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Yamareco

記録ID: 175592
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積雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

東北南部の山々(2) 残雪深い会津駒ヶ岳

1994年05月06日(金) [日帰り]
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GPS
08:20
距離
11.8km
登り
1,213m
下り
1,201m

コースタイム

7:20桧枝岐発-11:50駒の小屋-12:20-50会津駒ヶ岳-13:00駒の小屋-15:40桧枝岐着(泊)
天候 曇り、霧
アクセス
利用交通機関:
自家用車
会津若松(泊)-桧枝岐(泊)(車で約2時間)
コース状況/
危険箇所等
標高1300付近より雪の道となった。踏み跡あり。
駒の小屋の周辺は雪原状となっており、霧で見通しが悪く、また踏み跡も不明瞭だだった。
登山道の中腹付近、残雪の残った森の中を登ってゆく
2012年03月19日 13:08撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/19 13:08
登山道の中腹付近、残雪の残った森の中を登ってゆく
標高が1900m付近になると木々が低くなり、見通しが出てきた。山頂部は雲に隠れている
2012年03月19日 13:08撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/19 13:08
標高が1900m付近になると木々が低くなり、見通しが出てきた。山頂部は雲に隠れている
会津駒ヶ岳山頂はガスの中
2012年03月19日 13:08撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/19 13:08
会津駒ヶ岳山頂はガスの中
駒の小屋はかなり雪で埋もれていた
2012年03月19日 13:09撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/19 13:09
駒の小屋はかなり雪で埋もれていた
駒の小屋付近に戻ると、少し視界が開けてきた。
2012年03月19日 13:08撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/19 13:08
駒の小屋付近に戻ると、少し視界が開けてきた。
駒の小屋付近より、尾瀬方面を望む。左奥は燧ケ岳、右奥は平が岳、越後三山方面か
2012年03月19日 13:09撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/19 13:09
駒の小屋付近より、尾瀬方面を望む。左奥は燧ケ岳、右奥は平が岳、越後三山方面か
南会津の名前を良く知らない山々が、果て無く広がっている
2012年03月19日 13:09撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/19 13:09
南会津の名前を良く知らない山々が、果て無く広がっている
駒の小屋付近より、下の桧枝岐の谷を望む
2012年03月19日 13:09撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/19 13:09
駒の小屋付近より、下の桧枝岐の谷を望む
下山途中、ブナの森には残雪がたっぷり
2012年03月19日 13:09撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/19 13:09
下山途中、ブナの森には残雪がたっぷり

感想

【山行No198(2)】

※ 東北の山も、まずは吾妻連峰を登ったので、
  次の目標は、四国からはなかなか行きにくい山である、会津駒ヶ岳を目指す。

5月5日(木)
 ・この日は移動日。ちょうど天気も悪くて山に登れる天気ではないので、かえって好都合。
 ・AMは会津若松の市内観光、PMは桧枝岐へ向かい、途中、古い宿場町である「大内宿」を観光。
 ・午後3時ころには桧枝岐到着。前日に予約した民宿「こまどり」に泊まる。
  民宿というよりペンション的な小ぎれいな宿だった。
 ・夕方は時間が余ったので、村の温泉施設「アルザ」に行き、ちょっとプールで泳いだりした。

5月6日(金)
 ・昨晩は雨も上がり、少し星も見えていたので、天気が良いかと期待していたが、
  朝起きると、空は灰色の雲に覆われており、ちょっとがっかり。
  でも予定通り会津駒には行こう。

7:20 桧枝岐発(標高=980m)
 ・最初、ちょっと会津駒への登り口がわからず、村内をウロウロ。
  近くにいた人に聞いて、ようやく登山口がわかった。
 ・登山口より最初は、林道を登ってゆく。
  どんよりした朝ではあるが、鳥の声は割と響いており、
  オオルリ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、ヒガラ、ジュウイチ、ウグイスなどのさえずりが聞こえた。
  途中でオオルリの青い姿を見ることもできた。
8:40-50 ヘリポート跡(標高=約1300m)
 ・この付近よりようやく周りの樹相はブナ林となった。
  足元は残雪も多くなり、ようやく本格的な春の雪山登山の感じになる。
 ・さらに登ってゆくと、パラパラとあられが降ってきて、そのうち雪模様になってきた。
  春山どころか、冬山のような雰囲気だ。
 ・どんどんと登山道は一直線に登高してゆく。
  樹相もブナ林からモミ・ツガ林となり、さらに標高=1900m付近からは低木になってきた。
  雪が多くて踏み跡も少なく、また周辺は完全にガスっているので、道が不明瞭。
  迷いそうな感じがするので、所々の低木に赤テープを着けながら登ってゆく。
11:50-12:00 駒の小屋(標高=2050m)
 ・ようやく山頂の肩にあたる駒の小屋に到着。
  結構大きい小屋で、中に泊っている人もいるようだったが、
  入口には「宿泊者専用」の表示もあったので、中には入らず、小屋の影で小休止するのみ。
 ・ここから駒ヶ岳山頂へは、だらんとした雪の平原となっており、踏み跡も不明瞭。
  久々に、コンパスと地図を使って方向を定めて歩く。

12:20-50 会津駒ヶ岳山頂(標高=2130m)
 ・登り5時間もかかったが、ようやく登頂。とりあえず到着できて、ほっとした。
  周辺は霧に覆われ展望はない。標識がぽつんと立っており、登山者が数名いるのみ。
  林の影に陣取り、コンロでお湯を沸かしてカップラーメンでの昼食。

13:00-20 駒の小屋(気温=+3℃)
 ・再び駒の小屋に戻る。ここでちょっと休んでいると、
  周りを覆っていた灰色の雲が上がってゆき、ようやく展望が出てきた。
  頭をかすめるほど低く垂れさがった灰色の雲の下に、
  尾瀬の燧岳、至仏山、遠くには上州武尊山、日光の山々、越後の山々などが、灰色の鈍い姿を見せている。

 ・下りも登りと同じ道を下るが、周辺の霧が晴れて見通しが良くなったので、登りと違い、すいすいと下れる。
  天気は、たまに雲間から晴れ間が見えてパッと明るくなったかと思うと、
  今度は再び灰色の雲に覆われたりして、最後まで安定しなかった。
 ・雪質はザラメ状で、堅い雪なので潜ることはない、アイゼンを着けて下る。
  周りのブナの木々の様子から見ると、多いところで雪の量は1.5〜2mはありそうだった。

15:40 桧枝岐着
 ・登りは5時間もかかったが、下りは途中、シリセードも交えたせいで、3時間程度で下れてよかった。
 ・民宿の風呂にも入り、夕食時にはビールもたくさん飲んで、一人で祝杯を上げる。
  今日は、天気にはあまり恵まれなかったが、久しぶりに本格的な春の雪山に登れて、割と満足度の高い登山だった。

 ・・・・「東北南部の山(3)磐梯山」に続く・・・

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