利尻岳 北陵
- GPS
- 33:18
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 2,276m
- 下り
- 2,268m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 9:44
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 8:56
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
今回は憧れだった冬の利尻へ挑戦した。当初は東北稜からの登頂を目指したが、天気に恵まれず北稜から登ることにした。
3/24 弘前~札幌(バス、飛行機)
雪が降るなか弘前を出発。
飛行機の預けられる荷は一人20㎏、手荷物と調整しつつなんとか追加料金なしで乗れた。空港のホットミルクは450円。札幌の秀岳荘でプルコードを購入してNの実家に泊まらせていただく。ジンギスカンうまい。
3/25 札幌~稚内~利尻(飛行機、車、フェリー)
通勤ラッシュの中、新千歳空港に移動。稚内空港からは稚内フェリーターミナルまでは後輩の兄さん送ってもらう。この時にプリガス250缶とMSRボトル大、小を補充する。兄さんにはお世話になった。稚内でうまいラーメンを食べて、フェリーで利尻へ。営業してないキャンプ場にBCを設営。夕飯はカップ麺と納豆巻き。また、利尻で遭難パーティーがいるとの情報があった。次の日は雨予報のため停滞を決定する。
3/26 停滞日
予報通り雨、本を読み、眠る。14時頃から雨が上がりだしたので夕飯と明日の朝飯を買うためにセイコーマートまで降りて買い出し。天気図は明日は良いがそれ以降は西高東低になりそれが続く予報。この天気で東北稜に取り付く気になれずこの時点で北稜から登ることにした。
3/27 BC~利尻岳避難小屋
2時30分起床。朝飯はパスタ。4時出発。凍った車道をひたすら歩く。登山口に到着する辺りで段々と明るくなってくる。4合目までは顕著なトレースがありツボ足で行けた。それ以降はトレースは消えスノーシューで登る。振り返ると海が見えた。ここから森林限界までは雪庇に気をつけながらひたすら登って行く。森林限界を超えた辺りから風も強くクラストしてきたためアイゼン、ピッケルに変え標高を稼ぐ。標高を上げる程ホワイトアウトしていき長官山を通過した辺りでほぼ視界がなくなる。慎重に細尾根を歩いて行くと避難小屋を発見。探すのに苦労するかと思っていたので簡単に見つかり安心した。小屋で水をつくりながら水分を補給していると、二人組のパーティーが入ってきた。そのパーティーは山頂付近で動けなくなった遭難者を救出に向かった。予想よりも早く避難小屋に到着して時間が余ったため明日の偵察をする事に。標高1400m地点まで上がったところで視界がなくなりだし、そこを引き返し地点とした。避難小屋にもどり水作りを再開していると別の二人パーティーが入ってきた。話を聞くと二人はガイドの方で東北稜から上がってきたらしい。東北稜は雪の状態も悪く視界もあまりなかったらしいい。この日の午後はガスが消えやっと利尻本峰を見ることができた。明日もこのぐらい晴れてくれと思いながらシュラフに入った。夕飯はチーズリゾット3人で奪い合うように食べる。
3/28 利尻岳避難小屋~山頂(北峰)~利尻岳避難小屋~BC
3時30分起床。朝飯はマーボウ豆腐。5時に出発の予定であったが外はガスっていて視界はほぼなし。6時30分まで粘るが少し明るくなっただけで好転はなかった。おのまま待機しても寒いだけだったのでとりあえず昨日登った地点まで標高を上げてみることに。登ってみると時々晴れ間が見れたりしたので山頂を目指すことに。9合目まではすんなりいったが、看板にあるようにここからが正念場だった。急な斜面をアイゼンをきかせ登っていく。細い尾根に出て少し歩くと山頂だった。山頂は吹雪とガスでほぼなにも見えない。記念撮影をして早々に下山。下山がきつかった。下山開始してすぐにルートをロスしてしまった。GPSをみると西側にずれていた。少し登り返し気味にトラバースしてルートに戻る。この時、結構の降雪で登ってきたトレースは消え視界もなかった。また、なんどか足元がサイズ1の雪崩が発生していたので3人の距離を開けて慎重に下山した。苦戦しながら降りてると一瞬だけ視界が開け9合目を補足した。その後は踏み抜きで苦戦しながらなんとか下る。避難小屋で荷物を回収しようと入ると今度は外国人の2人パーティーのスキーヤー達がいた。今日はあいにくの天気で山頂は行かないらしい。我々もフェリーの時間があるので下り始める。下りもホワイトアウトであったが長官山を通過すると急に視界が開けた。どうやら長官山より上部だけが雲の中だったようだ。そこからは海を見ながら急ぎ足で下った。
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