川苔山〜バリルート真名井北稜で登って曲ケ谷沢で下る〜

2019年03月24日(日) [日帰り]

• GPS: 07:38
• 距離: 15.7km
• 登り: 1,246m
• 下り: 1,244m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:52
• 休憩: 1:29
• 合計: 7:21

距離 15.7km 登り 1,251m 下り 1,247m

7:42 真名井北稜登山口
8:01 新秩父線40号鉄塔
8:13 8:14 新秩父線41号鉄塔
8:26 惣岳山(青木山)
8:31 新秩父線42号鉄塔
8:37 真名井北稜からの眺望
9:13 9:21 新蔵指ノ丸
9:51 9:53 雁掛ノ峰(馬乗石山)
10:01 馬乗石（真名井北稜）
10:11 真名井沢ノ峰
10:20 狼住所
10:29 曲ヶ谷南峰
10:34 10:35 曲ヶ谷北峰
10:44 11:59 川苔山
12:12 曲ヶ谷北峰
12:20 12:22 狼住所
14:36 百軒茶屋
14:44 清東橋バス停
14:52 小中茶屋バス停
15:02 真名井北稜登山口
15:03 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

林道真名井沢線に数台の駐車スペースがあります。

写真

3/24 7:37

真名井北稜は東京電力の巡視道を一部利用します。スタート地点にはそれを示す黄色い道標があります。

3/24 7:39

のっけから奥多摩らしい急登が。奥多摩には足慣らしやウォーミングアップという言葉は存在しません。

3/24 7:52

登り切ると素敵な尾根道。北稜と聞いてもっと暗い鬱蒼とした尾根道を想像してました。
夏は葉っぱで暗いでしょうが、この時期は開放感があって気持ち良いです。

3/24 8:02

素晴らしい春の晴天です。

3/24 8:02

写真見るだけで歩きたくなりますよね。

3/24 8:12

槙ノ尾山かな。棒ノ嶺の西側にあります。

3/24 8:20

バリルートのため目印らしいものはほとんどありません。が、基本稜線通しに行けば大丈夫。
奥多摩特有の仕事道に惑わされないように。

3/24 8:23

惣岳山

3/24 8:31

川苔山山頂方面。ただし山頂は見えない。

3/24 8:52

馬酔木が咲いてました。

3/24 9:03

陽当たりが良いので結構咲いてましたよ。

3/24 9:13

樹林の向こうに日向沢ノ峰。

3/24 9:13

棒ノ嶺かな。失礼しました。蕨山です。

3/24 9:14

手作りの山頂標のかかるピークをいくつも踏みます。

3/24 9:15

御岳山から大岳山

3/24 9:20

3/24 9:26

全体的には緩やかで歩きやすい尾根。時々急登が現れます。
もちろんロープも鎖もないので岩や木の幹をつかみながら全身を使って登ります。
これがバリルートの醍醐味。

3/24 9:47

高度を上げるごとにいろんな景色が見えだします。

3/24 9:49

3/24 9:50

ちょっとしたナイフリッジもあるので脇見は禁物。

3/24 9:59

遠く丹沢最高峰蛭ケ岳が。檜洞丸や大室山、ランドマークタワーと東京湾も視認できました。

3/24 10:09

一般ルートの赤杭尾根と合流すると、いかにも奥多摩らしい防火帯になり道標だらけになります。

3/24 10:24

西武ドーム

3/24 10:30

都県界尾根からの稜線に合流すると一気に眺望開けます。
三ツドッケ、大平山、蕎麦粒山。

3/24 10:30

遠く大菩薩嶺

3/24 10:31

川苔山山頂へは少し下って登り返します。

3/24 10:32

三ツドッケ。都県界尾根〜長沢背稜にあるピークの中では屈指の眺望を誇ります。

3/24 10:32

雲取山、天祖山、芋ノ木ドッケ。日原起点で周回しても楽しいね。

3/24 10:38

山頂が見えてきた！

3/24 10:39

川苔山山頂到着！山頂標と言うより石碑だね。
到着時は数名だった山頂も次から次へと登山者が登ってきて大賑わいでした。
山頂のベンチでランチタイム。

3/24 10:40

昨日の甲斐駒からはあまり見られなかった富士山！

3/24 10:41

川苔山山頂からは西側の眺望が抜群。
鷹ノ巣山〜雲取山

3/24 10:41

鷹ノ巣山、奥多摩エリアでは1番カッコイイ山容を誇る。
右下に稲村岩。

3/24 10:41

飛龍山。手前の稜線が石尾根。ちょうど奥多摩小屋付近かな。奥多摩小屋は今月いっぱい。

3/24 10:41

雲取山、山頂付近は雪たっぷりありそう。

3/24 10:41

遠く大菩薩嶺から小金沢連嶺。山頂からの眺望、見飽きることはない。

3/24 12:20

下山はまず来た道を戻り赤杭尾根に続く防火帯へ。そこから曲ケ谷沢へ下るルートに入ります。
一般ルートではないので間違えて入り込まないように、あえて入り口は不鮮明です。でも進んで行けばルート明瞭、九十九折りにくだります。

3/24 12:35

ほどなく沢の上部に。

3/24 12:36

かつてのワサビ田の跡。
川苔山周辺は水が豊富で古くからワサビ作りが盛んだったそうです。
もちろん今でもいくらか作られています。

3/24 12:38

ところどころ道が崩落してしまっている箇所もありますが、沢を外さなければ基本正解です。

3/24 12:53

決して水量豊富ではないけれど美しい沢です。

3/24 12:56

綺麗な水を眺めながら沢音を聞きながら、のんびり歩けます。

3/24 12:57

真夏なら飛び込みたくなりますね。

3/24 13:03

こんな沢ですが、さすが東京都と唸らせる剛性感たっぷりの頑丈な木の橋がいくつも現れます。

3/24 13:18

もちろん下に行けば行くほど水量は豊かになります。

3/24 13:25

3/24 13:26

ここで曲ケ谷沢と大丹波沢が合流します。

3/24 13:31

本当に美しい沢です。釣りをされてる方もいました。

3/24 13:33

沢が平坦になったところはお花だらけ。
ハナネコノメ。

3/24 13:33

3/24 13:38

ヨゴレネコノメソウ

3/24 13:38

ネコノメソウ

3/24 13:44

ユリワサビ。沢から林道に上がるとスタート地点までは小一時間。
チャリをデポしとくとらくだわね。我々はしっかり歩きました。

撮影機器：

PENTAX K-70 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

uchia

真名井北稜、初めてその名前を聞いた時からずっと気になっていました。川苔山へ行くならこのバリルートを歩きたい。でもルーファイして歩ける自信はないし、下りでは遭難事故も起きてるし…
今回、山友さんと歩いて来ました。ところどころ四つん這いで歩く急斜面を登ったり、だだっ広くて下りは迷いそうだな〜と思うような場所もありましたが、景色を楽しみながらの尾根歩きはとっても気持ちの良いものでした😊
下りに使った曲ヶ谷沢は、脚に優しいつづら折りのルートで、一部崩壊している箇所もあったり、何度か徒渉を繰り返し、心地よい緊張感を持ちながら歩けました。大丹波川源流と合流してからは、可愛いハナネコノメやヨゴレネコノメたち🌸ニリンソウの花芽はこれからかな〜スミレも何種類か🌼
お天気にも恵まれ眺望バッチリ。山頂は大賑わいの川苔山でした。有難うございました🤗

hastler1208

土曜日の甲斐駒ヶ岳に登頂した方はたぶん10名ほど。
それに比べて川苔山山頂の人の多いこと多いこと！
好天に恵まれてアクセスも良くて、その上眺望も素晴らしいから来ますよね〜。
あらためて人気の山なんだなあと。

そんな人気の山ですがバリルートの真名井北陵は誰とも会わずにとても静かな山歩きが楽しめ稜線からの眺望もこの手のルートとしては抜群によろしい。下山ルートも釣り人2名のみ。
真名井北陵以外にも静かに歩けそうなルートがまだまだありそうなので、これからも折をみて訪れたいと思います。
ありがとうございました。