激ラッセルに苦しめられた御正体山
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan.png)
- GPS
- 07:22
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,078m
- 下り
- 1,078m
コースタイム
↓
岩下ノ丸(1305m) 8:47
↓
白井平分岐 10:13
↓
御正体山 12:02〜12:05
↓
白井平分岐 12:38
↓
岩下ノ丸 13:55〜14:04
↓
道坂隧道駐車スペース 14:58
歩行時間 7時間23分
天候 | ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
復路 道坂峠よりヒッチハイク=橋本駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヤマレコ 2月22日と1月19日の記録は参考にならなかった 取り付きから雪あり 岩下ノ丸から白井平分岐までは脛くらいのラッセル 白井平分岐より上で太股くらいのラッセル ラッセル対策が必要でした(inoyasuは未対策) |
写真
感想
きのう高尾山の帰りに「ふろっぴィ」で入浴 http://furoppy.co.jp/
そのまま泊まった。
典型的な健康ランドだけど超満員ということはなく快適に睡眠できた 高尾駅から15分くらいです。
ヤマレコの記録 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-170806.html
御正体山は中途半端に遠くかといって展望もないので足が遠のいて今回が初めての挑戦です。
最近雪が積もったが、近くの滝子山のラッセル並みを想定 楽勝だろうと。
この程度の雪なら御正体山を通り越し、石割山まで行こうという壮大な計画だった 富士山きれいだろうな・・ 平野まで行けば温泉だ!
などと「まさに絵に描いた餅」を夢見ていた
タクシーに乗り込むと「雪がたくさんあるぞ! 平野は無理だべ 」と言われた
稜線には木々に積もった雪がきれいで、早く登ってみたい。 しかし裏を返せば大量の雪ということ。ということで出発する時から「嫌な感じ」はしていた。
7:30 いよいよ出発 トレースばっちり。
このトレースは御正体山に向けて一直線! トレースを完全に当てにしている。
がっ岩下ノ丸(1305m)を過ぎるとプッツリと切れた(#゜Д゜)
時間も早いし、単独でラッセルで行こうと決めた
しかしそう甘くはなかった。 白井平分岐までは平坦といえどアップダウンがありラッセルもキツイ。
何だかんだと白井平分岐までは順調のような気がした。 この段階でタクの運ちゃんの言った通り平野に抜けるコースは頭から無くなった。
白井平分岐につくと胃袋に食料を流し込む 食べてるという感覚はナシ・・
そこから上がメチャクチャ大変だった。 いままでお遊びラッセルと。
すぐに膝程度のラッセル きれいな雪面になるとラッセルも激しく、太股くらいまで。 たまに踏み抜かない時があるが、ほとんどが踏み抜きでズボッと潜ると本当に身動きとれない。
1500m付近になるといよいよ雪の量が増えて足が上があがらない。ラッセルと言うか、雪を掻きわけてる状態・・。
四つん這いで登った方が速いような。 でも手が冷たくなるのであまりやりたくない。ストックくらい持ってくるんだった。
山頂が見えてきた 標高差10m距離95mとGPSに表示されていた 無雪期なら1分だが、ラッセルだと10分近くかかる。
ヒィヒィいいながらようやく山頂 ここまで4時間30分かかった。
当然ながら自在に動ける訳ではなく、広い山頂に端っこにある山頂標識に移動するだけで大変。簡単に写真を取り早々に撤収。
下りは一気に下るはずが、突如として強風が吹き荒れる。 白井平分岐までのトレースは消えかかっている。まずい早く下山しなければ!
白井平分岐で休憩 相変わらず風は強く長居は不要。
しかし、さっき付けたトレースはほとんど見えない。 まずい、もう体力は限界でもうラッセルをする気力体力は残っていない。
遭難するってたぶん、体力切れで身動きとれなくなるのだろうなと。。 こんな寒ければガスもなければひと晩も越せない。
天候が急速に悪化したら本当に遭難すると思った。 そのくらい体力が落ちている。
一瞬、白井平集落へ下山することを考えた しかし、そんなことしたら帰宅が困難になる 却下。
しかし、トレースが消えているのは僅かで、しばらく歩くと自分のトレースが明瞭になって来た。 ようやく帰宅のメドがついてきた。
ここからは楽勝のように思えたが、岩下ノ丸の登り返しは辛かった 白井平分岐で食べたのは「カーボショッツ」と水だけ。
最後の100mを登り返すのところでエネルギー切れ 何度足が止まったか。
登りきると、炭水化物中心の食事 あんぱん、おにぎり いままで行動食はおいしいと思ったことはなかったが、やっぱり美味しい。 一気に体力がみなぎってきた。 もっと早く食べるべきだった。 シャリバテしていたな。。
ここからは順調だった。
1時間もかからず、下界に戻ることができた。
反省点 ラッセルの対策が抜けていた。
・ワカンなし できればスノーシューが欲しい
・ストックなし
・手袋も薄いの1枚
・三期用の登山靴 足が冷たい
・朝食は十分に取るべきだった(190円のサンドイッチのみ)
・太もものラッセルは一人でやるものじゃない
けっきょく軽アイゼンは使わなかった 使っていたら服が破れるだけ。
高尾山帰りの装備でよく登れたものです。
帰りは今倉山の帰りだといっていた方に無理を言って便乗させていただきました。 本当にありがとうございます。助かりました。
けっこう無茶な計画だったと反省します。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する