冬の上高地雪キャンプ(上高地〜徳沢)
- GPS
- 27:20
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 323m
- 下り
- 514m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 5:49
- 山行
- 3:29
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 3:46
天候 | 晴れ〜雪〜曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トンネル近くの道はとにかく滑る。分かっていても滑ってこける。 |
その他周辺情報 | 白骨温泉、笹の湯にて日帰り入浴(11時〜14時まで)。 |
写真
装備
備考 | リップクリーム。替えのボンベ |
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感想
AKIYANから、3月に涸沢カールに行かないかとお誘いが来た。前から雪山テント泊はトライしたかったが、中々タイミングが合わなかったので、今回は是非ともと誘いに乗らせてもらった。とは言え、初めての雪テント泊で、冬の涸沢というのは何ともハードルを上げ過ぎでないかと、出発の日が近づくにつれて不安感が募ってくる。
前日の夜、AKIYANの車に乗っけてもらって京都を9時半に発つ。高速や下道を経て、沢渡の駐車場に2時ごろ到着。AKIYANは駐車場にテント張って寝ると。私は車の中で寝させてもらう。今回デビューのNANGAの寝袋は快適だった。
翌朝6時過ぎにタクシーに乗り、釜トンネルまで。初めて来る身には十分に雪が多そうに見えるけど、タクシーの運転手さんによると今年は雪が少ないらしい。トンネル歩きを黙々とこなして、釜トンネル、上高地トンネルを抜けると、目の前には大正池が現れる。ついに、冬の上高地に到着。
雲はやや多いけれど、青空も見え、穂高の山々も良く見える。大正池を左手に見つつつぼ足で進む。順調に河童橋到着。橋の上からの眺めも中々。さらに明神方面へ。樹林帯歩きで、途中はほとんど人に会うことはなかったが、それなりにトレースも付いていて迷うようなところはなし。
明神から先、トレイルが川原に出て一度川を渡るところがあり、そこの渡渉は微妙に石の位置が悪く、行きも帰りも足を濡らしてしまった。そうこうするうちに徳沢に到着。前夜ここに泊まったという5人組みグループが残していった均した雪面と雪ブロックがあり、これ以上先に進むのは止め、徳沢でテント泊とする。
広々としたキャンプ設営地に、他にテントは一切なし。AKIYAN手製の竹製ペグが活躍する。
テント設営後に、身軽になってワカンを履いて横尾方面に向かってスノーハイキング。樹林帯から川原に出ると、樹林帯と違ってかなり風が強く吹き雪も舞っている。
梓川の支流なのか、川が流れていそうなところも歩いて渡れる。ひとしきり歩いて、徳沢に戻る。
4時過ぎに晩御飯の準備を始める。AKIYANがおでんとソーセージとうどんを持ってきてくれたので、豪勢な晩御飯となる。道中かさばって重いのが難点だけど、晩御飯が豪勢なのは良いもんだ。5時を過ぎるとすることも無いし、外は寒いのでテントに入って寝ることにする。こちらが寝床の準備をしたり荷物の整理をしたりしているうちに、隣のテントからは寝息が聞こえてきたので、思わず「早!」と呟く。
いよいよ雪中テント泊。今回デビューのNANGAの寝袋は、-15℃まで快適、限界温度が-25℃というもの。威力は絶大で、初めのうちは寒さを感じず。とはいうものの、周囲が暗くなり、日付が変わった辺りから、足元がものすごく冷えてきて、眠りも浅くなる。一時間おきに寝たり醒めたりの繰り返し。いくらNANGAの寝袋でも、寒いものは寒かった。
翌朝は、まずは無事に朝を迎えられたことを感謝しつつ、寒さに震えながら朝ごはんを食べ、だらだらと撤収。二日目は終日曇り空。元来た道を引き返す。行きは先が見えずにちょっと長く感じた道のりも、帰りはあっという間で、河童橋、バスターミナルと進む。バスターミナルでしばし休憩。大正池ホテルからタクシーに電話。
トンネルも見えてもう楽勝と思ったら、トンネルの周囲の地面がものすごく滑りやすくなっており、まずAKIYANが思いっきり滑る、一度ならず二度も三度も。私は体重が軽いから大丈夫かと思っていたら、いきなり防ぎようもなく滑って、思いっきり腰を打つ。最後はカニさん歩きをして進む有様。
上高地トンネル、釜トンネルを抜けると、タクシーのお出迎え。何ともありがたい。その後沢渡駐車場まで運んでもらい、その後白骨温泉で体の疲れと冷えを芯からほぐす。続いて、タクシーの運転手さんに教えてもらった手打ちそばや(道の駅を少し下ったところ)でザルそば。帰りは松本経由で高速に乗って、無事京都に帰る。
雪テント泊、まずは無事デビューを果たせて良かった。とは言え、NANGAの寝袋でも寒かったし、もう少し防寒対策要るかも。でも、荷物も増やしたくないし、悩ましいところ。何はともあれ、今回の上高地は好天に恵まれた。素晴らしい雪山ハイキングであった。
おはようございます。しばらくヤマレコを休眠されていると思いきや、突然とんでもないレコが上がってくるのは如何にもhiyo-ruさんらしいですね
まずは雪中テント泊デビューおめでとうございます 私はさすがに寒すぎて余りデビューしたくないですが……(積雪期は山小屋が一番、と思いつつ、全然行っていない )。
そして、又しても「クヤシー!!」と思ったのは、晴れ間に見えた白銀の峰もさることながら、上高地の人のなさですね〜。私が昨年の夏に足を踏み入れたときには、ただでさえ登山者が怒濤のように行き交っていただけでなく、日本人・C国人観光客がワンサカで、河童橋周辺は渋谷状態でしたから・・・
危険のない範囲で、季節も勘案しながら、誰も目を付けていない場所を探して楽しむ。日本国内でもまだ辛うじてこういう楽しみが可能であることを再認識させられました (大袈裟 w)。
いつもコメントありがとうございます。
最近、bobandouさんのレコにお邪魔していないだけに、恐縮です
ほんっとうに、人いなかったです。きっと夏の上高地も素敵なんだと思いますが、でも、この人のいなさを味わってしまうと、人が多かったら何だかなーと思ってしまいそうです。
釜トンネルからの歩きとか、さすがに外国からだと情報少なくて、来るには勇気いるのでしょうね。寒さも半端なかったですけど、是非冬の上高地もお奨めです
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