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記録ID: 177675
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雪山ハイキング
富士・御坂

御坂黒岳(気まぐれな富士山眺望)

2012年03月25日(日) [日帰り]
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motch その他1人
GPS
05:00
距離
8.3km
登り
757m
下り
757m

コースタイム

累計時間 区間時間 時刻     場所
 0:00  0:00  0850     天下茶屋(入山)
 0:51  0:51  0941〜0949  御坂山
 1:16  0:25  1014〜1022  旧御坂峠
 (途中アイゼン装着)
 2:15  0:59  1121     黒岳
 2:19  0:04  1125〜1153  展望台(軽食)
 (途中アイゼン外す)
 3:05  0:46  1239〜1243  旧御坂峠
 3:38  0:33  1312     御坂山
 4:16  0:38  1350     天下茶屋(下山)
天候 晴時々曇 雲量は4〜10
気温はかなり低く、北風が強かった。
稜線上は氷点下。
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央自動車道河口湖線 河口湖ICから約25分
中央自動車道本線 一宮御坂ICから約40分

国道137号線(御坂みち)御坂トンネル南詰から旧御坂みちをひたすら上がり、
旧御坂トンネルの手前が天下茶屋。トンネルの北側へは冬期通行止。
コース状況/
危険箇所等
【天下茶屋】
天下茶屋の休憩所は冬期休業が終わり、営業しています。
トイレは凍結のため、使用不可(貼り紙あり)。
自販機があるが、故障中のため、使用不可。
車は、登山口前に2台ほどのスペースあり。
その他、路肩に多数の駐車車両がありました。(富士山の展望スポットのため)

1.天下茶屋〜御坂峠〜御坂山〜旧御坂峠
御坂峠まではかなりの急登ですが、距離が短いし、九十九折なので、
ゆっくりと歩けば体力的にはさほど苦しくありません。
御坂峠からは細かいアップダウンが何度も続きます。
一部凍結箇所がありますが、ルートが広い尾根稜線中心なので、回避は容易です。
旧御坂峠には、休業中(実質廃業)の休憩所がありますが、
完全に物置と化しており、中で休むことはできません。
また、50mほど黒岳側にトイレ(汲み取り式)がありますが、
ドアがすべて取り外されており、まったく手入れされていません。
中国式トイレでも抵抗のない方は、用を足すことはできます。(写真参照)
ただし、手入れされていないと思われるので、紙は持ち帰りましょう。

2.旧御坂峠〜黒岳
旧御坂峠からの登り返しの途中から凍結が著しくなり、
軽アイゼンを使用しました。
使用していない登山者もいましたが、使用したほうが無難です。
ルートは、ところどころ手を使用する箇所があります。
黒岳付近は、積雪が15cm程度あります。
陽が上がった後は、凍結とぬかるみがミックスしていますので、
かなり歩きづらくなります。

黒岳から200mほど歩くと(標識あり)、
河口湖と富士山が一望できる展望台があります。
このあたりは南斜面なので、雪が完全に溶けています。

全体的に登山者が少なく、とても静かな山行でした。
富士山の眺望スポットでもある天下茶屋から富士山。上のほうは雲がかかっていて見えません。
富士山の眺望スポットでもある天下茶屋から富士山。上のほうは雲がかかっていて見えません。
稜線に上がってきたところ。気持ちのいい樹林帯です。
稜線に上がってきたところ。気持ちのいい樹林帯です。
御坂峠付近の樹林帯から三ツ峠山。
御坂峠付近の樹林帯から三ツ峠山。
御坂山山頂。展望は全くありません。
御坂山山頂。展望は全くありません。
旧御坂峠の休憩所(だったところ)。「山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹」には「休業中」とありますが、休憩所の中はゴミが溢れかえっており、実質廃業状態でした。
旧御坂峠の休憩所(だったところ)。「山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹」には「休業中」とありますが、休憩所の中はゴミが溢れかえっており、実質廃業状態でした。
旧御坂峠から50mほど黒岳寄りにある便所(だったところ)。ドアが取り外され、本来の用をなしません。青空トイレよりはマシかな??
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旧御坂峠から50mほど黒岳寄りにある便所(だったところ)。ドアが取り外され、本来の用をなしません。青空トイレよりはマシかな??
旧御坂峠を過ぎると、凍結箇所が急激に増えます。
旧御坂峠を過ぎると、凍結箇所が急激に増えます。
北斜面はまだ雪が詰まっています。
北斜面はまだ雪が詰まっています。
黒岳頂上直下。まだまだ雪山です。
黒岳頂上直下。まだまだ雪山です。
黒岳山頂。
黒岳の展望台から富士山。雲が隠れていて、見えませんでした。
黒岳の展望台から富士山。雲が隠れていて、見えませんでした。
黒岳の展望から十二ヶ岳や節刀ヶ岳など。ここは来月に歩荷トレーニングで縦走する予定です。
黒岳の展望から十二ヶ岳や節刀ヶ岳など。ここは来月に歩荷トレーニングで縦走する予定です。
帰路、旧御坂峠の手前でついにふじさーん!!が全貌をあらわす。
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帰路、旧御坂峠の手前でついにふじさーん!!が全貌をあらわす。
天下茶屋へ下山。カモシカを目撃!わかるかな?
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天下茶屋へ下山。カモシカを目撃!わかるかな?
天下茶屋から富士山。最後に素晴らしい姿を見せてくれました。今日も安全登山をありがとう!
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天下茶屋から富士山。最後に素晴らしい姿を見せてくれました。今日も安全登山をありがとう!

感想

先週の扇山に引き続き、友だちとまったり、御坂の黒岳を登ってきました。
この山域は、ひとが少なく、気持ちのいい稜線歩きを楽しめます。

今回は、入山口の天下茶屋の標高が高い(約1300m)ため、
アプローチに関しては非常に容易ですが、
稜線上でアップダウンが割と多いので、その手のルートが苦手な方にとっては、
結構疲れるかもしれません。
わたしたちふたりは、登りが得意で下りが苦手なタイプでしたが、
さほど疲れることなく、全行程を消化することができました。

自宅を出発した時には快晴で、雲ひとつなかったので、
今回こそは雲量0の山行!と意気込んでいたのに、
大月JCTから河口湖方面へ向かっていると、
何故か雲がどよどよっと増えてきて不穏な気配。
天下茶屋へ上り坂では、陽は差しているのに雪がちらつく有様で、
天下茶屋から見える富士山は、笠の上が雲で隠れてしまっていました。
友だちとは、ここ1か月で3回目の山行ですが、
復帰以来の悪天続きしかり、友だちとの過去2回の山行も、曇→雨だったので、
「雨雲を運んでくる男」なる不名誉な称号を賜った(?)次第なのですが、
またもその称号通りの天候か?とハラハラドキドキしながら、
ゆっくりと登山を開始しました。

御坂山付近では、富士山どころか辺り一面が雲に覆われてしまい、
まさかの雪か!?と危惧しましたが、
そこを過ぎるとまた次第に晴れていき、杞憂に終わりました。
しかしながら、歩けど歩けど、左手に見える富士山の上の笠雲が取れず、
中腹しか見えません。

黒岳に登頂し、すぐ近くの展望台で軽食を摂りながら、
30分ばかり粘ったのですが、状況はさして好転せず、
ちょっとしょんぼりしながら帰路へ。

ところが、黒岳から離れてしばらくすると、狙ったかのように雲が晴れてきて、
美しい富士の頂を拝むことができました。
富士山の神様(http://goo.gl/lpvi)は女性だそうですが、
やはり美しい女性は、気まぐれなもんですね。
ま、そこがタマランのですが。

富士山頂付近は、西から東へものすごい勢いで雲が流れており、
雪煙も上がっていたので、相当な暴風であったと思われます。

下山後は、「もみじ亭」という店でほうとうを食しました。
http://r.gnavi.co.jp/n139000/
下山口により近い有名店「不動ほうとう」は相変わらずの激混みでしたが、
こちらはほどほどの混雑で、待つこともありません。
「小作」のように、メニューが雑多ではなく、ほうとうは3種類だけ。
(かぼちゃほうとう、牛肉ほうとう、きのこほうとう)
味も、「ミソミソ!」っとしておらず、少し薄口でだしの香りが濃く、
汁もおいしくいただくことができました。
麺は、普通のほうとうより少し薄く、喉ごしがつるっとしていて、
ちょっと変わった感じでしたが、おいしかったです。

今回も「雨雲を運んでくる男」の称号を払拭できたとは言い切れない結果でした。
この友だちとは4月の第3週頃に三頭山に登る予定ですが、
果たしてどうなることやら・・・。

肝心の怪我の回復状態ですが、右膝蓋の下にちょっと水が溜まる状態が続いているので、
(痛みや動作への支障は特にない)
3/27に予定していた奥多摩三山縦走は延期し、
1週間〜10日程度はレストすることにしました。3月の山行はこれで最後とします。

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