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記録ID: 1748427
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

【岳人1972年313号208ページ】★初冬の北鎌尾根 、湯俣から槍ヶ岳、槍沢から木村小屋を経て沢渡へ

1972年11月19日(日) ~ 1972年11月24日(金)
 - 拍手
s-mochi その他1人
GPS
56:00
距離
70.6km
登り
6,450m
下り
6,371m

コースタイム

1日目
山行
6:00
休憩
0:00
合計
6:00
8:00
360
14:00
2日目
山行
10:00
休憩
0:00
合計
10:00
6:00
600
3日目
山行
3:00
休憩
0:00
合計
3:00
8:00
180
11:00
P8
4日目
山行
10:50
休憩
0:00
合計
10:50
6:00
650
P8
5日目
山行
9:50
休憩
0:00
合計
9:50
7:00
590
16:50
木村小屋
6日目
山行
3:00
休憩
0:00
合計
3:00
8:00
180
木村小屋
11:00
沢渡
天候 11/19:七倉から千天出合>>曇り
11/20:千天出合から北鎌コル>>晴れ
11/21:北鎌コルからP8手前 >>夕刻から雪
11/22:停滞>>吹雪
11/23: P8からへ槍ヶ岳山荘冬季小屋 >>晴れから曇り
11/24:槍ヶ岳山荘冬季小屋から上高地 木村小屋 >>ガス
11/25: 上高地 木村小屋から沢渡は多分 >>晴れ
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
往路:新宿駅発の夜行列車で大町駅に、大町駅から七倉はタクシー
復路:沢渡から松本駅はバスと電車、松本駅から新宿駅は急行
コース状況/
危険箇所等
★槍ヶ岳・北鎌尾根◇ 1972年11月19日―24日◇都立南高校山岳部OB会
 19日、大町より車で七倉へ入る。千天出合には昼過ぎに着く。
 20日、雪が全くなく暑いくらだ。P4に至ってもアイゼンを必要とせずP5の横断は雪も少なく夏より楽であった。北鎌のコルの斜面にツエルトを張る。
 21日、吹雪、昨日の夕方より天気が崩れ、外は吹雪になる。雪に流される危険が生じたのでP8の頭へ移動。新雪は1日で相当積もり、腰を没する。P8の頭でビバーク。
 22日 吹雪、停滞。
 23日 快晴、天気は今日1日しかもちそうもないのでピッチを上げる。独標はルンゼを止めて。トラバースルートを取り、先行パーティを追いぬく。岩稜は雪が風で飛ばされていて快適だった。ピークの横断は足元から雪が崩れ、肝をひやす。穂先への登りはノーザイルで登ったが、最後の1Pは吹き溜まりとなり、アンザイレンする。下降は悪く、カッティングする部分があった。
 24日 吹雪、天気は予想通り崩れ、槍沢を下るが、トレールもなく深いラッセルに悩まされた。木村小屋泊。
予約できる山小屋
七倉山荘
【岳人 1972年313号 208ページ】に投稿されたものです
【岳人 1972年313号 208ページ】に投稿されたものです
このルート図はよく目にするもので北鎌を登る登山者には馴染みがある。宿泊地を赤丸で示してあります
このルート図はよく目にするもので北鎌を登る登山者には馴染みがある。宿泊地を赤丸で示してあります
1972/11/20
二日目は快晴で、雪も殆ど無いP4だと思われます。
硫黄尾根と後ろの裏銀座の高さを考え、平坦地はその辺りです。先輩のKさんです。ヤッケもスパッツもアイゼンも無いですね
2019年03月06日 16:47撮影 by  iPhone XR, Apple
1
3/6 16:47
1972/11/20
二日目は快晴で、雪も殆ど無いP4だと思われます。
硫黄尾根と後ろの裏銀座の高さを考え、平坦地はその辺りです。先輩のKさんです。ヤッケもスパッツもアイゼンも無いですね
1972/11/20
二日目は快晴で、雪も殆ど無いP4での私です
2019年03月06日 16:47撮影 by  iPhone XR, Apple
1
3/6 16:47
1972/11/20
二日目は快晴で、雪も殆ど無いP4での私です
1972/11/20
P6付近のザレ場だと思います
2019年03月06日 16:48撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:48
1972/11/20
P6付近のザレ場だと思います
1972/11/20
P6付近のザレ場だと思います
この後天候が崩れ北鎌のコルを過ぎ、ビバークした記憶
2019年03月06日 16:48撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:48
1972/11/20
P6付近のザレ場だと思います
この後天候が崩れ北鎌のコルを過ぎ、ビバークした記憶
1972/11/21
P8 猫耳岩辺りから快晴の独標
2019年03月06日 16:48撮影 by  iPhone XR, Apple
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3/6 16:48
1972/11/21
P8 猫耳岩辺りから快晴の独標
1972/11/22
P2〜P7を振り返る。 雪が多いですね
2019年03月06日 16:48撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:48
1972/11/22
P2〜P7を振り返る。 雪が多いですね
1972/11/23
昨夜に降り積もった手前の硫黄尾根と裏銀座。昨日の写真と比べると降った雪の量が分かります
2019年03月06日 16:48撮影 by  iPhone XR, Apple
1
3/6 16:48
1972/11/23
昨夜に降り積もった手前の硫黄尾根と裏銀座。昨日の写真と比べると降った雪の量が分かります
1972/11/23
独標のトラバースルート向かいます
2019年03月06日 16:49撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:49
1972/11/23
独標のトラバースルート向かいます
1972/11/23
トラバースルートの真っ只中です
2019年03月06日 16:49撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:49
1972/11/23
トラバースルートの真っ只中です
1972/11/23
裏銀座です
2019年03月06日 16:49撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:49
1972/11/23
裏銀座です
1972/11/23
独標の稜線に居る、k先輩です
2019年03月06日 16:49撮影 by  iPhone XR, Apple
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3/6 16:49
1972/11/23
独標の稜線に居る、k先輩です
1972/11/23
独標の頭を振り返ります
2019年03月06日 16:50撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:50
1972/11/23
独標の頭を振り返ります
1972/11/23
先輩に合流しました
2019年03月06日 16:50撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:50
1972/11/23
先輩に合流しました
1972/11/23
快晴の中 槍ヶ岳をバックにした一枚です、11月 の下旬ですが雪が多いですね、P11か12です
2019年03月06日 16:50撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:50
1972/11/23
快晴の中 槍ヶ岳をバックにした一枚です、11月 の下旬ですが雪が多いですね、P11か12です
1972/11/23
同じく私です
2019年03月06日 16:50撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:50
1972/11/23
同じく私です
1972/11/23
これからP13に向かいます
2019年03月06日 16:50撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:50
1972/11/23
これからP13に向かいます
1972/11/23
P13の登りは雪が多く、腰までのラッセルです
2019年03月06日 16:50撮影 by  iPhone XR, Apple
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3/6 16:50
1972/11/23
P13の登りは雪が多く、腰までのラッセルです
1972/11/23
P13を過ぎP14に向かいます
2019年03月06日 16:50撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:50
1972/11/23
P13を過ぎP14に向かいます
1972/11/23
多分これがP14か? 違う、次の写真ですね
2019年03月06日 16:51撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:51
1972/11/23
多分これがP14か? 違う、次の写真ですね
1972/11/23
何故か私が先に行っていますね
2019年03月06日 16:51撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:51
1972/11/23
何故か私が先に行っていますね
1972/11/23
P14 左からですかね
2019年03月06日 16:51撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:51
1972/11/23
P14 左からですかね
1972/11/23
P14を過ぎ北鎌平に向かいます
2019年03月06日 16:51撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:51
1972/11/23
P14を過ぎ北鎌平に向かいます
1972/11/23
大槍、子槍が見事です
2019年03月06日 16:51撮影 by  iPhone XR, Apple
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3/6 16:51
1972/11/23
大槍、子槍が見事です
1972/11/23
北鎌平、本当に平です
2019年03月06日 16:52撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:52
1972/11/23
北鎌平、本当に平です
1972/11/23
大槍を目指す私です。ノーザイルですね??
2019年03月06日 16:52撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:52
1972/11/23
大槍を目指す私です。ノーザイルですね??
1972/11/23
北鎌尾根を登り終え、大槍の頂上に到着しました、後ろに独標が見えます。先輩のKさんです
1972年11月20日 16:52撮影 by  iPhone XR, Apple
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11/20 16:52
1972/11/23
北鎌尾根を登り終え、大槍の頂上に到着しました、後ろに独標が見えます。先輩のKさんです
1972/11/23
北鎌尾根を登り終え、大槍の頂上に到着しました。 自分です
2020年04月24日 00:33撮影
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4/24 0:33
1972/11/23
北鎌尾根を登り終え、大槍の頂上に到着しました。 自分です
1972/11/23
大槍の頂上ですが天候が怪しくなって来ました。下りも苦労しました。この日は山荘冬期小屋に泊まり、翌日は槍沢を下る予定です
2019年03月06日 16:52撮影 by  iPhone XR, Apple
3/6 16:52
1972/11/23
大槍の頂上ですが天候が怪しくなって来ました。下りも苦労しました。この日は山荘冬期小屋に泊まり、翌日は槍沢を下る予定です

装備

個人装備
ダブルのヤッケ上下に編み上げのスパッツ(槍の肩に夜中に来たパーティが着ていた 今でいうモンベルのドリュタイプのヤッケが今でも記憶に残っている)。<br />行動中は目で帽で帽 毛糸の手袋にカバー ピッケルはシモンのスーパーPB アイゼンはタニの12本。<br />就寝時は半シェラフに羽毛服。<br />先輩のヤッケはビニロン。
共同装備
コンロは灯油のホエーブス。<br />ツエルト。<br />9mmザイル。

感想

11月後半の北鎌尾根に挑戦しようと考えたのは、1972年9月に今回と同じ湯俣から槍を超え大キレットを通過、北穂高岳から涸沢までの単独の縦走がきっかけになった。(涸沢で待ち合わせた女性2名と滝谷クラック尾根に登りました)
冬の北鎌は単独では厳しいと考え、高校の山岳部の一年先輩で同じ大学のKさんを誘うと二つ返事でOKを貰い計画を進めた。
その時の装備はツエルト、石油コンロ、ザイルは持参したが、使用した記憶はないですね。食料は覚えていません。
七倉から湯俣を超え千天出合まで普通の登山道です、P2末端でも渡渉は無く橋があり手元にはワイヤーがありました。
P2からP3、P4、P8までは大した雪もなく無雪期同様でした。
当然ザイルのお世話になっておりません。
夕方から翌朝まで雪が降り辺りの景色は一変し踏み跡も見えなくなりましたが、そもそも踏み跡は当てにしていないので問題ありません。
P9付近でのビバークではホエーブスの灯油注ぎ口の蓋を雪中に落とし数分探した事は記憶に残っています。
独標は最初からトラバースを選択しており、新雪が歩き易くしているかのようにスムーズに通過し独標の稜線に到着しました。そこからも北鎌平を問題なく通過し、最後の大槍には明るい内に到着しました。 翌朝は雪の状態を見て槍沢を膝位のラッセルで下山です。 本日は上高地 木村小屋迄です。(木村小屋は帝国ホテルの冬季管理小屋の役目で開いていましたが、昭和49年にご主人が亡くなられ閉めたような??
木村小屋では、風呂?? 炬燵、食事を堪能し翌朝は沢渡まで歩きました。
*北鎌尾根は翌年1973年3月に高校の後輩2名と、途中に滝谷を登り、西穂高までで2週間の予定で入山しましたが、悪天候で大キレットを通過できず、槍沢を降り、木村小屋に泊まりました。 後輩2名は翌年、自分達の後輩と同じルートを試みるも、同じ結果に終わった、との事。
*同じ時期、我々より1日前に入山した、H蠅了崖拮瑤北鎌尾根で遭難、同社の救助パーティが釜トンネル出口(上高地寄り)で二次遭難と、木村小屋で聞いた記憶があります。

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