利尻山


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,562m
- 下り
- 1,731m
コースタイム
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:13
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最後の登りは、半端なく崩壊しており、ズルズルです。 |
その他周辺情報 | 利尻富士温泉¥500 |
写真
感想
若かりし頃、急な仕事が入り直前で断念した利尻山。思えばあの頃から海外勤務が増えて、再チャレンジするまで20年以上も費やしてしまった。今回は入念に仕事を調整し、前の日に空路利尻入り。事前の予報だと天候は芳しくなかったので、野営は避け、直前に鴛泊の宿を予約した。残念ながら、登山客のために早朝4時に車を出してくれる宿は、どこも予約でいっぱいであった。予約できた宿は、車は5時出発とのことであったが、40〜50分の歩きをセーブできるので、我慢することにした。宿の女将は空港への迎えも示唆していたが、素泊まりにしたので申し訳なく、空港からはバスに乗った。乗客はひとりだけであった。鴛泊というバス停があると信じ込んでいたが、結局、終点のフェリーターミナルまで乗ってしまい、そこの宿泊案内所で宿の場所を教えてもらった。宿まで徒歩15分程度、宿で一休みした後、街で唯一のコンビニへ買い出しに行き、ひとり晩酌をしながら22時就寝。
翌朝は、おにぎりを一つ口にし、予定の10分前に宿の玄関に降りると既にワゴンが待っている。宿の女将は無事下山したことを確認する意味でも迎えの車を出すというので今度は遠慮なく受け入れて出発する。単独行で身なりもみすぼらしいので女将は少し心配だったのかもしれない。登山口までは車だと、ほんの6〜7分。運転手にお礼を言って直ぐに出発。下界まで雲が垂れこめる空模様だが雨が降っていないのは幸いか。今回は標高差が1520mもあるので序盤飛ばしすぎないようにイーブンペースを心掛けて進む。それでも先発した登山客をどんどん追い抜き、丁度1時間を過ぎた所で六合目の第1見晴台に到着する。残念ながら上も下も見晴らしは全くない。先客4人は炭水化物で栄養補給の最中だが、小生は水分補給のみで体が冷える前に先発。勾配は徐々にきつくなるが先発した登山客を快調に追い抜いていく。八合目の長官山からはゆるい下りになり避難小屋に到着。既に先ほどの休憩から1時間程度歩いたが、小屋の中には先客が数名いるので更に進み1畳ほどの木陰で2度目の休憩。相変わらず景色は全くない。ここでも水分補給のみで再出発。ここからは更に勾配が増し、浸食がはげしく歩き難いザレ場が続く。風も強いので慎重に登るが、左右に進入禁止のロープが張ってあるので道を誤って崖から墜落する心配は無い。しかし足がずるずる滑るのでかなり疲れる。体もかなりヘタって肩で息をしながら登っていくと霧の向こうに社の影が現れ頂上に到着。20〜30人は抜いたので、本日初登頂と思いきや年配の先客がひとり。お互いに記念撮影をして、世間話をすると栃木から車で来て今朝は3:45に出発し4時間で登ったらしい。それでも、こっちの3時間には驚いていた。天候が回復する様子は全くないが、おにぎりを一つ頬張り少し休む。それでも長居は体を冷やすので、滞在15分で山頂を後にして下山開始。小生より後から登り始めた人もいるようで、本日の登山客は50人程度だったであろうか。登り客をやり過ごす度に止まって息を整えられるので、短い休憩を1回だけ取っただけで下りきる。そのまま町外れの富士温泉まで車道を下り温泉でゆっくり汗を流して宿に無事下山したことを報告。昼過ぎから徐々に晴れ間が広がったので空港から山の全容を拝むことができたのでちょっと満足。空港まで送ってくれた田中家さん有難う!!
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