記録ID: 1745833
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ハイキング
四国剣山
【四国石遍路】五剣山(敗退)
2019年03月02日(土) [日帰り]


体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 02:02
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 476m
- 下り
- 459m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
注意:八栗寺から五剣山へ至るルート上には入山禁止の標識があります。 周囲の地盤が侵食され、火山角礫岩の山頂だけが残されてできた岩山です。 鉄梯子やお助けロープが設置されていますが、目も眩む崖を上り下りすることになりますので、軽い気持ちで訪れると痛い目にあいます。2017年には滑落事故も起こっているようです。地質を観察するためだけなら、八栗寺の裏手で引き返しましょう。 【駐車場〜八栗寺】 舗装路をしばらく登ると、左手に旧参道への分岐があります。 歩きやすい尾根道なので八栗寺へ至るには舗装路よりこちらをおすすめします。 【八栗寺〜一ノ剣】 本堂にお参りした後、左手に進むと登山口があります。 火山角礫岩の崖の下を通り過ぎると、木の根のトンネルがあります。ここをくぐらず、左手に進むと最初の鉄梯子があります。 一ノ剣の山頂までは鉄梯子とお助けロープを使いながら這い上がります。 この先さらにタフになりますので、この辺で怪しくなってきたら迷わず引き返しましょう。 【一ノ剣〜四ノ剣】 一ノ剣からはとても300mの山とは思えないほどすばらしい眺望があります。 四ノ剣までは稜線を上り下りしますが立木があるのでそれほど高度感はありません。 一箇所、鉄の足場から崖下を見通せる場所があります。ここはかつて木製の足場が置いてあったようですが、今はロープにつかまりながら這い上がるしかありません。踏み外すと崖下まで転落なので注意が必要です。 【四ノ剣〜八栗寺】 四ノ剣から五ノ剣までは垂直の崖を鉄梯子とお助けロープで下ることになります。 ここで足を滑らせるとアウトなので三点保持で慎重に。冷や汗でヘアバンドがぐしょぐしょになりました。五ノ剣へ登り返す気力もなく、四ノ剣の崖を下ったところで下山することにしました。 ショートカット路は岩の下に仏像が並んでいる所の右手にあります。この道があって本当に助かりました・・・。 |
その他周辺情報 | うどん本陣山田家本店でランチ |
写真
石仏のある巨石が遍路道の分岐点になります。
この時はこんなところに礫を含む堆積岩があるんだなーくらいに思っていましたが、後で調べてみたら火山角礫岩でした。
宝永地震の際に崩壊した五ノ剣の残骸のひとつのようです。
この時はこんなところに礫を含む堆積岩があるんだなーくらいに思っていましたが、後で調べてみたら火山角礫岩でした。
宝永地震の際に崩壊した五ノ剣の残骸のひとつのようです。
容赦なく襲ってくる垂直な鉄梯子。三点支持を守って一段づつ下りました。次のステップを踏み出すときに崖下を見下ろさなければならず、高度感と緊張で冷や汗たらたらでした。
ビレイを取っていないので、落ちたらアウトです。
こういうのを命の駆け引きをしているというのでしょうか?
ビレイを取っていないので、落ちたらアウトです。
こういうのを命の駆け引きをしているというのでしょうか?
装備
個人装備 |
ヤマレコMAP
水500ml
カロリーメイト2ブロック
タオル
着替え
ダウンジャケット
手袋
ヘッドライト
雨具
|
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感想
四国石遍路二回目は、高級石材庵治石を求めて五剣山を訪問することにしました。てっきり五剣山の岩稜が庵治石でできていると思っていたからです。
実際は庵治石が見られるのはふもとの採石場だけで、五剣山自体はごつごつとした火山角礫岩でできていると知りました。こんな組成の山があるなんて、大変勉強になりました。
結果的に五ノ剣を踏破できず敗退となりましたが、火山角礫岩を見れただけで満足です。むしろ、火山角礫岩を見るためだけなら無理して怖い思いをする必要はなかったかな。
後日、ごつごつとした岩壁の手触りを思い返していると、リベンジの計画を考えている自分に気が付きました。つくづく懲りない性分です。
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