秋田駒ヶ岳(男女岳)スキーツアー_2012/3/10
- GPS
- 06:01
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 978m
- 下り
- 977m
コースタイム
天候 | 曇り/ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
男岳を目指し登るも天候に恵まれず男岳は断念し男女岳へ登りました。 男女岳への斜面もアイスバーンと吹き溜りのミックスでスキーからアイゼンに履き替えて登りました。 下山時も視界が利かず、スキー滑走も慎重に滑ります、八合目小屋から下山は爽快そのもの! でアッ!っという間でした。
私は初の冬季秋田駒ヶ岳山行でしたが、天気には恵まれなかったにせよ、今回もとても楽しく、また多くの事を教わる事が出来てとても良い経験ができました。
ご一緒して頂きましたメンバーの皆さまに感謝いたします。
週末、なかなか良い天気に恵まれません。
天気が悪いなりにも、山に出かける約束をしていれば人が集まるので、悪天候でも少し安心な行き慣れた山に行こう!と田沢湖高原温泉のアルパこまくさから秋田駒ケ岳に出かけることにしました。
7時に待ち合わせ、国道46号線を西に向かい、田沢湖高原を目指します。
雫石バイパスから仙岩トンネルに上がるに連れて、辺りは朝に降った雪で白くなっていきます。
しかし、トンネルと抜けた秋田県側は、岩手側ほど雪が積もっていませんでした。
この冬、あちこちで豪雪とのニュースが聞こえていましたが、田沢湖町内の積雪は例年よりも少なく、ちょっと拍子抜けしました。
しかし、その積雪も、アルパこまくさの駐車場まで上がると明らかに例年よりも多く、里と山の積雪量の差が大きいようです。
8時25分、支度を済ませてメンバー4人で出発です。
支度をしている最中、とても3月とは思えない生暖かさを感じてはいたのですが、案の定、歩き始めたらあっという間に汗が噴出し、すぐにアウターを脱ぎました。
ゲレンデは朝一番のパノラマツアーで上がった雪上車の踏み跡で荒れていたので、踏み跡を外れてスキーで登りました。
スキー場上部は真っ白で何も見えません。
9時、スキー場の上から雪上車が下りてきました。
朝一番のツアー客を8合目に置いて、戻ってきたようです。
このパノラマツアーの片道料金は3000円!
ちょっとしたスキー場の1日リフト券が買える料金ですが、盛況のようです。
9時18分、あと少しでゲレンデトップというところで、ガスが晴れてきました。
と同時に、出発時とは明らかに違う冷たい風が吹いてきました。
どうやら、この冷たい風のおかげ(!?)でガスが晴れてきたようです。
汗をかいた後のこの冷たい風は溜まりません。
すぐにアウターを着込みました。
ゲレンデトップから8合目に続く車道に出て、しばらくは車道に沿って進みます。
ここも雪上車の踏み跡で荒れていたので、今から下りの滑りが心配になってしまいました。
車道が沢を越えると九十九折になりので、登りではカーブをショートカットして登っていきます。
うっすらと男女岳の姿が見えたり見えなかったりしますが、青空は覗きそうにありません。
でも、思っていたよりは良い天気なので、俄然気力がアップしてきました。
10時26分、出発から2時間ほどで8合目に到着です。
トイレタイムを兼ねて、小屋に入って小休止です。
小休止中にツアー客を乗せた雪上車が到着し、外が賑やかになってきました。
10時45分、8合目を出発します。
自分たちの後から、8人ほどのツアー客も出発しました。
こちらは既に2時間歩いていることもあり、歩くペースはそんなに速くなかったのですが、あっという間にツアー客の先頭の二人に追い越されてしまいました。
まあ、競争しているわけではないので、何も焦ることはないのですが、途中、ツアー客が隊列を整えている間にツアー客を追い越したのもつかの間、ものすごいペースで抜かれてしまいました。
11時11分、うっすらと男女岳の稜線が見えたり見えなかったりするところまで登ってきました。
昨年はホワイトアウトで天地の境すらわからなかったので、昨年よりは良いコンディションです。
どうするかみんなで決めたところ、まず男女岳に登ってから休憩しようということになり、このまま男女岳の頂上を目指します。
一方、ツアー客は阿弥陀小屋を目指していました。
男女岳は、例年のコンディションならスキーのまま登頂できるのですが、登るに連れ新雪に隠れたアイスバーンで思うように登れなくなり、右往左往をしながら登ります。
しかし、結局スキー登頂は無理と判断して、アイゼンに履き替えることにしました。
11時58分、秋田駒ケ岳、男女岳に登頂です。
中盤調子が悪かったTさんは、いつの間にか絶好調となり、登頂一番乗りでした。
展望も無いので、そそくさと下山です。
まずはスキーをデポしたところに戻って、スキーに履き替えます。
阿弥陀小屋で休憩したツアー客と入れ替わるように、阿弥陀小屋を目指して滑走です!
と、なれば最高なのですが、ガリガリの氷がところどころ顔を出していて、とても気持ちよく滑られる状態ではありません。
12時20分、ボードを担いでスノーシューで登ってきた別のツアー客とすれ違うように、阿弥陀小屋に到着です。
阿弥陀小屋は、チョコで作ったお菓子の家に粉砂糖を振りかけたような感じでした。
裏の梯子から2階に取り付き、中に入って、大休止です。
13時、下山準備です。
うっすらと視界はあるのですが、とても快適といえる状態ではないので、シールをつけてまま8合目まで下りることにしました。
小屋の後方に、横岳の稜線が見えています。
こんな感じで見えるといえば見えるのですが、足元はそうでもありません。
いつもならここに段差があるはずなのに見えないなあ〜、とスキーを少し前に滑らせたら、自分雪壁の下に落ちてしまいました・・・。
体勢を立て直して、8合目を目指します。
スキーのツアー客が横岳に登るのを見届けて出発です。
一度大転倒を喫しましたが、無事8合目まで下りてきました。
スキーだと転んでもあっという間です。
ここでシールを外し、一気にスキー場まで滑ります。
心配していた雪上車の踏み跡は、最後に圧雪をかけたようで、程よい仕上がりになっていて、快適に滑ることができました。
あっという間にゲレンデトップに戻り、ゲレンデを滑走します。
最後の最後にまた大転倒してしまいましたが、まあこれもお約束です!
14時6分、アルパこまくさに無事下山となりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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は憧れです。
XNRさん
タラさん
雪が多いようですね!
エビのシッポも迫力があります。
私の秋田駒は残雪期の国見ルートが最初です。
タラです。
秋田駒は例年よりも雪が多いですね。
残雪期の国見ルート、しばらく歩いていないなあ。
もう10年以上昔のことですが、その日は風がものすごく強くて撤退しました。笑
そうそう、スノーシューであちこち歩かれていますね。
山スキーを新たに購入するのではなく、ゲレンデスキーに山スキー用のビンディングをつければゲレンデでも山でも遊べますよ。
ゲレンデスキーの買い換え時期に併せて、是非!
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