】 なし 【立寄り温泉】 つるぎふれあい館アルプスの湯 場 所:富山県中新川郡上市町湯上野8番地 入湯料金:600円 TEL :076-473-9333 FAX :076-473-2388 開館時間:午前10時〜午後9時まで(入館8:30まで) 休 館 日:月曜日・祝日の翌日・12月31日〜翌年1月2日まで http://www.town.kamiichi.toyama.jp/hp/spot/spot07.html |
写真
感想
2月22日は『ニャンニャン』という事で猫の日だそうです
いや〜何でも記念日ッスなぁ〜。
本題に入って
21日は西穂高の急遽の日帰りで
空いた22日。
富山県内は今日、晴れマーク!!
ならば、猫の日なら『猫』が見えてお山へ
猫又山から延びる東芦見尾根の大倉山へ行こうではありませんか
積雪期の大倉山は『剱岳に大展望台』です。
県道333号線を馬場島へ向かって剱橋越えてた岩魚料理「はやつき」
手前の大倉山登山口へ入っていく桑首谷林道入口から林道を歩き手頃な支尾根から登るつもりでいたのですが・・・
林道の入口が雪の壁で高く車道に駐車スペースも無く
どうしたものかと・・・思って剱橋に戻ると山に直進方向に林道があり路面に雪はない
地図で確認すると蓬沢地区へ入る車道であることが判明。
車で行けるところまで進み手頃な所から取り付こう!!そう考えて蓬沢地区へ
蓬沢地区は廃村集落ですが、湧水が流れていて早月神社ちょっと奥の
オゾ谷堰堤まで車を進める事ができました。
車から降りるとオゾ谷堰堤左側からスノーシューのトレースがあり
『おやおや・・・ここから大倉山へ登っている人がいたんだ』
ちょっとトレースがあると嬉しいと思いながら
堰堤手前の標識も確認して登山開始。
トレースは堰堤を登りきったトコロからロスト
堰堤管理の土木系のお仕事の方のトレースだったのか・・・
気持ちを切り替えて
地図を見ながら蓬沢谷川沿いを900m付近の峰へ向い高尻尾根に取り付くことに
一気に急登を500m高度を稼ごうと額に汗。
急登を登りきり850m付近で大量のトレースに遭遇。
『やぱり、大倉山を目指したパーティーがあるんだ』
きっと僕のように蓬沢谷川沿いではなくて、蓬沢集落内から取り付いたんだ
って考えながら、この850mまで1時間半もかかっていたのでコレだけの
トレースがあり踏み固められていれば、大倉山へも楽になるハズ。
大量のトレースに感謝しながら900mの峰に着くと
剱岳が確認でき、そして遠方に大倉山も確認。
天候も曇りからいつの間にか澄み渡る青空に変わっていました。
しかし、この900m峰で大量のトレースは終了。
この峰で雪を掘って作られた大きな円卓が
きっと先週末にでもここまで登ったパーティーが宴会して剱岳や大倉山を
遠望して下山したのでしょう。
とりあえず、進めるところまで登ろうと!自分に言い聞かせて
再びノートレースの尾根を歩きます。
しかし、地図にあるように手強い尾根で
山頂まで約大小7回もの登り返しがあり
一箇所、1000m手前では急峻でスノーシューからアイゼンに履き替えて上り返すところもあり
心折れそうになりましたが、時折顔を出す剱岳や大日三山や鍬崎山や薬師岳の雄姿に
自然と脚が前に進みました。
登り始めから5時間
時間切れギリギリで山頂を踏む事ができました。
ここまでの苦労が吹き飛ぶくらいの大展望♪
左から僧ヶ岳から毛勝三山、猫又山から
右は逆光でしたが鍬崎山から薬師岳に大日三山から立山に別山・剱御前
そして中央に剱岳!!ッス
剱岳は左から白ハゲ山、大窓、池ノ平山、小窓、小窓マッチ箱、小窓王、三ノ窓…
そして剱岳ぃ〜神々しい雄姿
十分に剱岳や県内の名峰達を堪能してたので急いで下山へ
連日の好天で雪の融解は早く
雪の表面が融けて濡れているがわかるほどの良くない雪質。
下りは滑って滑って何度も尻餅をつきながら16:30に車に到着。
【反省点】
.結果としてロングコースとなってしまった。日没前に下山できたものの
歩行距離だけではなくてルート難易度が上がると更に時間に余裕のある計画を
.水分はTHERMOSにお湯800ml(昼食用)+ポカリスエットペットボトル500ml+
ウイダーインゼリー180g×2個でした。
想像以上のポカポカ陽気と総行動時間8時間に至ったために、下山時には
持参した水分すべて使い果たしていました。雪を解かせば水分にはなりますが
これまた余裕を持って水分を持参したいです。
好天に恵まれたもののロングコースで悪い雪質コンディションの雪山行で
疲労困憊になりました・・・
しかし、最高の大展望に
今日も大変お腹いっぱい大満腹大満足の雪山行でした。
大倉山さん
美しい雪山をありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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初めまして、ricalojpと申します、中高年オヤジです。
見ないでおこうと思っていたものを、
見てしまった!
憧れです。はぁー。
お初です。
kennkenと申します。
ricalojpさんの
本気の八ヶ岳(真教寺尾根から赤岳)山行日記を
拝見しました。
憧れです。ハイ。
いつかは登ってみたい冬の赤岳です。
kenkenさん、こんばんわ
とても、美しいです。
青空といい、剣岳といい、いつか行ってみたい猫さんといい
それに、チョビチョビ木の雪田写真!
バームクーヘン!イイデスネ。
羨ましくってショウガナイデスワ。
次も楽しみにしてます
ps今度は、ジャンプ写真でお願いします。
usavichさん
コンバンワ
好天のおかげと
山頂到着が13:00過ぎと遅かったので
太陽に位置が西に傾いていたおかげで
美しい剱岳が望む事が出来ました☆
大倉山の山頂ではスノーシューを外さなかったので
ジャンプ!!は出来ませんでした
次回、条件・状況がよければ
usavichさんのリクエストのお応えしたいと思います
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