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Yamareco

記録ID: 1750997
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

《筑摩山地》犀川舟場-聖山-のろし山-麻績城-聖高原駅

2019年03月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:27
距離
19.5km
登り
1,364m
下り
1,171m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:13
休憩
0:28
合計
8:41
8:39
304
八坂村・舟場バス停
13:43
13:59
26
14:25
14:32
95
16:07
16:07
21
16:28
16:33
47
17:20
聖高原駅
聖山は北アルプス、安曇野、篠ノ井線、各地からすぐわかる容姿。山体が大きくて平ら。山頂に登ってみてやはり長野県北半分の山はすべて見えた。篠ノ井線の麻績の停車場から長年見上げてきたが、今回が初登山。
大きな山体を、どん底の犀川沿いの集落から小集落をつないで登って、更級郡から筑摩郡へ山越えしたい。上杉、武田の前線になった戦国の要衝、麻績城と虚空蔵山城を下りながら城攻めしたい。この二本柱で計画を立てた。
天候 好天 風も微風。
過去天気図(気象庁) 2019年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
国鉄大糸線:松本6:27-7:39信濃大町 680圓
大町市市民バス:八坂コース:信濃大町7:55→8:36舟場 200圓

国鉄篠ノ井線:聖高原駅17:56松本18:30 580圓
コース状況/
危険箇所等
一部藪こぎあり。全て登山道ではない。藪は濃くない。雪は西側斜面では1300から。降りでは1000m付近まで残雪あり。たらら山〜聖峠の間の林道の雪は潜る。ヒザまで。ここは長いし、地下足袋を履き替える。
その他周辺情報 聖高原駅前 小松屋
大糸線の車窓から有明山以北
2019年03月09日 06:47撮影 by  iPhone 6, Apple
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大糸線の車窓から有明山以北
大糸線の車窓から有明山
2019年03月09日 07:04撮影 by  iPhone 6, Apple
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大糸線の車窓から有明山
大糸線の車窓から餓鬼岳
2019年03月09日 07:31撮影 by  iPhone 6, Apple
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大糸線の車窓から餓鬼岳
大糸線の車窓から鍬ノ峰
2019年03月09日 07:31撮影 by  iPhone 6, Apple
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大糸線の車窓から鍬ノ峰
信濃大町駅、金時伝説について
2019年03月09日 07:42撮影 by  iPhone 6, Apple
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信濃大町駅、金時伝説について
信濃大町駅、金時伝説について
2019年03月09日 07:42撮影 by  iPhone 6, Apple
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信濃大町駅、金時伝説について
信濃大町駅、金時伝説について
2019年03月09日 07:42撮影 by  iPhone 6, Apple
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信濃大町駅、金時伝説について
信濃大町駅、早春賦にふさわしい季節。
2019年03月09日 07:52撮影 by  iPhone 6, Apple
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信濃大町駅、早春賦にふさわしい季節。
バスは行ってしまった
2019年03月09日 08:36撮影 by  iPhone 6, Apple
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バスは行ってしまった
犀川左岸旧八坂村舟場のバス停。大町市民バスサマサマ。40分乗って200円のみ。
2019年03月09日 08:41撮影 by  iPhone 6, Apple
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犀川左岸旧八坂村舟場のバス停。大町市民バスサマサマ。40分乗って200円のみ。
犀川を渡り右岸、旧大岡村へ。下流を見る。
2019年03月09日 08:43撮影 by  iPhone 6, Apple
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犀川を渡り右岸、旧大岡村へ。下流を見る。
上流を見る。
2019年03月09日 08:43撮影 by  iPhone 6, Apple
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上流を見る。
下大岡集落のイカした偶像
2019年03月09日 08:46撮影 by  iPhone 6, Apple
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下大岡集落のイカした偶像
下大岡集落外れの碑
2019年03月09日 08:51撮影 by  iPhone 6, Apple
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下大岡集落外れの碑
下大岡を俯瞰
2019年03月09日 08:52撮影 by  iPhone 6, Apple
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下大岡を俯瞰
廃道脇の碑。明治16年。
2019年03月09日 09:01撮影 by  iPhone 6, Apple
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廃道脇の碑。明治16年。
廃道脇のお宮
2019年03月09日 09:03撮影 by  iPhone 6, Apple
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廃道脇のお宮
聖山遠景
2019年03月09日 09:22撮影 by  iPhone 6, Apple
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聖山遠景
根越集落のお宮。神楽舞台もしっかりしている
2019年03月09日 09:30撮影 by  iPhone 6, Apple
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根越集落のお宮。神楽舞台もしっかりしている
根越のお宮拝殿
2019年03月09日 09:31撮影 by  iPhone 6, Apple
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根越のお宮拝殿
根越の野良道
2019年03月09日 09:35撮影 by  iPhone 6, Apple
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根越の野良道
幸神
2019年03月09日 09:36撮影 by  iPhone 6, Apple
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幸神
宅地横の水流
2019年03月09日 09:40撮影 by  iPhone 6, Apple
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宅地横の水流
蓮華から爺
2019年03月09日 09:41撮影 by  iPhone 6, Apple
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蓮華から爺
蓮華から鹿島
2019年03月09日 09:42撮影 by  iPhone 6, Apple
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蓮華から鹿島
根越交差点
2019年03月09日 09:46撮影 by  iPhone 6, Apple
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根越交差点
民家
2019年03月09日 09:47撮影 by  iPhone 6, Apple
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民家
根越クラブ
2019年03月09日 09:49撮影 by  iPhone 6, Apple
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根越クラブ
棚田と、安曇連峰
2019年03月09日 09:53撮影 by  iPhone 6, Apple
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棚田と、安曇連峰
棚田と安曇連峰
2019年03月09日 09:55撮影 by  iPhone 6, Apple
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棚田と安曇連峰
棚田と安曇連峰
2019年03月09日 09:55撮影 by  iPhone 6, Apple
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棚田と安曇連峰
棚田と安曇連峰
2019年03月09日 09:55撮影 by  iPhone 6, Apple
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棚田と安曇連峰
先月の唐沢岳北東尾根が!ガッキリ見える。
2019年03月09日 09:59撮影 by  iPhone 6, Apple
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先月の唐沢岳北東尾根が!ガッキリ見える。
冬枯の中、初々しい竹林の緑が逆光。花尾への登り道。
2019年03月09日 10:02撮影 by  iPhone 6, Apple
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冬枯の中、初々しい竹林の緑が逆光。花尾への登り道。
花尾の集落
2019年03月09日 10:08撮影 by  iPhone 6, Apple
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花尾の集落
花尾からの安曇連峰。
2019年03月09日 10:11撮影 by  iPhone 6, Apple
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花尾からの安曇連峰。
芦ノ尻の神社から。生坂アルプスの京ケ倉が真正面だ。
2019年03月09日 10:24撮影 by  iPhone 6, Apple
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芦ノ尻の神社から。生坂アルプスの京ケ倉が真正面だ。
芦ノ尻は住宅多し
2019年03月09日 10:24撮影 by  iPhone 6, Apple
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芦ノ尻は住宅多し
芦ノ尻は住宅多し
2019年03月09日 10:24撮影 by  iPhone 6, Apple
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芦ノ尻は住宅多し
地図に無い、道の残骸はあちこちに
2019年03月09日 10:45撮影 by  iPhone 6, Apple
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地図に無い、道の残骸はあちこちに
イノシシトレース
2019年03月09日 11:52撮影 by  iPhone 6, Apple
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イノシシトレース
急なクヌギ、ミズナラ林
2019年03月09日 11:57撮影 by  iPhone 6, Apple
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急なクヌギ、ミズナラ林
林道に出たら雪たっぷり
2019年03月09日 12:22撮影 by  iPhone 6, Apple
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林道に出たら雪たっぷり
スパ地下を軽登山靴に変える
2019年03月09日 12:32撮影 by  iPhone 6, Apple
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スパ地下を軽登山靴に変える
クマのごあいさつ
2019年03月09日 12:41撮影 by  iPhone 6, Apple
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クマのごあいさつ
モミやヒノキの樹林の中
2019年03月09日 12:47撮影 by  iPhone 6, Apple
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モミやヒノキの樹林の中
聖山遠望
2019年03月09日 12:50撮影 by  iPhone 6, Apple
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聖山遠望
林道のラッセルヒザまで
2019年03月09日 13:06撮影 by  iPhone 6, Apple
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林道のラッセルヒザまで
山頂
2019年03月09日 13:44撮影 by  iPhone 6, Apple
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山頂
安曇連峰
2019年03月09日 13:44撮影 by  iPhone 6, Apple
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安曇連峰
北信五岳と長野盆地、志賀高原
2019年03月09日 13:45撮影 by  iPhone 6, Apple
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北信五岳と長野盆地、志賀高原
八ヶ岳、美ヶ原麻績盆地、白根山地
2019年03月09日 13:45撮影 by  iPhone 6, Apple
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八ヶ岳、美ヶ原麻績盆地、白根山地
山頂ノ雪のウテナ。
2019年03月09日 13:46撮影 by  iPhone 6, Apple
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山頂ノ雪のウテナ。
山頂標識
2019年03月09日 13:46撮影 by  iPhone 6, Apple
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山頂標識
降り、道は雪
2019年03月09日 14:34撮影 by  iPhone 6, Apple
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降り、道は雪
林道終点あたりの感じのいいところ
2019年03月09日 15:19撮影 by  iPhone 6, Apple
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林道終点あたりの感じのいいところ
のろし山
2019年03月09日 15:23撮影 by  iPhone 6, Apple
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のろし山
麻績城 北側から
2019年03月09日 15:30撮影 by  iPhone 6, Apple
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麻績城 北側から
のろし山
2019年03月09日 16:06撮影 by  iPhone 6, Apple
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のろし山
のろし山山頂
2019年03月09日 16:06撮影 by  iPhone 6, Apple
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のろし山山頂
冠着山が見える
2019年03月09日 16:09撮影 by  iPhone 6, Apple
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冠着山が見える
細い尾根、山城気分大盛り
2019年03月09日 16:16撮影 by  iPhone 6, Apple
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細い尾根、山城気分大盛り
最低コルの案内板。傾いてしまっている
2019年03月09日 16:18撮影 by  iPhone 6, Apple
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最低コルの案内板。傾いてしまっている
堀切の断面図
2019年03月09日 16:18撮影 by  iPhone 6, Apple
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堀切の断面図
細い尾根筋 麻績城への登り道
2019年03月09日 16:22撮影 by  iPhone 6, Apple
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細い尾根筋 麻績城への登り道
両側急傾斜。
2019年03月09日 16:22撮影 by  iPhone 6, Apple
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両側急傾斜。
麻績城の老松
2019年03月09日 16:25撮影 by  iPhone 6, Apple
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麻績城の老松
麻績城曲輪
2019年03月09日 16:25撮影 by  iPhone 6, Apple
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麻績城曲輪
老松と、四阿山。手前、麻績の街。
2019年03月09日 16:26撮影 by  iPhone 6, Apple
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老松と、四阿山。手前、麻績の街。
老松
2019年03月09日 16:26撮影 by  iPhone 6, Apple
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老松
一の曲輪への堀切
2019年03月09日 16:28撮影 by  iPhone 6, Apple
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一の曲輪への堀切
麻績城本丸は、広い。のろし山が見える
2019年03月09日 16:30撮影 by  iPhone 6, Apple
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麻績城本丸は、広い。のろし山が見える
看板哀れ
2019年03月09日 16:39撮影 by  iPhone 6, Apple
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看板哀れ
冠着山 降り尾根から
2019年03月09日 16:48撮影 by  iPhone 6, Apple
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冠着山 降り尾根から
四阿山 降り尾根から
2019年03月09日 16:48撮影 by  iPhone 6, Apple
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四阿山 降り尾根から
お宮あり
2019年03月09日 16:58撮影 by  iPhone 6, Apple
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お宮あり
麻績宿に下山
2019年03月09日 17:03撮影 by  iPhone 6, Apple
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麻績宿に下山
麻績宿に下山 ここは本陣跡
2019年03月09日 17:04撮影 by  iPhone 6, Apple
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麻績宿に下山 ここは本陣跡
麻績宿に下山 ここは本陣跡
2019年03月09日 17:07撮影 by  iPhone 6, Apple
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麻績宿に下山 ここは本陣跡
麻績宿に下山 かわいい建築多数あり
2019年03月09日 17:10撮影 by  iPhone 6, Apple
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麻績宿に下山 かわいい建築多数あり
麻績駅前
2019年03月09日 17:13撮影 by  iPhone 6, Apple
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麻績駅前
麻績駅前より麻績城とのろし山
2019年03月09日 17:16撮影 by  iPhone 6, Apple
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麻績駅前より麻績城とのろし山
小松食堂入店!
2019年03月09日 17:20撮影 by  iPhone 6, Apple
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小松食堂入店!
ラーメン
2019年03月09日 17:28撮影 by  iPhone 6, Apple
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ラーメン
小松食堂外観
2019年03月09日 17:36撮影 by  iPhone 6, Apple
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小松食堂外観
駅の跨線橋から常念と、前穂!
2019年03月09日 17:39撮影 by  iPhone 6, Apple
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駅の跨線橋から常念と、前穂!
聖山、麻績城、のろし山、
2019年03月09日 17:41撮影 by  iPhone 6, Apple
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聖山、麻績城、のろし山、
撮影機器:

装備

個人装備
地下足袋+脚絆 ノコギリ 弁当 水筒 軍手 ラテルネ 地図磁石 防寒具 軽登山靴+スパッツ
共同装備
ツエルト 6mm×10m

感想

犀川沿いの旧八坂村は大町市に合併し、信濃大町の駅前から市営コミュバスが、山越え40分の行程を貸し切りで200圓で連れて行ってくれた。申し訳なし。松本市域では朝イチの山方面行きバスはほとんど無くなってお寒い状況なのに大町は偉い。

犀川と高瀬川に挟まれた1000mに満たない山脈それ自体が旧八坂村だ。散在する小集落は孤島のように孤立し、広い敷地は皆無。宅地と畑地は重機も無かった何世紀も前に削って、石を組んで作った。マイクロバスで通り抜けるのが申し訳ない。

大町駅のホームで金太郎伝説と八坂の関わりが書いてあった。都落ちの鬼女と安曇の八面大王との子が金太郎(金時)で、源頼光に使えたと。八面大王は田村麻呂に討たれ鬼女は鬼無里へ行って死んだと。

山越えしてきたバスを降りて犀川の橋を渡れば今は長野市に併合された旧更級郡大岡村下大岡。大きな屋敷もある。イカした石像もある。少しヒンドゥーっぽい。集落はずれから、山道にはいってすぐに、車時代以前の廃道を見つけ、そっちに行く。尾根向こうの集落への峠道だ。石碑あり、お宮あり。今は誰も通らないようだ。ヤブもかぶっている。昔はこの道を超えて南の日向集落のカノジョのところに夜這いに行ったりもしたんだろうな。

根越の集落は、家々の真ん中を清流が流れていて棚田の畦と未舗装の土の道が気持ちよかった。どんどん上がって行くに連れ、安曇連峰の山が、八坂の山並みの上に顔を出していく。ネパールや東チベットの山越えキャラバンで、巨峰が見えたときの感激ににている。なんと、先月奮闘した超マイナールートの唐沢岳北東尾根のラインが、この花尾の集落からはバッキリと見えて感激する。あの1646も、1900mのエル・カピタン・チコも見えるじゃん!ここに住んだら毎朝見惚れることだろう。

芦ノ尻集落は、県道沿いで、家も多い。すり鉢状の集落だが、遠くの空に、生坂アルプスの京ケ倉山脈が真正面だ。その向こうには安曇野越しに鉢盛山から常念。山(シナ)の更(サラ)に奥に山が重なる。今はなくなった更級郡の名の由来を知るこの景観だ。シナは科、級などと書く信濃の語源。

ここからは道が聖山に直通してないので適当にヤブを行く。たら原山南面の斜面は、一番急なところを行く。ヤブは濃くない。傾斜はあるが快適に登る。たら原山台地に上がり。林道に乗るととたんに積雪30センチ。しかも膝まで潜るので、地下足袋を軽登山靴に履き替える。ズボンズボンの長い林道だが、こんなことは慣れているので大丈夫。樹林や遠くの聖本峰を眺めながら進む。

巨大アンテナが5本も立っている最高点は、樹林も刈ってあるのか展望が良い。信州北半分の山はほとんど見える。風もなく陽光もあるので、おにぎりをゆっくり食べてのんびり過ごす。全部のゴマ粒を逃さぬよう歯で潰しながら。かりんとうもたくさん。この山は長野盆地からも見えていたんだな。

聖峠からの道を下る。のろし山方向に行きたいので、途中からヤブをこいで1126の東の沢型を降りる。ほどなく林道、舗装路へ。のろし山は、溜池の堤から取り付く。はじめ傾斜がすごいが、標高差170mを一気に登る。日暮れとの競争かな。
のろし山、麻績城、虚空蔵山城を上から城攻め。のろし山の山頂部は狭く、城郭向きではなかったのか、のろし台だったとのこと。麻績城は、細い尾根、両側の急斜面の道を行くと戦国ムードが盛り上がる。堀切もあり、なかなか広い山頂曲輪だった。立派な松も健在。松枯れはここまでは来ていない。これは、この下の虚空蔵山城の背後の詰城として後から築いたとのこと。

虚空蔵山城への下り道が発見できず、かと言ってヤブを漕いでつなぐには斜面が急過ぎて、のろし山との最低コルまでもどり、そこから下る道がつながっているかもしれないと下ったが、道はそのまま降りてしまった。また虚空蔵山城だけ来なければなあ。なんと行っても一番の本命だ。

山道を降りたら麻績宿の本陣裏にひょっこりと出た。街ブラもしたかったが、松本行き電車は50分後。食堂でラーメン食べる方を選ぶ。昭和30年代スタート風の小松屋、ここ一軒のみ。うちのおっかさんと同年代クラスの老婆がラーメン作ってくれた。おいしかった、おっかさん。

麻績駅、いやいまは聖高原駅か。の跨線橋の上から、常念岳の左に鋭鋒を見つける。あれは・・前穂高?それしかないか。きょうは意外なところから見える意外な山の連発だった。

一日かけて聖山を遊び尽くした。バスを降りてから小松食堂まで、誰にも会わなかった。

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コメント

ラーメン
 よねちゃん、こんばんは
 こういう素朴なラーメンが、おいしいんだよね
 豊橋の”ふじのや”は行ったっけ〜
2019/3/10 0:48
いとーさんRe: ラーメン
ふじのや、ばあちゃんがよく注文を間違えるけど、お客がみな暖かく応じる一体感あるお店でしたね。いつまでもやってほしいですね。
2019/3/10 6:18
伝説の里
大町の金時伝説、知らなかったです。
足柄山の金太郎とは違うのかしら?
鬼無里の鬼女もこの話とはちょっと違う様です。
伝説は諸説ありますね〜

聖山は初夏に行くとアブの大群がものすごくて怖いです。
2019/3/10 23:23
Re: 伝説の里
八坂と信州新町の堺にある大姥山1,006mの伝説みたいです。底から流れる金熊川(かなくま)は、金太郎と熊からできているみたい。
鬼無里の鬼女もやや違う。知名度ないけどあちこちに似た話があるようですね。この前降った唐沢岳の幕岩下に、金時滝というのがありました。あれも関連なのかしら。
2019/3/11 8:09
凄いバリバリなルートですね!😲
まだ日の短い季節、時間との戦い…
すばらしい!!👏
2020/3/8 14:37
チクガクさんRe: 無題
賞賛ありがとうございます。
バスで犀川河畔に行ける便を見つけたのが勝因です。聖山は名山なのに、山頂近くまで車で行ってはもったいない山です。犀川からの途中の根越や芦ノ尻の集落の佇まいなど、歩いて行かなければ見つからないすばらしい風景でした。是非山越えでの山行をおすすめします。この山行で聖山は、私にとって、とても大切な山になりました。
2020/3/8 14:48
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