新人かわいがり登山ってこういうこと?御池岳〜鈴北岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,224m
- 下り
- 1,220m
コースタイム
13時半山頂
14時下山開始
18時下山
天候 | 曇り〜晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
シャーベット状態の雪ではまったら、なかなか抜け出せず、恐怖です 登山道以外は雪と泥、急斜面で滑ります。 |
写真
感想
コミュで仲良しになった方に誘っていただき山の会に入ったのはいいけど、なんだか、ハイキングチームとアルパインチームがあるらしい。アルパインチームの人達と初参加でいきなり恐怖体験。。無事生きて下山できてよかった。
本日の装備、冬山登山ということで、私は、初心者でなんにも持ってないし、そもそも、雪山に何をもっているのかよくわかってない。今までは、たまたま雪があったくらいで、ぜんぜん怖い思いしたことないし、巨大アイゼンも急いで購入するには知識不足。
リーダーがピッケル貸してくれるということで、いつものチェーンアイゼンとストックのみ持ってきました。
そもそも、鈴鹿山系ってのぼったことないけど、遭難者がでてまだ見つかってないというのはヤマレコ日記で拝見していましたが、まさか今日、登る山だったとは。。。。
気が乗らないまま、足もお尻も痛いまま
また、私の技術もどうなの?って不安をかかえながら待ち合わせ場所に。。。
リーダー以外はコミュで一緒なので、顔みしりだけど、いつもピクニックの延長のようなおしゃべりハイキングの山しか行ったことないので、どんな感じなのかわからない。
とりあえず、雨雲がすっきりしないまま、登山口へ、鈴鹿って三重だとおもってたけど、彦根インターでおりる。そうなんだ。
登山口には初心者注意、遭難注意など、今までこんな張り紙あったのみたことないので、いつもいく山ではないと思う。
地図を渡されたら、等高線はびっしり、つまり急斜面をのぼるということか。コンパスの使い方もよくわかってないけど、教えてもらって、さあ出発。
みんなが登る登山口ではないので、他に人はいない、テープもあまりないし、登山道らしきものは崩落してるので、コンパスや林業の方の踏み跡など探しながら、急斜面を登る。ピッケルってこういうときに使うんですね。
重くて、なんだか、尖ってるので自分の手に刺しそうなイメージだったけど、かっこいいし役に立つな〜。
それにしてもよく転んだ。3週間たっても尻もちの後遺症で上を向いて寝れないのだけど、ピッケルのおかげで、転倒100回が70回くらいに減ったと思う。
それにしても、間伐材が下に落ちて葉っぱがくさり下はジケジケ、本当にヒルがでそうなところ。
やっと鉄塔が見えてきた。誰にもあわないし、登山道もない、ずいぶんあがったら、残雪もでてきて霧氷もあって風もきつい、風のせいで、海老フライのパン粉部分がカッターの刃のように顔にふりかかってくる。
天気はいまいちだけど、雨は降らない、尾根沿いくらいから、遭難者をさがす捜索の方が数名。
私達が、メインの登山道と違う方向から来てるので、「何もなかったですか?」と聞かれる。
もちろん、何か見つけたり、何かあったら、こんなとこまであがれない。
行方不明になって一ヶ月たっている。
リーダーが「こんな尾根沿いを探しても見つからないと思うけど、それでも探さずにはいられないんだろう。。。。」と、この山をホームグラウンドにしてる人や、知人、家族の人はどんな想いか。。。。寒いなか、まだ、この山の中にいるんだ。早く見つかってほしい。
歩いてる最中、何度も雪を踏み抜いて足が抜けなくなった。
自力で足を出そうと思っても、変な角度で膝まで埋まったら、抜けない。
ピッケルで堀り、踵をふんばれといわれても、どんどん雪がしまり、なかなか抜けない。
無理矢理抜こうとすると、靴がぬげるか、足がおれそう。
リーダーが、手伝ったりしたら、駄目とのことで、みんなが見守ってるなか、やっとの思いで足がとれた。「転落とかだったら助けるけど、それ以外は一人でやらないと駄目。男が甘やかすからどんどんできなくなる」とのことで、必死で変な姿勢で悪戦苦闘。これができなくて、ねをあげ、このチームから抜けた女性もいるとか
一人でこんなことになったら、寒いし、悲観的になりそう。
あせってやっても、抜けないので、本気で足を切断しないとぬけだせないのかと思った。時間がすごくたってるような感じ。
遭難はこういうことからなるのかもしれない。
ずいぶん、疲労困憊で無口のまま、山頂まで、先頭を順番にかわりながら進む。新人の私もようしゃない。コンパスのとおりあるけたらいいけど、足跡も山頂にむかってるのか、捜索の足跡なのかわからない。
普通の登山者はいない。
やっと山頂についたころ、天気になった。
今日は、時間的に昼ごはん抜きで行動食だけって言ってたけど、奇跡的に風もやみ、青空が見え、さっきまで、ガスってなんかトドワラとかあの世の感じだったのが、伊吹まで見えてきた。
ささっとラーメンを食べる。
記念撮影をして山の神さまが怒りだす前に下山14時開始
途中までは、同じルートだったが、このチームは普通の登山道をいかないのが普通らしい。
車の位置まで、直行でおりるということで、またコンパスセットして急斜面を下りる。
何回も雪を踏み抜き、転がりながらもアイゼンははかないみたい。
雪がなくなり、この方向であってるの?と何度も地図を見ながら、谷を下りる。
最初は、どうにか、なったけど、崩落してるし、つかまる木は腐ってるし、ロープでぶら下がりながらおりる。。。こんな経験も初めて。
さらに、急斜面になり、それまでもヨロヨロになっていたが、リーダーが私にロープでハーネスをくくりつけ、犬の散歩状態で下りて行く。
雪が川の上におおいかぶさり、こんな冬に沢下りをするとは。。。
夏でもしたことないのに、こうなったら、ゴアテックスとか関係なし、靴の中ちゃっぷんちゃっぷんしながら、足の感覚がなくなっていくけど、ちからを抜いたら、転ぶし、どこに手をかけたらいいのか、教えてもらいながら、下りて行く。
暗くなってきた。先の見えない、ルート。「もし、この川の先が滝になってたらどうしよ?」など言われ、どんどん不安になる。
ヘッデンだそうにも、どこもぬれてて、リュックもだせないし、どうしようと思ってたみんなだいぶん疲れて気分下がり気味のころ、GPSもってる人が林道まで残り300mと言われる。
やった!そこから、崩落した林道まででてきた。
真っ暗になる前に車に到着。。。。良かった〜無事に戻れて。。。。
絶対に冬山は一人でいったら駄目。登山道を離れたら、こうゆうことになるんだ。
自分だけだったら遭難してました。グループでいても先の見えない行程に気がおちてたのに。。。
コンパスで指しところが歩けるとは限らない。
実感。今までのは登山じゃなかったです。食べ物を持ってお外に行くピクニックでした。
全身筋肉痛。下半身べちょべちょ。
新人歓迎登山、みんなが「初めてなのに、とんでもなかったね」と。。。。
相撲のかわいがりかしら?でも、ピッケル体験、ロープ体験して、ピクニックよりちゃんとした登山にも興味ができたのでした。
鈴鹿は本当にヒルの大都会です
どうやらバリエーションルートの様ですね、
良く遭難事故を起こしたり、その足跡に知らず釣られて遭難事故を誘発したり、是非山岳保険の加入を勧めします。
(六甲山での道迷いの原因として問題になっています)
今年は巨大アイゼンにピッケル、ロープとか登山道具に巨費を投じそうですね
お疲れさまでした。
こんばんわ。はい、保険は、山岳と傷害とはいってます。今でも尻もちの痛み傷害保険で治療中です。
あのルート、夏は最悪です。川の横も腐った木、倒木多いし、まだ川の中の方が歩きやすいくらいでした。
まさか、本物の道具とか登場する山なんて、自分には無縁だと思ったのに…
コンパスを頼りにGPSも使わず、大変ですね。足も手も
どこに置くとか
そもそも、歩き方からだめみたいです。つま先蹴り上げるので、疲れるらしいです。私毎回筋肉痛になるのは、そのせいですかね。
初めまして! yuconと申します。
レコを拝見すると 私に会った事など憶えておられないような状態のようですが いかがでしょう?
下山途中の「鞍掛峠(お地蔵様のある所)」の手前で猛スピードで追い抜いて行かれた方々ですね。「若いなぁ、体育会系の山岳部だなぁ」などと思いながら、その後ものんびりと下山しました。
私はトンネル西登山口から国道306に出て17:30頃に駐車地に着きました。自分のパジェロミニの後ろにもう一台「な●わ」ナンバーの車が止まっていたので 「この時間で下山していないってことはテン泊だなぁ、羨ましいなぁ」と思いながら帰りました。でも まだ下山途中だったとは・・・ 無事、下山されて何よりです。
訓練も大事ですが、あまり無理をなさらないようにね
コメントありがとうございます。
凄い勢い?私たちでしたか?お地蔵ありました?気づきませんでした。
ルートがわからず、
何度も立ち止まりコンパスみてましたが、確かにクルマがもう一台あったのは、覚えてます。レコ拝見し、国道一時間歩かず、そのまま、山に入りました。
新人なので、何もわからず。景色は晴れたらいい山でしょうが、遭難の方の事もあり、自分の技術もないので、暗い気分でした。リーダー以外は、山を始めたばかりで、
まだ、山岳部でもなく勉強中のようです。
新人の私は補欠です。また、どこかの山でお会いしたらよろしくお願いします。
maronさんお疲れ様でした。
私も御池岳は行こうかと思いましたが、冬は道も通行止めみたいで距離も長そうなのであきらめました。
雪山新人でこの山行はかなりキツかったでしょう。
maronさんのガッツはすばらしいですね。
これを機会にアルピニズムの世界へ。
私、ダイエット目的で、インドア派から始めた山なんで、こんなレベルとか想定外です。もともと冬眠するのに、冬に外にいることが、ありえないし。
行程のきつさより、やっぱり遭難者のことを思うと悪い気がして、天気も悪いし。
同行者の方が「景色きれい」とか言ってるのすら、私はどうでもいいって思うほどの気の落ちようでした。六甲縦走や、ロングウオーキングはただしんどいだけで、落ち込んだりしませんが何か考えさせられました。
今まで長野の山とかも、何も考えず夏山で行列の後ろをついていくだけ、地図もコンパスも自分でわからないけどなんとかなっていたので勘違い登山というか、ただ歩いていれば山頂について下山できたというか。。。
ここに来て考えたのは、このまま、技術をあげてこちらの世界にいくのか。
初心にかえり、ダイエット程度の安全ピクニックにして命がけなことはしないかですね。もちろん、どんなに人が多くても遭難したりすることもあるかもしれませんが、ここまでのストレスはないですね。体より、気持ちが。。。
韓国の山は、登山道が整備され、救出の設備もきちんとしており、ストレスフリーなのですが、やっぱり難しいコースを攻略するのが楽しいのでしょうか。。。
道具に高額投資する前に考えないとです。
初めまして、滋賀のnakato932と申します。
鞍掛橋から鈴北岳は何度か行った事があり、冬場も二回行った事があります。
ルートは多分、手入力ですかね?
下山のヒルコバから御池谷は雪崩のリスク考えると、あまり歩きたくないルートです。
あと残雪期は案外歩き難く、踏み抜きに難儀します。
次(来年?)は装備充実させ是非新雪を歩いてみて下さい。
私はGPSとか一生縁のない人間です(PC苦手で山記録かくのも登録から1年くらいかかりました。初期の頃は写真、ルート図なし記録です)ので、地図を見ながら手入力です。
踏み抜きは、5歩に一回くらいのペースでした。
帰りの川沿いは、川の上に雪で、踏み抜くと川にぽちゃんくらいならまだまし、落石しそうな岩、倒木だらけで、ただの転がるほうが、まだましって感じでした。
次回?自分の意志では、多分いかないと思います。気分がめいりました 。
ヒル経験もない素人です。頭下にしてリュックともに何メートル転がったか。。。打ち身だけですんでよかった。いつ落石してもおかしくない感じでした。
帰りの川沿いが多分、御池谷かと?
この御池谷はかなり荒れてまして、鞍掛橋から登る場合途中で尾根筋へ抜ける方が安全です。
まあどこの山でもリスクはあるものですし、この経験を次に活かしてください。
あとヒル経験は是非一度体験を、慣れたら避けるコツも掴めますよ。
そうなんですか。。。恥ずかしながら、いつも連れられていくだけで、自分が今日登る山もしらず、下調べもせず、もちろんルートなんてリーダーの決めたところについていくだけ。。。。
自分で計画できるまで上達する気でがんばるか。いつものストレスなしお手軽方面で楽しいオヤマだけ続けるか、考えさせられた日でした。
今回は、思い出には残りましたが、また登りたい山かと言われると。。。。。
ストレスばかりでした。
3月は、このあとなんにも考えないピクニックとロングウオークの予定。
ちょっと考えて、今後の方針を決めようかと。。。。
maron姉様、ご無沙汰しております。
凄い記録ですね
冬の御池岳、しかもバリエーションルートとは…
でもそんな登山に興味が沸かれるなんてもう根っから“山屋”さんじゃないですか
このままの勢いでそのうち凄いトコ登ってそうな気がします
さらっと槍、さらっと六甲全山とか、いつも私の想像の斜め上を進んでるmaronさん、次の記録も楽しみです
みなさん誤解されておられます。
私、みなさんから、まるっきり山をなめきってると石をなげられそうな姿勢でございます。
ご存知でしょうが、私、山に興味があってのぼりはじめたんでなく、体脂肪30%をどうにかしたい!
デブっていじめられるのを克服したい!
下山後の体内年齢の若返りだけが楽しみなんで、山の種類、場所なんて興味がなく、たまたま今まで生きてましたと言う感じでございます。
うたちゃんの40Lザック、私の体重だったら何キロかつがないといけないのか??100ℓくらい?
凄すぎる娘さん達、今後が楽しみ。体力だけでなく、可愛さも、愛嬌も持ち合わせ、ヤマレコのアイドル。芦田まなちゃんの人気も追い越しそうですね。
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